後世に語り継ぎたい2021年のボーイズグループのライブ&パフォーマンス10選
4:結成歴7年!M!LKがメジャーデビュー発表したZeppツアー
デビューにより結びつきを強めたのは、なにわ男子だけではない。スターダストプロモーション所属の5人組ボーカルダンスユニットM!LKもそうだ。
M!LKは、2014年に結成されたEBiDANのグループの1つ。メンバーの卒業や新メンバー加入などを経た後、2020年1月に今の5人組体制になった。
しかし、現体制になってからも順風満帆とは言えなかった。新型コロナウィルスの影響でライブ活動が思うようにできなくなってしまい、もどかしい期間が続いたのだが、そんな中でも、前向きに配信ライブやYouTube配信などでファンを楽しませていた印象だ。
そんな彼らがメジャーデビューを発表したのは、Zeppツアー『M!LK BEST L!VE TOUR ~Thank you for your smile~』のファイナルのアンコールでのこと。リーダーの吉田仁人が「ここでみなさんに見ていただきたい映像があります」との合図で流した映像で報告し、その後の挨拶では佐野勇人らメンバーが号泣しながら、決意を話した。
メジャーデビュー曲「Ribbon」は、そんな彼らの7年間の感謝とこれからへの決意が詰まった1曲。同事務所のDISH//が2021年、結成10周年にして、初の紅白出場を決めたこともあるので、今後のM!LKの活動にもさらに期待したい。
5:強さを増した7MEN侍「サマステ★ライブ THE FUTURE」
現場漬けだった筆者にとって、2年ぶりとなったリアルライブは、六本木EXシアターで行なわれた7MEN侍の「サマステ★ライブ THE FUTURE」だった。まず、率直に久しぶりに見える彼らは、めちゃくちゃ強くなっていた。
前回、彼らを生で見たのは、SixTONES、SnowManのデビューが発表された東京ドームでの「ジャニーズJr.祭り 8.8」でのこと。タッキー&翼の「SAMURAI」を楽器をぶん回しながらパフォーマンスする彼らを見て「なんだ、この子たち!」と沼落ちした日だった。
2年ぶりの彼らは楽器のスキルをガンガンにアップさせ、オリジナル曲でぶちかまし、先輩曲を自分たちなりの解釈で見せていた(特にSixTONESのうやむやと、King & Princeのシンデレラボーイがめちゃくちゃによかった)。
ファンも他のジャニーズのライブではなかなか見ないようなノリをしている人が多く、なんとなくバンドのライブを見に来た気分になった。
そんなライブの最後に、メンバーの中村嶺亜が言った言葉が、今でも私の胸に残っている。
「向いてるよって言われたことよりも、やりたいことをやりたい。似合う服よりも着たい服で勝負したいみたいな。そんな6人だから、遠回りになっちゃうかもしれない…」
この言葉こそが、彼らが強さを増した理由だろう。
「上等だよ。ついていってやるんだ」
彼らによって心を動かされた、私もそう決意したのだった。
6:プデュ2の練習生としてのラストパフォーマンス「レミフラ」
さて、私が2021年最高に熱を上げていたINIの話をさせてほしい。INIとは、日本最大級のオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」(以下、プデュ2)から誕生した11人組グローバルボーイズグループのこと。彼らの歴史を語る上で、欠かすことのできない曲がある。それが「Let Me Fly ~その未来へ~」、通称レミフラだ。
初めて公開されたレミフラは、オンタクト能力評価で選抜された60名によるものだったのだが、この時の立ち位置は、彼らが本格的なレッスンを受ける前のスキルで分けられたクラスに基づいたもの。
そのセンターは、現在INIでセンターを務める木村柾哉が任されている。一方、同グループで活躍している佐野雄大が、1番評価が低いFクラスの評価を受けたのもこの時だった。
前置きが長くなったが、そこから数ヶ月後、デビューメンバーが決まる最終回で披露されたスペシャルステージ「Let Me Fly ~その未来へ~」が最高だった。
この後、デビューメンバーに選ばれるか、否かの未来を前にしている中で笑顔で踊る姿。
最初の頃よりも確実にパワーアップしている個人のスキル。ずっと2位をマークしていた田島将吾が最終回直前に1位を獲得したことでセンターを務めていること。
どこを切り取っても最高すぎて、放送日は頭が痛くなるまで泣いたものだ。
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