黒木華の魅力を再検証<いい子ちゃんからヤバいヤツまで変貌自在!>


ドラマ「凪のお暇」:心労絶えない“いい子ちゃん”の成長物語


(C)TBS

「Elegance イブ」で2016年8月号から連載中の大人気漫画「凪のお暇」が、「1リットルの涙」などを手掛けた大島里美脚本によって実写化された「凪のお暇」(19)。

コンプレックスである天然パーマを毎朝1時間かけてストレートに整えるなどして、女子力の高い自分を武装していた28歳OL・大島凪(黒木華)。
ある日、張り詰めていた糸がぷっつりと切れ、なにもかもリセットして束の間の「凪のお暇」を決行する。

黒木華の集大成とも言えるこの“いい子ちゃん”キャラ。
自分という芯がやわやわで、周囲に振り回されてばかりの凪に少しイライラさせられる部分もある。でも、こういうのってきっとあるあるで、共感の嵐なんですよね。


(C)TBS

そんな凪が全てを捨ててゼロから人生をやり直す決断には「凪、よくやった!!」と叫んだし、お暇をスタートしてから彼氏である慎二(高橋一生)や新生活先のアパートの隣人・ゴン(中村倫也)、母親・夕(片平なぎさ)に対してくっきりとした自我を持ち始めたり、ハローワークで知り合った龍子(市川実日子)や慎二行きつけのスナックのマスターのおかげでどんどん新しい凪の一面が垣間見えたり……見違えるように成長していく凪の姿に、凪を見守っていた我々視聴者、全員涙涙ですよ。

見た目も中身も、人に合わせて生きていくことほどしんどいことってない。自分らしく生きていくのが一番。その証拠に凪だって、おとなしい女子アナみたいな服装とさらさらストレートヘアよりも、ビッグTシャツに天然くるくるパーマの方がしっくりきているもの。

なお、凪を演じるにあたり、実際にパーマをかけて”凪ヘアー”を再現したという。黒木華のひたむきさにも心打たれる作品だ。

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