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2022年11月07日

<ジャパニーズスタイル>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<ジャパニーズスタイル>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

第6話ストーリー&レビュー

第6話のストーリー

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1年後、旅館の専務となった柿丘哲郎(仲野太賀)。無事に退院した哲郎の父親である社長は、闇金業の澤田弥勒(松川尚瑠輝)とゴルフ三昧の日々を送っていた。そんな時、「虹の屋」の記念すべき1万人目の客を迎え入れるべく、浅月凛吾郎(石崎ひゅーい)、梅越一二四(柄本明)らはリハーサルを行うが、寺門・ルーシー・数子(市川実日子)と浮野奏太(KAƵMA)は、あいかわらずオセロに興じるのだった。そして、「虹の屋」の乗っ取りを計画していた浅月桃代(檀れい)と影島駿作(要潤)は険悪の仲に…。2人の間にいったい何があったのだろうか――?

やがて、1万人目の客・別所(森下能幸)がやってくるが、なぜか無料宿泊券や凛吾郎との松茸狩りツアー、ルーシーが教えるセクシーピラティスなどの特典を迷惑だと拒否。またもや《2時間ドラマの刑事》のモードに入った影島は、別所を自殺志願者だと推理するが、桃代は逆に自殺者を保護する立場の刑事だと推測。ここでも対立する2人をよそに、別所は自殺の名所であり、逃亡者の潜伏先としても知られる場所《地獄谷》の行き方を哲郎に尋ねるのだった。ルーシーらに背中を押され、部屋に様子を見に行った哲郎は、衝撃の事実を知ることに…。はたして、別所の正体は!? そして、桃代と影島の関係の行方は――?


第6話のレビュー

ワールドカップの中継で、先週は放送休止だったドラマ「ジャパニーズスタイル」。前回は、哲郎(仲野太賀)とルーシー(市川実日子)が危篤に陥った「虹の屋」の社長の元に駆けつけ、仲良く旅館の乗っ取りを計画していた桃代(檀れい)と影島(要潤)が不敵な笑みを浮かべたところで終わっていた。

そして、2週間ぶりの放送となった第6話。哲郎が旅館の専務になっているし、桃代と影島がなぜか仲違いしているわで、一話見逃したのかと一瞬焦ってしまった。しかし、どうやら前回から一年後が舞台になっているらしい。

驚いたのは、第5話で元気よく初登場となった哲郎の母・廻瑠(キムラ緑子)が急死したという事実。あまりにも唐突すぎて話についていけないが、整理すると代わりに哲郎の父親の方が奇跡の回復を遂げ、そのことから桃代と影島が仲違いしてしまったようだ。

残念ながらナレーションもキムラ緑子からベンガルに交代。ということは哲郎の父をベンガルが演じるのだろう。キムラ緑子が演じる破天荒な母親の役ももう少し見ていたかったが、今後登場するであろうベンガルが演じる父親の役も楽しみだ。

さて、今回の話は桃代と影島がとある客の正体をめぐり、火花を散らすというのが主なストーリー。その客とは、「虹の屋」の記念すべき1万人目の客として現れた別所(森下能幸)だ。

別所はなぜか無料宿泊券や凛吾郎との松茸狩りツアー、ルーシーが教えるセクシーピラティスなどの特典や、そのほかのサービスをことごとく拒否。不審に思った従業員たちはその理由を推測する。

そんな中、別所を「自殺志願者」と推理する影島と、逆に自殺志願者を保護する「刑事」だと推測する桃代が真っ向から対立。専務になった哲郎はそんな二人の間に挟まれ、自ら別所に接触を図る。

結論から言えば、どちらの推理も当たっていた。つまり自殺志願者の刑事だったのだ。ストーリーだけ聞くと「なんだそれは……」と肩の力が抜けそうだが、面白いのは哲郎が影島と桃代の考察力を絶賛し、二人を仲直りさせてしまうところ。

影島と桃代の推理をどちらも信じていなかったという哲郎。号泣しながらそのことを詫びる姿はいつも通り滑稽だが、やっぱりどこか可愛らしく見えてくるから仲野太賀がすごい。とんでもなくクズだけど、なぜか愛されるキャラを演じさせたらこの人の右に出るものはいないんじゃないだろうか。

結果的に影島と桃代が和解し、別所の自殺まで止めてしまうのもストーリー的には結構無理があるけれど、情けない哲郎を見ていたら、クスッと笑えて色んなことがどうでも良くなるのはなんとなく分かるような気がする。ちょっと仲野太賀の演技は東京03のコントを彷彿とさせるし、哲郎のキャラも角田晃広が演じていそうだなと思うのは私だけだろうか。

そして、散々ふざけていた檀れいと要潤が最後に大人の雰囲気を出してきたのには驚いた。影島と桃代の間にロマンスが生まれるのだろうか。それはそれで見たい気がする。次週は桃代の息子・凛吾郎(石崎ひゅーい)がフューチャーされる予感。一番破天荒で掴みどころのない不思議なキャラクターだけに期待が高まる。

※この記事は「ジャパニーズスタイル」の各話を1つにまとめたものです。

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(C)テレビ朝日

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