<インビジブル>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第6話ストーリー&レビュー
第6話のストーリー
>>>「インビジブル」第6話の予告をYouTubeで見る本当のインビジブルは、キリコ(柴咲コウ)の弟・キリヒト(永山絢斗)だった…。
姉を取り戻すために突然姿を現したキリヒトは、安野(平埜生成)が殺害された3年前の事件も自分がコーディネートしたと志村(高橋一生)に告げる。さらに、現在進行中の事件をほのめかし、今回依頼されたターゲットのうちの一人でも救うことができたらキリコを諦めると言い残し、去っていく。キリヒトを捕まえれば、いくつかの未解決事件の真相が解明され、新たな犯罪を食い止めることもできると緊急配備による捜索を強化する警察。
やがて、キリヒトの予告通り新たな犠牲者1人が発見される。その残忍な手口を聞いたキリコは、医師免許を持つ「ドクター」の仕業だと志村に告げる。磯ヶ谷(有岡大貴)と夏樹(堀田茜)が被害者の身辺を調べると、同様に命を狙われそうな人物2人が浮上する。
第6話のレビュー
本物のインビジブルの登場。そして、それがキリコ(柴咲コウ)の弟、キリヒト(永山絢斗)だった。犯罪の英才教育を受けてきたという2人。2年前までは一緒に犯罪コーディネーターとして動いていたが、父親が失踪したことがきっかけで決裂。キリコは、キリヒトがただの殺人コーディネーターに成り下がってしまったことを憂いていたのだ。
今は父親が死に、キリヒトはキリコにまた一緒にビジネスをやるよう持ち掛けるがもちろん、キリコは断る。そこでキリヒトが持ち掛けたのは自分が今回依頼されたターゲットの中から、ひとりでも助けることができたらキリコを諦める。しかし、助けられなかったら、戻ってくること、だった。
今回、ついに明らかになったのは、キリコの過去。キリコたちの父親が犯罪コーディネーターで、インビジブルを名乗っていたのは父親だった。
彼は法では裁けない人たちに手を下していた。
父親が言っていたのは「これは必要悪」。
10代のころからずっと犯罪を手伝っていたが、キリコは嫌だった。一方キリヒトは、犯罪コーディネーターの仕事にのめり込んでいく。ゲームを楽しむように。父親はそんなキリヒトに危機感を抱き、辞めさせようとしていたが、キリヒトはそれを疎ましく思っていたのだ。
今回の事件に関わっているのは「ドクター」と言うクリミナルズ。
凄惨な殺人現場。危険人物すぎて、キリコたちの父親たちも仕事を依頼することはなかったという。
キリヒトからのハンデとして、「ドクター」に狙われている人物を教えられ、最後のターゲットとなる人物のもとに志村(高橋一生)が駆けつけるが、今度は志村自身が危険に陥る。
「ドクター」に身柄を拘束された志村は薬を注入され、命の危機に。
居場所も分からない志村に、警察は焦るが、駆け付けたのはキリコだった。
キリコに執着するキリヒト。
一方、「ドクター」はある母と息子。正確には母が主犯で息子は助手。母は息子を愛しすぎていたし、息子は母に洗脳されていたのだ。
キリコは主犯である母を楯に、息子から解毒剤を聞き出し、志村は一命をとりとめるが……。
奇しくも「家族」がキーワードとなっていたようにも感じられる今回。
キリコは志村の居場所を知るために、キリヒトが望んでいた海外の有力なクリミナルズのリストを渡す(前回渡していたのはダミーだった)。それをキリヒトはどう思ったのか。ずっと一緒にいた姉が、自分以外の誰かを助けるために、リストを渡したことに何か変化は感じるのか……。
更に、今回は、捜査一課内に内通者がいる可能性が出てきた。
猿渡(桐谷健太)は怪しすぎて逆に違う気がするし、犬飼(原田泰造)か……それとも意外にも志村の直属の上司である塚地(酒向芳)の可能性も?
また、インビジブルに殺された安野(平埜生成)の妹でwebニュース記者の東子(大野いと)がキリヒトと接触してしまった。
物語の中心はキリコからキリヒトに移った。
ここに来てキリコと志村のバディ感が高まってきているが、高まれば高まるほど、不安になっていくのはどうしてだろう……。
※この記事は「インビジブル」の各話を1つにまとめたものです。
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