<ボイスⅡ 110緊急指令室>最終回まで全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第3話ストーリー&レビュー
第3話のストーリー
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薫の幼い弟・優太の連れ去り事件が発生!9歳の頃、塚田の性犯罪被害に遭っていた薫は、弟の残した絵に描かれた“ある物”を見て、犯人が塚田であることを直感する。樋口(唐沢寿明)は塚田の自宅にあった手がかりから、塚田がセメントを扱う工場を犯行場所として下見していたと推測。ECUのひかり(真木よう子)たちと協力し、塚田と優太の足跡を辿る!
巨大な廃工場にたどり着いた樋口と石川(増田貴久)は、塚田の使用していた自転車を発見する。同じ頃、工場内部の隠し部屋では、塚田によって、優太の身に危険が迫っていた……!
樋口と石川が呼びかける声を聞き、必死に答えようとする優太。しかし、狂気の塚田を前に、声を出すことができず、ひかりも音を捉えることができない!そんな中、樋口は、“ある作戦”を思いつくが……。その先にも難関が待ち構えていた!
そして、現場から逃走した塚田を追っていた石川は、逮捕直前、血を流す塚田の顔を前にして、突然めまいに襲われる……。実は石川は、白塗りの男の共犯者・純名を射殺した時のトラウマに苦しみながら、樋口にも相談できずにいた。
さらに、塚田が隠そうとしていた“重要な証拠”が発見されたことで、事件は思いもしない急展開を迎える……!
第3話のレビュー
放送時間いっぱい、よい意味でこれほどまで胸くそ悪いドラマは久々に観た気がする。
とにかく、ハラハラドキドキのしっぱなし。
忙しいのである。
これも出演者の演技が秀逸だからだろう。
樋口彰吾(唐沢寿明)と樋口のバディである石川透(増田貴久)、橘ひかり(真木よう子)の連携がすばらしい。性犯罪者が新たな犯罪に手を染めようとしているところを、三人がじわりじわりと詰めていく。
緊迫感が視聴者にも伝わり、手に汗を握るシーンが多発する。
そして、ようやく犯人を逮捕したと思いきや、また新たな事件が発生。
視聴者を休ませてはくれない。
神経が張りつめる時間だけれど、非常に見応えのある展開になっている。
見終わったあとには満足感を味わえる作品だ。
初回がはじまったときは、主演の唐沢がかつて演じた「24 JAPAN」の獅堂とかぶる部分があった。
しかし、今ではECU緊急出動犯の班長として、しっくりきている。
NEWSの増田とのバディも好感が持てる。
筆者はこの作品で、増田の演技にはじめて触れた。
正義のためとはいえ、人を殺めてしまったことと向き合う姿。
先輩である樋口に心配させまいとしながらも、過去の事件に怯える様子は見ていてせつない。
樋口がそのことに早く気づき、透を救ってあげてほしい。
相変わらず、ひかりの耳の良さには感心しかない。
でも、もし自分だったらなんでも聞こえてしまって逆に不便だろうな……なんて考えてしまう。
同作品を視聴中はいろいろな思いが錯綜する。
だから忙しいのだ。
第4話は、ひかりの部下である小松知里(藤間爽子)がメインとなるよう。
元彼からのDVで傷ついた知里。
樋口よ、走れ!
※この記事は「ボイスⅡ 110緊急指令室」の各話を1つにまとめたものです。
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