「元彼の遺言状」第6話:ゲスト出演した入野自由と大泉洋といえばあの映画!「ハク」と「番台蛙」の共演はあったのか?
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綾瀬はるか、大泉洋主演の月9ドラマ「元彼の遺言状」が2022年4月11日より放送スタート。
金に目がない敏腕弁護士・剣持麗子(綾瀬はるか)。ある日、大学時代の元彼・森川栄治(生田斗真)が亡くなったとの知らせが入る。自室で亡くなっていた栄治を発見したという男性・篠田敬太郎(大泉洋)から「僕を犯人に仕立て上げてほしい」と、驚きの依頼が。なんと、栄治は「僕を殺した犯人に全財産を相続させる」と遺言を残していたのだ。
本記事では、第6話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。
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「元彼の遺言状」第6話レビュー
視聴率女王の綾瀬はるかと個性派俳優の大泉洋の主演ドラマ「元彼の遺言状」。
ドラマのタイトルに関係したストーリーは2話で終了し、3話以降は犯人考察要素の入った1話完結型のストーリーで展開されている。
第6話は「開始1分で犯人がわかる?!」というキャッチーな予告だった。
ドラマ「古畑任三郎」を彷彿とさせる予告に期待したのだが……。
ホストクラブ「戦国」のナンバー1ホスト、織田信長(土井一海)の死を巡り、殺害容疑をかけられたナンバー2の森蘭丸(味方良介)。
蘭丸の弁護を引き受けることにした剣持麗子(綾瀬はるか)は、「蘭丸は無罪」と言い続けるが……。
そして、篠田(大泉洋)にもある疑念を抱く麗子は、こっそり篠田を調べていた。
調査結果によると、篠田敬太郎という人物は大学のミス研に実在していたがすでに死亡し、もうこの世にはいないという。
ラストシーンで「篠田、あんた一体何者?」と問いかけ、2人が見つめあった状態で終了した。
篠田が何者かは非常に気になる。
しかし、今回の教会で起きた密室殺人事件はどこかで見たことがあるようなストーリーで、引きこまれることはなかった。
考察するまでもなく殺人の動機も浅く、登場人物も少ないために物語の先がすぐに読めてしまう。
もう少し奥行のある展開を期待したいのだが、3話からここまでメインのストーリーに集中できないでいる。
ドラマの雰囲気も音楽もそして、出演者も魅力にあふれているのに不思議だ。
唯一、第6話で視聴者を驚かせたのは、信長と蘭丸と同じホストで働く柴田勝家役に入野自由が登場したシーンかもしれない。
入野といえば、映画『千と千尋の神隠し』で「ハク」を演じたことで一躍有名になった。
そして、同ドラマには「番台蛙」役の大泉も出演しているため、視聴者は興奮。
大泉と入野の共演シーンを期待した声がSNSで多く上がっていたが、そのようなシーンはなかった。
ドラマも折り返し。
後半は、大泉演じる篠田にスポットを当てたストーリーを展開すると、初回で離脱した視聴者が戻ってくるかもしれない。
ドラマのタイトル「元彼の遺言状」がまた物語に関わってくると面白いのだが…。
後半の展開に期待したい。
(文:駒子)
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