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2021年07月26日

<ボイスⅡ 110緊急指令室>最終回まで全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<ボイスⅡ 110緊急指令室>最終回まで全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】


第8話ストーリー&レビュー

第8話のストーリー



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炸裂音と共に膝から崩れ落ちた石川(増田貴久)。その胸は銃で撃ち抜かれていた!混乱しながらも必死に止血する樋口(唐沢寿明)だが、意識を失った石川の血は止まらない。一方、屋上を飛び出したひかり(真木よう子)は、隣のビルから逃走した狙撃犯と久遠(安藤政信)を追う。雑音の中、ひかりの耳が捉えたのは、隣のビルから逃走する“聞き慣れた足音”。その音の先にいたのは、顔に火傷の痕が残る重藤雄二だった!
「来るな」ひかりを牽制する重藤は、現場から走り去る。
 
一方、病院に運ばれ救命処置を受ける石川は、生死の淵をさまよっていた。樋口の必死の呼びかけは、石川に届くのか……!?
緊急指令室へ戻ったひかりは、石川が撃たれる直前に、狙撃場所となった隣のビルの屋上に向かう重藤の姿が防犯カメラに映っていたことを知る。重藤が久遠と繋がっている可能性に、言葉をなくすひかりたち。港東署には特別捜査本部が立ち上がり、捜査一課が主導となって重藤の捜索が始まる。
 
そんな中、ECUに『これから人が殺される』という不審な110番通報が入る。通報者の声は、なんと久遠!不敵に笑うその声は、人を殺すのは自分ではなく、重藤だと告げる。重藤に殺人を犯させることで、久遠はひかりを絶望の淵へ突き落とそうとしていた……。果たして、ECUは重藤を止めることができるのか!?そして久遠の真の目的とは……。

第8話のレビュー



樋口(唐沢寿明)のバディである透(増田貴久)が何者かによって撃たれた。
必死に傷口を押さえながら透の名前を叫ぶ樋口。
危険な状態であることは一目瞭然だった。

透を撃ったと思われる位置には全身黒ずくめの男が立ち去ろうとしていた。
その後ろ姿に見覚えのあるひかり(真木よう子)は、自分の聴力を頼りに追うことに。
やはりその男はひかりの恋人、重藤(増田昇太)だった。
白塗り野郎(安藤政信)によって殺されたはずの重藤が生きていた。

毎回思うが、とにかくひかりの聴力が凄まじい。
走り去る足音からどっち方向に逃げているのか、すべてわかってしまう。
GPSよりも優秀なのではないだろうか。
ドラマとはわかっているが、感心してしまう。

病院に搬送された透は息絶える寸前であった。
必死に話しかける樋口。
しかし、
「アニキ、ありがとう……必ず」
と言いかけたところで亡くなってしまう。

この展開にはかなり驚いた。
透はこのドラマで中核人物なため今回撃たれたとはいえ、きっと瀕死の状態から復活するのだろうと思っていたからだ。

透の死はSNSでも大きく反応。

「透が死んじゃうなんて。喪失感がハンパないよ」

「思った以上に心にぽっかり穴が…。透ちゃんがいなくなったこの後、見る自信がない」

「え、透ちゃん、死んじゃったの?やだ、やだ!」

前作「ボイス」から樋口と素晴らしいバディを組んできた透の死という展開は、同ドラマファンには辛いものがある。
とはいえ、増田にとってこの作品が代表作になったことは間違いない。
石川透という難しい役を体当たりで演じ、多くの視聴者の印象に残ったはずだ。

第8話では重藤の動向も怒涛の展開であった。
白塗り野郎に利用されるために生かされていたことがわかった重藤。
かつて事故で亡くなったと思われていた妹が実は当時の恋人に殺されていたことを白塗り野郎から聞かされ、復讐の鬼と化していた。
ひかりによってその行動を止めることはできたが、以前のように優しい重藤の姿はそこにはなかった。

そして、もう一人白塗り野郎によって利用されている内通者が捜査員の中に……。

相変わらず忙しく、そしてしんどい展開の同ドラマ。
それでも毎週観てしまうのは、それだけ引き込まれる魅力があるからだ。
観るのが辛いから早く終わって欲しい!
でも、もっと観たい!
私の中でのせめぎ合いは、最終回まで続きそうだ。

※この記事は「ボイスⅡ 110緊急指令室」の各話を1つにまとめたものです。

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(C)日本テレビ

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