<ハコヅメ~たたかう!交番女子~>最終回まで全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第8話ストーリー&レビュー
第8話ストーリー
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川合(永野芽郁)は宮原(駿河太郎)から、藤(戸田恵梨香)が刑事課から交番にやってきた本当の理由を聞く。
3年前にひき逃げされた同期・桜(徳永えり)のために犯人を追っていた藤は、捜査が難航する中、「守護天使が犯人じゃないか?」という伊賀崎(ムロツヨシ)の勘にすがり、一人で手がかりを探してきた。しかし、交番の新任女性警察官を狙って凝視してくる不気味な男・守護天使は、事件後にぱったりと姿を消し、藤の捜査も次第に手詰まりに。そんな時、町山署で現場実習をしていた川合に遭遇。藤は、桜に似ている川合の近くにいれば守護天使がまた現れるかもしれないと思い、自ら刑事課から川合が所属された町山交番に異動してきたという……。
藤が真実を隠して自分のそばにいたという事実に混乱する川合。それでもショックを隠し、今まで通りに藤と接しようとするが……。
そんな中、生活安全課の応援に駆り出された藤と伊賀崎は、違法風俗店のオーナーが現れる予定のレストランで張り込みをすることに。しかし、客を装った捜査員たちで固めた店内に、事情を知らない源(三浦翔平)と山田(山田裕貴)が偶然にもそれぞれ勝負デートに現れる!全てを察し、捜査の邪魔をしないよう必死に平静を装う二人だが、楽しかったはずのデートは、恥ずかしすぎる公開処刑の場に!さらに、店には何も知らない川合までやってきて……!?
第8話レビュー
違法デリヘル業者を逮捕するため、高級レストランで張り込みをすることになった。藤&伊賀崎ペア、牧高&鈴木ペアなど警察の面々が店内を陣取るなか、なんとプライベートでデートに来た山田と源たち……!
絶対に嫌だ、こんな展開……。
無事に違法デリヘル業者を捕まえることはできたが、急に始まった逮捕劇の勢いに引いてしまったらしい山田&源のそれぞれのパートナーたちは、逃げ帰ってしまった。山田は「こういうのには慣れてるし!」と強がっていたが、こんなことが頻繁にあるなんて不憫すぎる。
一方、自分がおとりにされていると宮原に教えられ疑心暗鬼になっている川合は、聖子との距離感をはかりかねていた。
桜巡査をひき逃げしたと疑われている、女性警察官を狙う守護天使。犯人を捕まえるため、自分がおとりにされている可能性を知ってしまった川合は、自ら聖子に訊ねることもできず悩んでしまう。
明らかに様子がおかしくなった川合を見かねて、伊賀崎が優しく声をかけるシーン。毎回のことながら、伊賀崎はサボりの達人にしては良い仕事をする……!
これまで聖子が自分に優しくしてくれたのは、辞められてしまったら困るからじゃないか。おとりとして働いてくれないと困るからじゃないかーーそう不安を口にする川合に、伊賀崎は言う。そんなことはないはずだ、これまで接してきた聖子を見ていたらわかるはずだ、と。
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モヤモヤとした気持ちを抱え続ける川合だったが、しばらくタイミングが合わず聖子との公務にあたれなかった間、思い出すのは彼女のことばかりだった。何をするにも、聖子から教えてもらったことが頭をよぎる。それほど聖子が日頃から自分のことを思い、色々と教えてくれた証だと痛感した川合は、少しずつ自分の中で整理をつけていったのだろう。聖子に対する思いを。
場所は変わり、銃を手に抵抗する被疑者を前に、同じく銃を構えながら相手と対峙する聖子。川合・源・山田を背に、「不安を感じている市民の人たちと、大事なペアっ子の命、私の残りの人生を賭けるにはこれで十分」と啖呵を切るシーン、カッコ良すぎた……!
身を挺して川合を守った聖子。ようやく自分の言葉で、桜巡査にまつわるすべてのことを話した。ひき逃げ犯についての資料が詰められた箱のこと。たまたま見かけた川合にピンときて、犯人を捕まえる目的で町山交番に異動を希望したこと。川合にとって、事前に宮原から聞いていたことではあるけれど……本人の口からしっかり聞かされると、また込み上げてくるものがあるに違いない。
川合は言う。聖子がそれに対し申し訳なく思うなら、その倍以上に「ペアになって良かった」と思ってもらえるような警察官になる、と。
きっと川合と聖子は、お互いが思っている以上にもう立派な「ペア」だ。聖子にとって、川合は「趣味:川合」と言われるくらいに常に思いやっている部下だし、川合にとっても聖子はなくてはならない存在になっている。
ひき逃げ犯を捕まえるため。二人が出会うきっかけになった事件はいつまでも消えないけれど、二人の関係性はこれからもどんどん更新される。仲間たちが犯人逮捕のため一丸となった今、目的が果たされる日も近いかもしれない。守護天使は、案外すぐ近くにいるかもしれないのだから。
※この記事は「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」の各話を1つにまとめたものです。
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