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「半径5メートル」第7話までのネタバレ感想:「そんなの、いつ誰が決めたの?」(&第8話のあらすじ)

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芳根京子と永作博美が共演するNHKドラマ「半径5メートル」が、2021年4月30日より放送開始となった。

女性週刊誌の編集者と記者が、世の中の女性たちが日々感じる生きづらさに迫っていく姿を描く本作。

「僕の生きる道」「モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~」などで知られる橋部敦子が16年ぶりにNHKドラマの脚本を手がけ、週刊誌の若手編集者を芳根京子、型破りな名物記者を永作博美が演じる。

本記事では毎話放送後に感想を記していく。

もくじ

・第1話あらすじ&感想

・第2話あらすじ&感想

・第3話あらすじ&感想

・第4話あらすじ&感想

・第5話あらすじ&感想

・第6話あらすじ&感想

・第7話あらすじ&感想

・第8話あらすじ&感想

・第9話あらすじ&感想

・第10話あらすじ&感想

・「半径5メートル」作品情報

第1話あらすじ&感想

第1話のあらすじ




週刊「女性ライフ」編集者の風未香(芳根京子)は、芸能スクープを扱う「一折(いちおり)」班で大失敗し、読者の「半径5メートル」の話題を掘り下げる「二折(におり)」班に異動。名物記者・宝子(永作博美)と出会う。

二人は、レトルトおでんを買う主婦を非難してSNSで話題になった「おでんおじさん」のネタを取り上げるが、女性たちの怒りの声を集めようとする風未香に対し、宝子はなぜかコンニャク作りを始める。


第1話の感想:「あなたは、何をどう見るの?」

「あなたは何を、どう見るの?」

永作博美演じる宝子のセリフに、ドキッとさせられた。

このドラマは、架空の女性週刊誌で主にスクープを取り扱う通称「一折(いちおり)」から、生活の半径5メートル圏内にある身近な話題に注目する通称「二折(におり)」へ異動となった風未香(演:芳根京子)が主人公。フリーライターである宝子に突きつけられた冒頭のセリフに、見ている私までギクリとさせられたのだ。

1話では、子どもを連れた主婦がレトルトおでんを買おうとしたときに出会った「おでんおじさん」がテーマとなっている。見知らぬおじさんから「子どもには手づくりのものを食べさせてあげなさいよ」と注意されたというのだ。実世界で聞いたことのあるような話に、思わずクスッとした。

子どもをもつお母さんなら、レトルトおでんくらい買ったことがあるだろう。作中でも言われているように、お母さんは忙しい。家事に料理に育児に仕事に……「ワンオペ育児」なんて言葉が浸透するほど、当たり前に一人何役もやってのけるお母さんがたくさんいる。そんな方こそ、今回のテーマには一家言あるのではないだろうか。

半径5メートル圏内の身近な話題を深堀りする二折に新しく配属された風未香は、フリーライターである宝子とバディを組み、この「おでんおじさん」問題を追う。実際に件のおじさんに遭遇した女性に話を聞きに行き、なぜか原材料からはんぺんやこんにゃくを作り……。

宝子の仕事の進め方は、一折にいた頃とは何もかもが違う。それでも、行動を共にするにつれ、風未香は少しずつ気づく。半径5メートルの事象に注目し、そこから見えてくるものは何なのか、浮かび上がってくる表情とはどんなものなのか。

「おでんおじさん」の件では、女性に妻や母としての役割を必要以上に求めたがる男性の心理に行き着いた。幼い頃から強く在れと強いられた男性たちは、いつしか「強くいなきゃ男ではない」と思い込むようになる。そして女性を「守るべき対象」として見るようになり、いつしか、「守ってやっている自分(男性)に対して、女性としての役割をまっとうするのが自然なことだ」と考えるようになるのだ。

物事には、必ず因果があると思わされる。私も曲りなりにライターのひとりである以上、考え続けなければならない。半径5メートル圏内にある、捉えるべき”モヤモヤ”はどこにあるのか。そこから、何が見えてくるのか。

「あなたは何を、どう見るの?」


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