<ボイスⅡ 110緊急指令室>最終回まで全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第9話ストーリー&レビュー
第9話のストーリー
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久遠(安藤政信)と内通し、石川(増田貴久)を殺害した片桐に銃を向けた樋口(唐沢寿明)。しかし、片桐はすかさず通孝に銃を突き付ける!憎しみに火をつけ、自分に引き金を引かせることが久遠の目的であることに気づいた樋口は、通孝を生きて解放することを条件に、あえて片桐に逃亡を許す。
その頃、海が見える別荘で現場のやり取りを聞いていた久遠は、自分の思い通りにならない樋口に苛立ちを感じていた。その目には、死んでもなお幻影となって久遠を責め立てる母親の姿が見えていて……。
樋口とひかり(真木よう子)は、ECUメンバーを集め、徐々に分かってきた久遠の情報を整理する。有名な舞踊家の娘だった久遠の母・由紀子は17歳の時に久遠を妊娠。これまで久遠が直接殺した被害者たちは、自分の母親と同学年で同じ地区に住んでいた人物だったことがわかる。
一方、ECUの緒方は、片桐のPCを自宅に持ち帰り、解析を進めていた。片桐が頻繁にアクセスしていたダークウェブ上のサイトを調べると、なんと今まで久遠が火をつけて起きた殺人事件の数々が実況放送されていたことが発覚。片桐は、閲覧数を稼ぐことで久遠の資金源を確保していた。サイトを潰そうとPCを操作する緒方。しかしその時、突然部屋に侵入してきた片桐に襲われて……!?目が覚めた時、緒方の前に現れたのは、微笑む久遠だった……!再び狙われる仲間の命!現場へ急ぐ樋口とひかりの無線に、緒方の絶望の悲鳴が響き渡る!
第9話のレビュー
捜査一課長の重藤(藤本隆宏)の部下、片桐(中川大輔)が内通者だった。
白塗り野郎こと久遠京介(安藤政信)に協力し、これまでの事件にもかかわっていた。
樋口(唐沢寿明)のバディである透(増田貴久)を射殺したのも片桐。
サイコパスと化した片桐の表情はゾクゾクするものがある。
しかも、狙撃銃を肩に担いだスナイパー姿も様になっており、かっこいいと惚れ惚れした。
これには視聴者も反応。
「中川大輔君、銃を構える姿もキレキレの姿も最高過ぎる」
「ボイス2、中川君にめちゃくちゃいい役をありがたい〜!サイコな演技も久遠さんと話して弱気になってる姿もよい」
「そこまで目立たない役だったのが今は悪役として大活躍の中川君。最高。いい表情してる」
その片桐が心酔する久遠もまた精神的に崩壊の一途をたどっていた。
亡くなった母親をエンバーミング(遺体を消毒や保存処理をすること)をし、常に側に置き
その亡骸に「母さん……」と話しかける姿は常軌を逸している。
そんな久遠が、なぜそこまで樋口に執着するのかはまだわかっていない。
次週の最終話ですべてが明らかになるので今はぐっと我慢して放送を待ちたいと思う。
さて、9話ではECU緊急指令室の室員、緒方(田村健太郎)の指が大変なことになった。
久遠の資金源である裏のサイトにたどり着いた緒方。
そのサイトをつぶせば資金源を断てると判断した。
上司のひかり(真木よう子)から「あとの処理はサイバー犯罪捜査課にまかせてください」と指示されたものの、ホワイトハッカーとしての実力を見せつけたいあまり、そのサイトを単独で潰すことに。
「ミッションクリアー!よっしゃー!」
と叫び喜んだのも束の間、背後からは片桐の姿が……。
強打され意識を失った緒方の前には久遠の姿も。
久遠と片桐によって指を切断されてしまった。
その描写はあまりも生々しく、見るに堪えない場面であった。
緒方の切断した指を持ったまま逃走した久遠ら。
その指を取り戻すために追いかける樋口。
自分の資金源を断った緒方に、憎しみを爆発させた久遠は必ず緒方を殺害すると思っていた筆者は、
指一本に少し安堵した。(この時点で私の思考もおかしくなっている)
さて、次週はいよいよ最終回。
韓国版のオリジナルでは「ボイス3」が存在する。
日本版も「3」へつながるのか?
そこにも注目をしたい。
※この記事は「ボイスⅡ 110緊急指令室」の各話を1つにまとめたものです。
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