「インビジブル」第7話:キリヒトとつながる内通者は誰だ?
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高橋一生が主演するTBSの金曜ドラマ「インビジブル」が2022年4月15日スタート。
本来相容れないはずの二人がタッグを組んで、警察すら存在を知らない凶悪犯、通称“クリミナルズ”に立ち向かっていく前代未聞の犯罪エンターテインメントである本作。逮捕のためにグレーな手段を使うこともある刑事・志村貴文をTBS連続ドラマ初主演となる高橋一生、志村のバディとなる犯罪コーディネーター・キリコを柴咲コウが演じる。
本記事では、第7話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。
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「インビジブル」第7話レビュー
今回、焦点が当たったのはキリヒト(永山絢斗)とつながっている警察の内通者だ。キリコ(柴咲コウ)は犬飼(原田泰造)を疑っているよう。確かに、犬飼なら捜査一課の情報は全て把握している。途端に犬飼の怪しげな行動がフューチャーされて……。一方、志村(高橋一生)は犬飼が内通者だということをあまり信じたくない様子だ。
一方、キリヒトもじっとはしていない。今度は「シノビ」というクリミナルズを使い、IT企業のCEO・早坂(横山めぐみ)を狙う。「シノビ」は比較的、至近距離からターゲットを狙うことから、暗殺場所は限られる。しかし、多忙を極める早坂は行動の自粛を承諾しない。キリコは志村に早坂のSPとして守るように提案する。守るだけではなく、キリコにはひとつの企みがあった。実は早坂はかつてインビジブルの上客だった。上客には特別なコードが与えられる。そのコードがあれば、キリヒトの居場所に迫れるかもしれない……ということだった。
……『インビジブル』の意外なところは、いろんな高橋一生が観られることである(柴咲コウも)。
もはや、キリヒトとキリコの読み合いのような様相を呈してきた。どちらが先に手を討つか。ただ、姉と弟のケンカにしては人の血が流れすぎている。「シノビ」の犯行だと思われる事件の捜査線上に浮かんだ関係者たちが、警察が接触する前に次々と亡くなっていく。明らかに内通者がいるからだし、どんなことをしても尻尾を掴ませない、という信念を感じる。
確かに、都市伝説だと言われていたぐらいのインビジブルが警察に追われていること自体が異常事態だ。必死になるのも無理はない(まあ、キリヒトの場合、必死というよりはおもしろがっているフシもあるが)。
しかし、事態は最悪の方向へ。「シノビ」確保のあと、犬飼に呼び出される志村。が、待ち合わせ場所に向かう途中、志村は犬飼が救急車に運び込まれる場面を目撃する。
何か掴んだ様子だった犬飼。口封じのためか……。
このことで、犬飼は内通者の候補から外れた。
怪しさからは猿渡(桐谷健太)だし、意外なところで塚地(酒向芳)という可能性もあるし……さらに、キリヒトは東子(大野いと)に迫っており……。
事態は志村、キリコにとって不利な方に向かっている。
個人的に、犬飼は作中での癒しキャラクターだったのでここでの退場はとても悲しい。
(文:ふくだりょうこ)
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