<ドクターX〜外科医・大門未知子〜>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第4話ストーリー&レビュー
第4話のストーリー
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パンデミックの影響で出演舞台がすべてキャンセルになるという苦境の1年を経て、世界的大舞台で主演を務めることになった人気ミュージカル女優・四季唯花(凰稀かなめ)。彼女が待ちに待った公演を目前に、重度の甲状腺がんを患い「東帝大学病院」に極秘入院した!
内科部長・蜂須賀隆太郎(野村萬斎)は内科主導の切らない手術=「ケミカルサージェリー」で治療することを決定するが、外科部長・海老名敬(遠藤憲一)は早急に外科手術をすべきだと主張。しかも…外科分院長・蛭間重勝(西田敏行)の命令を受け、何としても“特患”である唯花を外科で囲い込もうと躍起になった海老名は、内科にケンカを売る大失言をうっかり放ってしまう!
静かに激怒した蜂須賀は“ある究極の条件”を海老名に提示した上で、外科に唯花へのアプローチを許可。どの治療法を選ぶか、最終判断は唯花本人に託されるのだが…。
当の唯花は、稽古に復帰できるほど回復するまでに時間がかかることや、人目につきやすい首に傷が残ることを恐れ、外科手術を拒絶。焦った海老名は、大門未知子(米倉涼子)なら完璧な手術ができると進言する。ところが、唯花はどういうわけか、未知子に対して不快感をあらわに! 対する未知子も、何を考えているのか「オペしないので」と言い放ち…!
そんな中、唯花のケミカルサージェリーが始まった。しかも、なぜかそこには未知子の姿があり…!? さらに、不測の事態は続発する。一日も早い復帰を目指す唯花だが、一向に退院の目処が立たないばかりか、ライバル女優・早水楓(鷲見玲奈)を唯花の代役に立てるという話まで持ち上がり…!
第4話のレビュー
冒頭、チケットを取ろうとプレイガイドのサイトにアクセスするもつながらず、イライラしながらリロードを繰り返す海老名。筆者もたまにチケット発売日にアクセスするから、気持ちわかるよ!!
……などという話は置いといて、今回の患者はそんな海老名が推している(でいいのかな?)ミュージカル歌手、四季唯花(凰稀かなめ)。その名前のまま入院してるって本名なのかよ、すごいな。
唯花に偶然エレベーターで会った未知子。いつもの調子で「手術するんなら私に切らせてよ」と言うが、突然のぶしつけな声掛けに、唯花には嫌われた様子。かなり進行した甲状腺がんらしい。
いつも通り内科的治療しか提案しない内科、切らない手術=「ケミカルサージェリー」を推してくる。蛭間(西田敏行)の命令で蜂須賀(野村萬斎)に嚙みついた海老名、失敗したほうが辞めるという大人げない交換条件で、内科と外科の双方から治療法をアプローチすることに。
結局、未知子頼みの外科医師たち。前シリーズまで(何なら今シリーズのはじめも)あんなに対立してたくせに、めちゃくちゃ未知子に頼るじゃん……。情けないけど、もはやそんなところも愛おしい。
だがしかし。頼りの未知子は、
「私、オペしないので」
ど、どうした大門未知子ーーー!!!
いったい何が起こったというのか。
冒頭、チケットを取ろうとプレイガイドのサイトにアクセスするもつながらず、イライラしながらリロードを繰り返す海老名。筆者もたまにチケット発売日にアクセスするから、気持ちわかるよ!!
……などという話は置いといて、今回の患者はそんな海老名が推している(でいいのかな?)ミュージカル歌手、四季唯花(凰稀かなめ)。その名前のまま入院してるって本名なのかよ、すごいな。
唯花に偶然エレベーターで会った未知子。いつもの調子で「手術するんなら私に切らせてよ」と言うが、突然のぶしつけな声掛けに、唯花には嫌われた様子。かなり進行した甲状腺がんらしい。
いつも通り内科的治療しか提案しない内科、切らない手術=「ケミカルサージェリー」を推してくる。蛭間(西田敏行)の命令で蜂須賀(野村萬斎)に嚙みついた海老名、失敗したほうが辞めるという大人げない交換条件で、内科と外科の双方から治療法をアプローチすることに。
結局、未知子頼みの外科医師たち。前シリーズまで(何なら今シリーズのはじめも)あんなに対立してたくせに、めちゃくちゃ未知子に頼るじゃん……。情けないけど、もはやそんなところも愛おしい。
だがしかし。頼りの未知子は、
「私、オペしないので」
ど、どうした大門未知子ーーー!!!
