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2022年04月06日

松本人志の新作コントにも期待!「キングオブコントの会」の楽しみ方

松本人志の新作コントにも期待!「キングオブコントの会」の楽しみ方

4月9日(土)に放送される「キングオブコントの会2022」が楽しみで仕方がない。

今年で2回目となる「キングオブコントの会」。昨年放送された初回では、ダウンタウンの松本人志を中心に、さまぁ~ずやバナナマンなどキングオブコントの審査員を務めたメンバーや歴代のチャンピオン・ファイナリストが集結。豪華メンバーによる、珠玉のコントが放送された。

中でも「松本人志、民放20年ぶり新作コント披露!」という知らせに興奮した方も多かったのではないだろうか。

今年も松本の新作コントが披露されることは、既に発表済み。「この番組でしか見られない、夢のメンバーでの新作コントがまた拝める!」と思うとワクワクが止まらない。

そこで今週の「キングオブコントの会2022」放送を前に、昨年の「キングオブコントの会」で印象的だったコントや、今年の見どころについて紹介していきたい。

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昨年の「キングオブコントの会」で個人的に好きな3本のコント

昨年の「キングオブコントの会」で披露されたコントは、短い尺のものを合わせると全部で19本。その中であくまで筆者にとって印象的だった、個人的に好きなコントを3本紹介したい。

「キャンプ」

「自然と声が大きくなるね!」と和気あいあいとした雰囲気の中、キャンプ場に到着したところから始まる本作。



部長役のさまぁ〜ず・大竹、妻役のシソンヌ・じろう、そして部下の2人(シソンヌ・長谷川とハナコ・岡部)は開放的な自然に心を弾ませる。このキャンプは仕事で大変な思いをした部長を元気づけるために、部下が計画したものだった。しかし、部長をはじめ「みんなで楽しい時間を過ごせそう…!」とテンションが高まった矢先に事態は一変する。

突然「うっせーんだよ!!静かにしろ!」と怒鳴り声をあげる男性(バイきんぐ・西村)が登場。「ここは普通のキャンプ場ではなく、ソロキャンプ専用の場所」と男性は4人に注意したのだ。そこから各々がソロキャンプの道を模索し、4人の関係性が変化していく。この変化がとても切なく、笑いを誘う。

特に誰よりもキャンプを楽しもうとしていたであろう、部長(さまぁ〜ず・大竹)の哀愁あふれる表情がたまらない。

昨年の「キングオブコントの会」が期間限定配信されている間に、ぜひ「TVer」や「TBS FREE」でチェックしてみてほしい。

「おめでとう」

松本人志の新作として披露された、20分超えの長尺コント。



コント冒頭、松本演じる女性の自宅で「おめでとう」と女性たちが口々に言い合っている。飾り付けもしてある部屋で、どうやら何か友人同士で祝っているようだ。

「どうやら…」と断定した記載ができないのには理由がある。このコントは「誰の何の、どんなお祝いごとなのか」分からないまま進んでいく。というよりコントが進むにつれて登場人物も、不可解な点も増えるいっぽうだ。

同僚とトランシーバーで連絡を取る謎の男。
緑色の寿司を運びに来て、居座る寿司職人。
余興の機械を仕込む業者に「めでたい」歌を披露するアーティスト…。

東京03・飯塚演じる女友達の戸惑いが、視聴者の想いとどこかシンクロする。

ちなみにコント「おめでとう」で共演した芸人らは、松本の独特なコントの作り方に対し、こんなことを口にしていた。

東京03・飯塚「(松本さんは)台本を読みながらの練習は、一切されない。流れだけ頭に入っていて、現場でコントを作る作業なんですよ。でも、本番は全然違うことをする。」


ロバート・秋山「ドキドキですよ、僕もやりながら。松本さんに吸い込まれそうになりますね。」

今年も共演者を振り回し、松本節が炸裂するコントが展開されそうで楽しみだ。

「お昼の生放送」

一定の大人世代は見たことがあるような、生放送のバラエティ番組の風景。



うさんくさい雰囲気が漂うMCのISAMIを演じるロバート・秋山。そのMCや出演者たちに振り回されるフロアディレクター役にロバート・山本。番組を彩る出演者役には、東京03・ロッチ・ジャングルポケットなど豪華なメンバーが顔を揃える。

それもそのはず、コント上で展開されている架空の番組は「お昼もゴリ生!全曜日レギュラー総出演SP」元メダリストやミュージシャン、脚本家、元子役タレント、格闘家、お料理ブロガーなど「ゴリ生」レギュラーメンバーが次々と登場する。この出演者たちの「いない」とは言い切れない絶妙なキャラ設定がクセになる。

出演者が一同に会したと思ったら「誰が元何曜日のレギュラーだっけ?」「◯曜日の感じしないよね」「事務所ってどこだっけ?」など、中身の無い内輪話が延々と繰り広げられる。この状況だけでも笑ってしまうのだが、視聴者を引き込むトークやコーナーをあえて拒んでいるようなMC・ISAMIの進行と、ディレクターとの攻防もバカバカしくて最高におもしろい。

一流のコント師たちを巻き込んだ、大所帯の「ロバート・秋山劇場」は「キングオブコントの会」が期間限定配信されている間にぜひ見てほしい。

「キングオブコントの会 2022」の見どころ

松本人志・新作コント

なんといっても今年も、松本人志の新作コントは見逃せない。

既に公開されている予告映像を見ると、さまぁ〜ず・大竹、かもめんたる・岩崎う大、シソンヌ・長谷川、東京03・豊本らをメンバーに携え、チェッカーズのようなビジュアルの松本が一瞬映る。
コントタイトルは「落ちる」。この5人の関係性や、どんな音楽を奏でているかなど気になって仕方がない。



「キングオブコント」の歴代チャンピオンが集結

昨年の「キングオブコントの会」の出演者も豪華であったが、今回はさらに「キングオブコント」の歴代チャンピオンが集結。そのため新たに、かもめんたる、コロコロチキチキペッパーズ、かまいたち、どぶろっく、ジャルジャル、空気階段といった王者の称号を手にしたコント師たちが参加している。

個人的には昨年王者になった空気階段・もぐらさんも出演している、法律事務所が舞台になったコントが楽しみだ。


この番組でしか見られない、チャンピオン同士のコラボコントに期待が膨らんでいるのは筆者だけではないだろう。

土曜日の放送を200%楽しめるように「TVer」「TBS FREE」では期間限定で、昨年の「キングオブコントの会」だけでなく過去の「キングオブコント」も無料配信してくれている。

熱い戦いが繰り広げられた、過去のキングオブコントを見直しながら放送を心待ちにしよう。

https://tver.jp/episodes/epuku9p8by

最後に、これは単なるお笑いファンの深読みとして流して頂ければありがたいのだが、今年の「キングオブコントの会2022」は去年より放送時期が2か月早い。(昨年の「キングオブコントの会」は2021年6月に放送)

この2ヶ月前倒しにした理由は「キングオブコント2022」と何か関係があるのだろうか。

キングオブコントの開催時期が早まる…?

もしくはキングオブコント開催前に何か別のコントイベントがあるのでは…?と、つい考えてしまう。

いずれにしても一流のコント師によるコント披露の場が増えることは、サイコゥ!サイコゥ!サイコゥ!((C)空気階段・水川かたまり)な世界なので、今週の「キングオブコントの会2022」の放送や今後の発表を心待ちにしたい。

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(文:ふじい)

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