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2022年11月08日

<アトムの童(こ)>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<アトムの童(こ)>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

第8話ストーリー&レビュー

第8話のストーリー


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「宮沢ファミリーオフィス」による「SAGAS」の買収問題が浮上する中、「アトムの童」の技術を取り返すためにも、宿敵・興津(オダギリジョー)のもとでゲーム開発をすることを決めた那由他(山﨑賢人)。

隼人(松下洸平)は一人シアトルへ向かうことを決め、二人の溝は深まり、決別することとなった。

「SAGAS」の経営存続を賭けた株主総会までに、新作ゲームの開発に取り組む那由他だが、期日が迫る中、アイデアが浮かばず行きづまってしまう。

不利な状況を察した興津は、最後の頼みの綱である、ある男(山﨑努)の元へ向かうが…。
そんな中、運命の株主総会が開幕する。

第8話のレビュー


完全に対立してしまった、那由他(山﨑賢人)と隼人(松下洸平)。

SAGASの買収を阻止するためには、株主の一人・伊原(山崎努)が保有している委任状を回収する必要がある。しかし、なかなか首を縦に振らない伊原。

彼は、那由他たちが作ったシリアスゲームに惚れ込んでいる。そこに付け込んだ宮沢ファミリーオフィスは、隼人を伊原の元へ送り込んだ。それが功を奏し、伊原は宮沢側に傾きつつある。

SAGAS側についた那由他と、宮沢側についた隼人。元はジョン・ドゥとして、「アトムの童」の社員として手を組んできた二人が、またもや対立関係になってしまったのだ。

この回で最も注目したいのは、那由他と興津(オダギリジョー)がともにゲームで遊ぶシーンだろう。

なんと、あの有名なゲーム「ぷよぷよ」を「聞いたことはある」と言ってのけた興津。那由他の圧勝かと思いきや、意外と接戦である。伊達にゲーム事業に手を出してはいない、ということか。

ゲームを間に挟み、お互いの本音を少しばかり出し合う那由他と興津。那由他にとって、興津は「金儲けのためにゲームを奪った悪党」であり、公哉(柳俊太郎)の敵でもある。

しかし、興津には興津の正義があるのだ。日本の優秀な技術は、そのほとんどを中小企業が保有している。海外の大手企業に奪われてしまわないよう、守るために作ったのがSAGASだそうだ。

興津のやってきたことは許されない。やって良いことを悪いことがあるし、言葉選びも杜撰だ。おまけに性格も悪い。本当は、興津だって善人だったのだ……と言うつもりはないが、立場や見方によって、人がやっていることは善にも悪にもなる。それは事実だろう。

株主総会当日。

なんと、伊原が所有していた委任状は、宮沢の元へ渡ってしまった。保有株に大差をつけられてしまったSAGAS。逆転のためには、株主総会に出席する全員の票を得なければならない。


すべては、那由他のプレゼンにかかっている。

アトムロイドの技術をデジタルに移行させるのに手間取り、ゲーム開発は思うように進んでいなかったものの、ギリギリのところで繁雄(風間杜夫)たちの手を借りることができた。

果たして、株主たちの心を掴むことはできるのか?

そんな大事な場面で、何と興津が警察に連行されてしまう。「顧客データの不正利用」を疑われてのことだが、これはどうやら“飼い犬に手を噛まれた”可能性が高そうだ。

興津不在のプレゼンで、那由他は何を語るのか。

宮沢ファミリーオフィス側で役割を終えた隼人は、どう動くのか?

答えは最終回に持ち越される。


※この記事は「アトムの童(こ)」の各話を1つにまとめたものです。

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