<クロステイル~探偵教室~>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第2話ストーリー&レビュー
第2話のストーリー
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ジョーカー探偵社の女講師・皆川瑠依(冨樫真)に目が釘付けとなる匡(鈴鹿央士)ほか男性陣。
「南武先生とは大違い」と丸川(伊藤正之)が言えば、現役No.1ホストの藤巻(草川拓弥)が「あんなケダモノと比べること自体失礼」と言う。そこへ鬼講師の南武(髙田延彦)が現れ、その一部始終が聞かれていたと知る面々。瑠依の授業テーマは盗聴盗撮。課題はビル内に仕掛けられた計20台の盗聴器と隠しカメラを1時間以内に発見すること。
瑠依から調査のやり方をレクチャーされ、機材を持ってそれぞれに散っていく生徒たち。残り1分で匡が“あること”に気づき、課題は無事クリアできたかに見えたが、瑠依から発せられた言葉は「全員失格」!?
その日、朋香(堀田真由)は盗聴盗撮の機材を持って、3つ年上の幼馴染・上原麻里乃(菅野莉央)の家へ。麻里乃が有名イケメンマジシャン・SHOGO(MASAKI)から盗撮されていると聞いて心配になり、学校の機材を拝借してきたのだ。
「あのマジックは、つい最近私が考えたのとまったく同じなの」
麻里乃とSHOGOは大学の同期で、同じマジック研究会だった。朋香は盗聴器を探すも何も見つからない…。翌日、機材を返却中に瑠依に見つかってしまい退学の危機となる。しかし、瑠依から「その友達が盗撮も盗聴もされていないと本心から納得させることができたら退学取り消し」と言われ、ヤル気になる朋香。しかし、企てた計画はことごとく失敗し、ついには麻里乃と大喧嘩!見かねた匡が提案した計画とは…。
一方、母(山口香緖里)と暮らすアパートに盗聴器が仕掛けられていることに父(板尾創路)からの電話で気付いた匡。そこで匡は“あること”に気付き…。
麻里乃の盗聴、その真相は?果たして朋香は退学を免れることができるのか?
第2話のレビュー
今回、探偵候補生の匡(鈴鹿央士)たちが挑む課題は「盗聴盗撮」。だが、これを教える女性講師・皆川瑠依(冨樫真)がとにかく強烈だった。一見、メガネが似合う落ち着いた美女。しかし、突如「おだまり!」など激しく怒りだし、しかも気まぐれに生徒たちを振り回す瑠依。怒りの沸点が分かりにくく、見た目にも鬼教官な南武(髙田延彦)よりある意味始末が悪い。
そして、この2話でスポットが当たったのは、朋香(堀田真由)だ。
幼なじみでマジシャンの麻里乃(菅野莉央)から、有名マジシャンのSHOGOに盗聴されてるのではと相談された朋香。学校の機材を使って麻里乃の部屋を調べるが、盗聴器などは見つからなかった。
次の日、機材を持ち出したのがばれて退学の危機を迎える朋香。しかも、麻里乃から「やっぱり盗聴されてるとしか思えない」と電話が入る。
それを見た瑠依。今まで自分が受けた1000件以上の盗聴盗撮調査で実際に発信機が見つかったケースはわずか2件だと明かす。盗聴や盗撮のほとんどが依頼者の思い込みにすぎず、だからこそ難しいのは発信機の発見ではなく、強迫観念を抱く依頼者に何もないと納得させることだという。
一見はちゃめちゃだが、仕事の厳しさや真髄をしっかり生徒たちに説いている瑠依。結局のところ良き講師に思えてきた。
麻里乃を納得させられたら退学を取り消すといわれた朋香。やる気満々で取組むが、結局うまく行かず麻里乃と喧嘩に。それを助けたのが匡だった。
匡は証拠を掴むため逆にSHOGOを盗撮しようと提案。匡、朋香、麻里乃はSHOGOの部屋に忍び込む。しかし、電波を受信しようとアパートの屋上で待っているとパトカーのサイレンが鳴り響く。動揺して怯える麻里乃だったが、そこへやってきたのは警察に変装した丸川(伊藤正之)ら探偵候補生たちだった。
盗聴盗撮は罪に問われるリスクがあり、余程のことがなければできるものではない。それを麻里乃にわかってほしくて匡たちは一芝居打ったのだ。ちなみに忍び込んだのはSHOGOではなく現役ホスト・藤巻(草川拓弥)の部屋。ずいぶん派手な部屋に住んでるマジシャンだなと思ったらそういうことか……とちょっとおかしかった。
その後、朋香は麻里乃の本当の気持ちに気づいていく。麻里乃は大学時代に付き合っていたSHOGOを今だ想い続けていた。だからこそ、自身が考えたのとほぼ同じマジックを披露するSHOGOを見て、自分を必要としているのでは?と確かめたくて朋香に依頼したのだ。
人の秘密や弱みを知るのが好きな朋香。依頼を引き受けたのも実は自分が楽しみたいからではあった。しかし、調査を通して依頼者の心を大切にすることを学んだようだ。
朋香が麻里乃の本心を掴んだのは、「本質がずれてるのかも」と助言した匡のおかげ。彼がそのヒントを得たのは失踪中の父親・迅平(板尾創路)が仕掛けた盗聴機材を発見したときだった。
行方不明なのに、息子に電話してきたり妻・千穂子(山口香緒里)に機材を仕掛けさせたりしている迅平。何かの冗談かふざけてるようにも見え、匡がちょっと気の毒に思える。
とはいえ、匡が探偵として成長すれば、やがて父の本心にも接近できるのではないだろうか。
※この記事は「クロステイル~探偵教室~」の各話を1つにまとめたものです。
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