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2022年05月20日

<インビジブル>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<インビジブル>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

第10話ストーリー&レビュー

第10話のストーリー

>>>「インビジブル」第10話の予告をYouTubeで見る

史上最悪のクリミナルズ「リーパー」の正体がついに明らかとなった。
そんな中、初めて心を通わせたキリコ(柴咲コウ)とキリヒト(永山絢斗)。

そして、そんな2人の元にたどり着いた志村(高橋一生)だったが、キリコを危険視する猿渡(桐谷健太)が彼女に銃口を向ける。

一方、捜査一課では仕掛けられていたEMP爆弾が作動し、ブラックフライデーが動きだした。猿渡は、すべて志村とキリコの仕業だと捜査一課の面々に説明し、志村を捕獲するように指示を出す。

さらに、インビジブルのサイトでは志村の身柄に懸賞金が付けられる。
警察からもクリミナルズからも追われる志村。
絶体絶命のピンチのなか、ある最後の賭けに出る・・・。

第10話のレビュー

とりあえず冒頭からキリヒト(永山絢斗)が不憫である……。

キリコ(柴咲コウ)と一緒にいたかっただけなのに、気がついたらよく知らない警察官と一緒にいるし、その警察官と仲が良いし……。

「ずっと一緒にいたかった」と言いながら死んでいったキリヒト。愛に気づかないままだったんだろうか。キリコを猿渡(桐山健太)の銃弾から守れただけでも、もしかしたらよかったのかもしれない。

猿渡はキリヒトを撃ったあと、「爆弾」によって警視庁のシステムをダウンさせる。警視庁に仕掛けられている爆弾を探していたものの、彼らが想定していたものではないから、見つけられるはずがなかったのだ。

猿渡は志村(高橋一生)が内通者でキリコと組んで全てを仕組んでいた、と部下たちを動かし始める。意外だったのは、捜査一課の面々が「志村が内通者?」と疑問を持ったことだった。思っていたより、みんなから信頼されていた……ヨカッタ。

そんな中、クリミナルズの行方を追っていた磯ヶ谷(有岡大貴)と五十嵐(堀田茜)に会った志村は事の真相をふたりに話す。志村が内通者だとも信じられないが、猿渡だということも信じられない。動揺するふたり。

「何を信じればいいのか」という磯ヶ谷に志村は「俺は自分の正義を信じる。お前らはどうだ」と問い返す。そこから、猿渡の裏をかく作戦は始まっていた。

捜査一課に志村の行方について話していた磯ヶ谷たち。「いやいやいや!話すなよ!」と思ったが、これも猿渡を嵌めるためだった。信用させて、ギリギリのところまで追い込む。

最後の舞台となったスタジアムで猿渡を取り囲む捜査員。その様子を警視庁に中継しているカメラ。逃げ場はない。が、猿渡は余裕だ。と言うか、楽しそう。

拳銃を構える志村を煽る。志村は射撃が下手だからだ。志村は猿渡を諭すが聞き入れられない。「誰も助けられない」と猿渡はキリコに銃口を向けるが、さらに煽るためにナイフを取り出す。志村のかつてのバディ・安野(平埜生成)を殺したナイフ。どうするの、志村、猿渡はハッタリじゃすまない、絶対にやる……と思った瞬間、志村が撃った銃弾が猿渡の右手を討つ。そして、左手、左足も正確に。

志村は射撃が下手だというのはあくまで噂。うますぎて、逆に拳銃が持たせてもらえなかったのだ。荒れまくっていた志村に拳銃を持たせていたら、確かに鬼に金棒かもしれない……。

しかし、撃たれたところで猿渡は全くがっかりしていない。自分が楽しむためだけに、志村が苦しむ顔が見たいから、生かしていた。そんな猿渡だから、もはや志村に撃たれたり、逮捕されるの嬉しいのでは……大丈夫……? 桐谷健太のサイコパスな表情がゾッとして、最終回をよりおもしろいものにしてくれた気がする。

志村もキリコも無事に最終回、猿渡逮捕まで生きてくれていてよかった。そして、2人の未来を示唆するような描写があったのもイイ。
ただ、ラストシーンが少し気になるが……もしかしたら、また志村とキリコに会う機会があるのかもしれない。

(文:シネマズ編集部)

※この記事は「インビジブル」の各話を1つにまとめたものです。

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