いったい何が起こったというのか。
蛭間は海老名に「(未知子に)うまい肉食わせろ、自腹で」と指示。スーパーで安い肉を大量に買って、神原名医紹介所へ。みみっちい二人だ……。材料を買ってきたのに「缶ビールは230円払え」って言われる海老名、不憫……。かっぽう着姿、よく見るとかわいいな。
それなりに焼肉パーティーを楽しむ晶さん(岸部一徳)たち、かわいい。
オペはしないけど、「ケミカルサージェリー」は積極的に見学しにくる未知子。唯花の腫瘍は小さくなってはいるものの、まだ本調子じゃないようだ。「私のファン?サインしましょうか」「ファンじゃないから」という、未知子と唯花の掛け合いが心地よい。唯花も、はじめこそ未知子に対し怒っていたものの、サバサバした人なのかも。
そこへライバル女優・早水楓(鷲見玲奈)がお見舞いにやってくる。
口では唯花を心配している風を装っているが、無言の戦いがすごい。役から引きずり降ろしてやろうと企んでいる雰囲気をビンビンに感じさせる。さらに、わざわざ「唯花のがんがニュースになっている」とスマホ画面を見せてくる。極秘入院のはずなのに、いったい誰が情報を漏らしたのか……。ショックを受ける唯花。
唯花、「この舞台は死んでもやりたいんです」と言って、蜂須賀にたしなめられていた。実際死んでもやるべき舞台なんてないと思うが、あんないけすかない女に絶対取られたくないよな~(理由はそれだけじゃないだろうけど)。
手術したほうが早く復帰できそうなのに、わざと唯花の入院が長引く治療法を取っているかのように見える蜂須賀。唯花には治療に専念するため降板してもらい、代役は楓に、という話まで出てしまう。
「私、歌うことだけはずっと自信があって。もっと綺麗な女優はいっぱいいるけど、私は歌いますって。大門先生もそうなんですね。私に切らせてって言えるのは、治す自信があるから」
歌い続けるためにいろんなことを犠牲にして、あらぬ誤解を受けても歌があれば平気だった。
「でも生きてるじゃん?」と声をかける未知子。
NYでコロナ治療をしていたとき、駆け付けてくれたオペラ歌手の歌に助けられた。あのとき言えなかったから、代わりに言わせて、ありがとう。と同じくチャリティーで歌っていた唯花にお礼を言い「やっぱり私に切らせて。私、失敗しないので」といつになく静かな名ゼリフ。
未知子は手術を決行。蜂須賀や鍬形は慌てて駆け付ける。
そんな彼らをお構いなしに、手術は手際よく進んでいく。唯花は肺腺がんも併発しており、未知子はそれを見抜いていたのだ。
突然現れた晶さん、自分の推奨する治療をしたいがために、その部分しか見てなかったのでは? と批判。
蜂須賀「私が見ているのは未来の医療です」
晶「大門が見ているのは目の前の患者です」
この返し、かっこよかったしスッとした!
どんな先進医療だとしても、肝心なところを見落としては元も子もない。そう、未知子はいつも目の前の患者を見てきたよなあとあらためて思い返した。
「いつものやつ言ってやれ。例のやつだよ、私で始まるアレだよ! 俺が言ってやるよ! お前は失敗しないので!」と叫んで未知子に「うるさいよ!」と叱られる海老名、声を出して笑ってしまった。
肺腺がんの後、甲状腺がんの手術も始める未知子。首に傷ができない上に回復が早く、舞台上演にも間に合う方法を選んだのだ。
勝負は外科の勝ちなのでは? と蜂須賀にせまる海老名だったが、渡されたのは秋田への辞令だった。海老名は蛭間のために動いたのに、蛭間は蜂須賀に丸め込まれたのだった。
唯花のライバル女優、なんと蜂須賀が会食した男と不倫していた。蜂須賀、そのためにわざと時間がかかる治療をしていたのか。
「不倫なんて最低」「この女優二度と見たくない」というコメントを嬉々として読む蝶子(杉田かおる)。情報を流したのは彼女らしい。自分だってこの間まで不倫してたのに、それとこれとは完全に別なようだ。さすが、強かな女……! 元気そうで何よりだ。
っていうかライバル女優役、鷲見アナだったのか。女優もやるんだ! と調べたらこれが初女優なのね。嫌な女役が結構ハマっていたので、他の演技も観てみたい。
次回、話題になっていた松下奈緒がフリーランスの看護師として登場するようだ。どんな展開になるのか、今から楽しみ!
※この記事は「作品名」の各話を1つにまとめたものです。
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