2021年12月30日

後世に語り継ぎたい2021年のボーイズグループのライブ&パフォーマンス10選

後世に語り継ぎたい2021年のボーイズグループのライブ&パフォーマンス10選

物心ついた頃から、数多くの男性アイドル、ボーイズグループを推してきた私にとって、2021年はとてつもなく楽しい1年だった。

デビューしたグループもあれば、活動に幕を降ろしたグループもあり、新たな決意を見せたメンバーがいれば、別の道を選んだメンバーもいる。

世間かアイドル・男性グループと一括りにされてしまいがちだけど、そこにはグループの数だけストーリーがあった。

かれこれ2021年だけで30本近くの現場(ライブやイベント)に参戦、もしくはオンライン配信をリアタイした筆者。

今回は、その中でも特に心に残っている10のライブ&パフォーマンスを紹介しよう。

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1:手探りを感じさせなかったSixTONES「OneST」

思えば1年前、2020年の12月は、世間のエンタテインメントへの風当たりが今以上に厳しかったように思える。毎年恒例となっていた東京ドームでの「ジャニーズ カウントダウンコンサート」が中止となるくらい、主催者側も開催方法について手探りだった。

そんな中、行なわれたSixTONES初のアルバム「1ST」を提げての全国ツアー「OneST」。

1月4日から4日間行なわれる予定だった横浜アリーナ公演は配信ライブに切り替わり、その後のツアーも大半が延期に。振替公演を決行し、本来の予定から3ヶ月後に無事完走できた。



相変わらず序盤から6人中6人がサングラスをかけて登場する、他のアイドルにはなかなかない演出は健在。ユニット曲は従来よりも距離を取ったセットで行なわれるなど、コロナ禍における多少の演出変更は強いられていたが、それもそれで彼らの見せ方の1つとしていた。

また、観客がいようといまいと構わない。声を出せない状況だろうと、しっかりと会場のボルテージを上げようと煽ってみせる、SixTONESは最高にかっこよかった。

ゴリゴリにかっこいい曲で会場全体を盛り上げ、今っぽいチルなメロディでぐっと引き寄せるセットリストの構成も抜群。

いついかなるときも圧倒的であり、手が届かない存在だからこそ、距離なんて感じさせない。そんな彼らにこれからもついていきたいと感じた。



2:永遠なんてないと実感した岡本圭人のラストライブ

海外留学を理由に2018年9月から活動休止していたHey!Say!JUMPの岡本圭人が、グループから脱退するのを発表したのは4月5日のこと。そこから約1週間後、4月11日に行なわれた配信ライブ「Fab! -Live speaks.-」の最終日に、ファンクラブ会員のみが見れる粋な計らいのもと岡本圭人は登場した。



3年ぶりに見る岡本は、良い意味で当時と変わらない柔らかな印象だった。その一方、堂々たる姿で歌い、当時よりもスキルアップしたダンスはファンを驚かせ、Twitterでトレンド入りを果たした。

最後の最後に披露した「H.our Time」は号泣もの。実はこの曲、10周年の記念にメンバー全員で作った詞に、岡本が曲をつけたもの。歌詞は10年間歩んできた彼らの思いが詰まった内容であるため、このシチュエーションで聞く「ずっとずっとこの仲間で」というパートが、本音を言うとすごく苦しかった。

アイドルに対してファンができることは、応援できるうちに応援することだけ。そんなことを考えながら終演後、パソコンの前でぼーっとしたのを覚えている。

その一方で、「これが最後です!最後に9人でのパフォーマンスを見せます」と決断してくれたことに対しては感謝したい。これまで「あれが最後の姿だったのか…」ということを、後から知る経験を何度もしてきた人なら、この気持ちをわかってくれることだろう。

3:輝かしいだけじゃない!なにわ男子の泥臭さを感じたデビュー発表

今、最も勢いがある男性アイドルと問われ、なにわ男子と答える人も多いことだろう。

キラキラとした王道アイドルのように見える彼らだが、結成したのは2018年9月のこと。

気づけばジャニーズJr.内のグループとして約3年間活動しており、全国アリーナツアー「なにわ男子 First Arena Tour 2021 #なにわ男子しか勝たん」も、その活動の一環に過ぎなかった。



そんなツアー中、7月28日、なにわの日に行なわれた横浜アリーナ昼公演で彼らはCDデビューを知らされた。スクリーンに映し出された「CDデビュー決定!」の文字に、涙を浮かべる7人。

その涙は、輝かしいイメージの裏に隠された彼らの努力と苦しさを感じさせた。

事務所を入所してから10年を超えるメンバー、関西ジャニーズJr.内のメンバーの流動が激しく、グループがないまま活動した期間が長かったこと。

グループとはいえども、永遠ではないジャニーズJr.であり続けることは決して楽ではない。デビューすることで、より一緒にいられることが強固になった喜びを、彼らが口々に語ったのが印象的だった。

ぜひ、彼らが結成してからデビューするまでのことについては、アマゾンプライムビデオで配信中の『なにわ男子 デビューまで1100日のキセキ natural』を見てほしい。

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