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2021年06月25日

ディーン・フジオカ「青天を衝け」で再び五代友厚を演じる〜彼の軌跡を振り返る〜

ディーン・フジオカ「青天を衝け」で再び五代友厚を演じる〜彼の軌跡を振り返る〜


ユニークな企画に賛同&参加した
『エンジェルサイン』


『エンジェルサイン』より  (C)「エンジェルサイン」製作委員会

2019年のディーン・フジオカは、三谷幸喜監督の政治コメディ『記憶にございません!』で記憶喪失と化した人気なしの総理大臣(中井貴一)の秘書官のひとり伊坂を好演していました。

そしてもう1本、ユニークな作品として『エンジェルサイン』を挙げておきたいと思います。

これは『キャッツアイ』『シティハンター』などで知られる人気漫画家・北条司が実写映画の総監督として初挑戦したもの。

しかしこの作品、いわゆる撮影台本は存在せず、北城総監督による直筆絵コンテを基に現場で演技を指導。

しかも台詞は一切なしで映像と音楽の妙でドラマを構築していくという斬新な趣向が図られているのでした。

一応ストーリーそのものを文字化すると、チェリストのアイカ(松下奈緒)とピアニストのタカヤ(ディーン・フジオカ)、音楽の極みを目指す恋人同士の行く末を描いたものです。

こうしたチャレンジングな企画に参加するのも、世界をかけめぐり続けるディーン・フジオカならではの活動ともいえるでしょう。

そして2021年、いよいよ「青天を衝け」で再び五代友厚を演じる彼ですが、実は大河ドラマはこれが初出演。

おそらくは「あさが来た」とはまた一味違った五代像を体現してくれることでしょう。

(文:増當竜也)

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