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2022年11月07日

<ジャパニーズスタイル>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<ジャパニーズスタイル>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

第8話ストーリー&レビュー

第8話のストーリー

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「虹の屋」のフロントでクリスマスの飾りつけをしている梅越一二四(柄本明)。その傍らで、寺門・ルーシー・数子(市川実日子)と浮野奏太(KAƵMA)は、相変わらずUNOに興じている。そこに、社長との話し合いに出かけていた浅月桃代(檀れい)と影島駿作(要潤)が帰ってくる。2人は、無理やりサウナを作り、熱波師の資格を持つ闇金業者・澤田弥勒(松川尚瑠輝)を旅館で働かせたり、従業員の給料を削減するなど、やりたい放題の専務・柿丘哲郎(仲野太賀)の暴走を止めるよう社長にお願いするも、その願いは叶わずで…。梅越を筆頭に哲郎への愚痴は止まらず、今年中に「虹の屋」を出ていくと宣言しているルーシーに続いて、浮野まで旅館を辞めることを計画するのだった。

やがて、釣りに出かけていた浅月凛吾郎(石崎ひゅーい)が帰ってくるが、持って帰ってきたのは《魚》ではなく意識を失った《人》で!? 上下黒のスーツに身を包み、びしょ濡れで砂浜に倒れていた男(鈴木浩介)を拾ってきたのだが、意識を取り戻した男は英語で話し出したことから、影島は過去にイギリスの海岸で記憶喪失の男が見つかった話を持ち出し、《ピアノマン》ではないかと推測。桃代は警察に届けた方がいいと助言するが、哲郎は本当に《ピアノマン》ならば手厚い保護をした方が「虹の屋」のPRになると譲らない。やがて、男は流暢な日本語で語り出すが、つたない記憶の中で「虹の屋」の過去の出来事を鮮明に覚えていて…? まさか、元従業員!? やがて、記憶を取り戻した男・砂田の真の正体とは――? そして、哲郎はまたもや、誰もが予期せぬ行動に出るのだった!!


第8話のレビュー

「ジャパニーズスタイル」が始まった時、主人公の哲郎(仲野太賀)が癖の強い従業員を攻略し、寂れた実家の旅館を立て直していく物語かと思っていた。でもまさか、一番ヤバいのは哲郎の方で旅館を改悪していくと誰が予想できただろう。

帰ってきたばかりの頃はまだ可愛らしかったのに、専務になってからの憎たらしさたるや。今度は旅館にサウナを作ろうとしているようで、熱波師の資格を持つ闇金業者の澤田(松川尚瑠輝)を雇用。凛吾郎(石崎ひゅーい)に熱波師の研修を無理やり受けさせたり、ルーシー(市川実日子)や浮野奏太(KAƵMA)に旅館を出て行かせようとしたり、お世話になった梅さん(柄本明)の給料を削減するわでやりたい放題。哲郎がここまで暴走したのは一体全体なぜなのだ。

もはや仲野太賀が演じているという贔屓目で見ても耐えられないレベルでクズすぎる哲郎。第8話はそんな哲郎に罰が下る回だった。

釣りに出かけていた凛吾郎が連れて帰ったのは、砂浜に倒れていた男(鈴木浩介)。彼は記憶を失っているようだが、なにやら英語で話し始める。どう考えても、「どうぶつの森」に出てくるジョニーじゃないか(伝わるだろうか)。

その謎の男は「虹の屋」で徐々に記憶を取り戻し始める。どうやら数年前にオーストラリア人の団体客が旅館に訪れた際にその男も居合わせていたらしい。でも従業員は誰も彼のことを覚えておらず、その日のことを一つひとつ思い出す。

思い出話が膨らみ、和気あいあいとした雰囲気が流れる中、ひとり蚊帳の外にいるのが哲郎だ。なにせ、哲郎はその時いなかったのだから。哲郎はみんなに構って欲しくて必死でアピールするけど、邪険に扱われる。自業自得……!と言いたいところだけど、ずっと見ていたら何だか可哀想になってきた。

でも、そんな哲郎がラストに何をしたかといえば、またもや家出。全然懲りないというか、成長しないというか……。結局のところ、「虹の屋」の従業員たちも私たち視聴者も最初から最後まで哲郎に振り回されっぱなしだ。

次週はついに最終回だが、なんと1時間スペシャル。キャストたちは30分だけでもかなりカロリーを使いそうなのに果たして1時間なんて大丈夫なのだろうか。最後までその勇姿を見届けたい。


※この記事は「ジャパニーズスタイル」の各話を1つにまとめたものです。

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(C)テレビ朝日

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