<ケイジとケンジ、時々ハンジ。>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第4話ストーリー&レビュー
第4話のストーリー
▶︎「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」画像をすべて見る目出し帽で顔を隠した3人組の男が無人餃子店に侵入。126パックもの冷凍餃子を盗んだ上に、鉢合わせになった女性を突き飛ばして逃走した。捜査を開始した仲井戸豪太(桐谷健太)ら横浜みなとみらい署強行犯係の面々は、盗まれた餃子がフリマアプリに出品されているのを発見。出品者が大学生・三鷹蒼(濱田龍臣)であることを突き止める。
ところが、豪太と目黒元気(磯村勇斗)が事情聴取をすると、三鷹は「きっとアカウントを乗っ取られたんだ」と主張し、窃盗傷害事件への関与も、餃子の出品も否認。事件があった時刻も、以前バイト先で知り合った女子高生とボイスチャットをしながら、ソーシャルゲームをしていたという。しかも、この証言を受け、強行犯係の係長・江戸一(古田新太)の顔色が一変する! なんと、女子高生はほかでもない…最近何かと反抗的な我が子・陽葵(飯沼愛)だったのだ!!
江戸が慌てて確認すると、陽葵も三鷹とゲームをしていたと証言。しかし…その矢先、三鷹のアカウントに乗っ取られた形跡はないことが判明する。だとすれば、餃子を出品したのはやはり三鷹本人。そして、陽葵のアリバイ証言はウソだったと考えざるを得ない…。まさか陽葵も共犯なのか!? 疑惑が深まる中、みなとみらい署に呼び出された陽葵は「警察なんか大嫌い!」と、敵意をあらわに…。しかもこの事件、やがて二階堂俊介(北村有起哉)ら検察チームも苦戦を強いられる事態へと発展し…!
第4話のレビュー
今回の事件は無人餃子店で発生した126パックの冷凍餃子の窃盗。さらに、逃げる際に鉢合わせした女性を突き飛ばし、ケガを負わせたことによる傷害罪だ。
最近、無人販売店での窃盗は確かに増えている。実際のところ、検挙率がいかがなものなのか気になるところだが……。
作中では盗まれた餃子が、フリマアプリに出品されていることから容疑者が特定された。
出品者は大学生の三鷹(濱田瀧臣)。
仲井戸(桐谷健太)はいつもの熱血取り調べで詰めていくが、三鷹は容疑を否認。フリマアプリのアカウントも乗っ取られたのだと言い、また、自分にはアリバイがあると主張。
バイト先で知り合った女子高生とボイスチャットをしながらソーシャルゲームをしていたという。
その女子高生は、実は強行犯係の係長・江戸一(古田新太)の娘、陽葵(飯沼愛)だった。
が、三鷹の証言は次々と嘘だということが発覚。アカウントも乗っ取られていないし、出品していたものも盗まれた餃子と一致する。
では、アリバイを証言した陽葵も事件に関わっている……!? 江戸も娘につい、疑いの目を向けてしまう。
陽葵は警察に対して反発心を持っているようで、父に対しても挑戦的な視線だ。単なる反抗期かと思いきや、ちょっと複雑な心境のようで……。
今回は事件がどうの、というよりも、江戸の親子関係がメインのよう。
江戸は娘が事件に関わっていないと知るとホッとした表情を見せるし、陽葵も父が心配していたと知り、心を動かされた様子を見せる。
そして江戸は、娘が警察に対してどのような思いを抱いているのか改めて知ることになる。
「家に仕事を持ち込みたくない」という江戸に対して、陽葵はもう持ち込んでるじゃないかとかみつく。
そう、陽葵は単純に父親が、仕事を理由に家族との時間を大切にしてこなかったことに反感を抱いているのだ。つまり、ちょっと拗ねていたわけだ。かわいい。
事件がきっかけで、掛け違えられていたボタンを正す機会が与えられたことになったようだ。
江戸が下した決断は「警察をやめる」。
そして「パン屋をやる」。パン屋!!?
もうキッチンカーも買ったという。やる気まんまんか。
なぜパン屋かというと昔、江戸が焼いたパンを陽葵がおいしそうに食べていたのだそう。
陽葵もそのときのことを覚えていた。ようやく、親子の間に穏やかな空気が流れる。
江戸のパン屋は上々の滑り出しのようで、仲井戸もみなみ(比嘉愛未)と一緒に買いに行く……という結果、ほっこりな回だったが、第4話にして係長が交代ということだろうか……?
※この記事は「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」の各話を1つにまとめたものです。
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