国内ドラマ

REGULAR

2023年08月18日

<警部補ダイマジン>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<警部補ダイマジン>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

第6話ストーリー&レビュー

第6話のストーリー

▶︎「警部補ダイマジン」画像をすべて見る

秘密結社「44」の殺し屋・市川孝蔵(矢柴俊博)に刺され、特命捜査対策室の室長・平安才門(向井理)は、入院を余儀なくされる。そのうえ、市川にも逃げられてしまい、がく然とする台場陣(生田斗真)…。
 しかも、勝手に連続幼女誘拐事件の被害者宅の張り込みをした挙げ句、平安が刺されるという大失態を犯すことになった特命班のメンバーは、捜査一課の監視下に置かれ、身動きが取れなくなってしまう。台場は、動けない自分に代わり、捜査一課の刑事・七夕夕夏(土屋太鳳)に、市川の捜索を依頼する。

 市川を見つけたと七夕から連絡を受けた台場は、警視庁を抜け出す。しかし、ようやく市川を追いつめたと思ったその時、背後に「44」の殺し屋・杉山鉄次(Micro)が現れ、台場の頭に銃口を突きつける。すると、そこに自分が監視されていることを逆手にとった台場の思惑どおり、捜査一課の刑事たちが現れ、杉山を拘束。しかし、またもや市川の逃走を許してしまう…。

 そんな中、平安の病室に市川が現れる。再び平安殺害を試みる市川だが、そこに居合わせた公安部の理事官・百鬼行人(高橋克典)に阻まれ、またも作戦失敗。すると、市川が衝撃の行動に出て…!?
「44」が暗殺しようとしているのは自分だ――そう確信した平安に、百鬼は新たな情報を伝える。「44」に関する重要なデータが紛失し、しかもどうやらそのデータ紛失には台場が関わっているらしい、と…。
台場が自分に隠しごとをしていると感じた平安は…!?

第6話のレビュー

6話まで来たが、まだまだ新しいキャラクターが登場してくる。

才門(向井理)は市川(矢柴俊博)に刺されて入院。
特命班は勝手に連続幼女誘拐事件の被害者宅を張り込み、さらに才門が刺されたことで捜査一課の監視下におかれることになる。
台場(生田斗真)は自分が動けない代わりに、七夕(土屋太鳳)に市川を探すように依頼。少しでも「44」につながるものを見つけようとするが、台場たちよりも「44」が一枚上手だ。
策がピタリとハマらず、結局は「44」の思い通り。
台場の中にフラストレーションが溜まっていっているのが感じられる。


何より、台場は自分が天羽(宅麻伸)を殺したことをきっかけに「44」の動きが活発化し、多くの人が亡くなっていることに責任を感じていた。台場は基本的に人間に優しい人なので……。
(それにしても、6話冒頭でずいぶんと丁寧に振り返りをやってくれていたので伏線があるのかと見入ってしまった)

そして調べていく中で、殺されたフリージャーナリスト・磯野(石井正則)が天羽のパソコンを持ち出したのではないか、ということがわかる。そのパソコンに入っていたのは「議定書」のデータ。しかし、
磯野を殺してもデータは見つからない。そこで「44」は台場が持ち去ったのではないかと考えているため、殺さずにいるのだ。

台場があの場でパソコンを持ち去ってもよかったわけだけれど、警察が押収したものとしてでないと、パソコンの中に入っている幼女連続誘拐事件の証拠とはならない。
警察として天羽を立件したいという思いがあったからなのだが、皮肉な話だ。

 
一方、市川は再び才門を狙う。たまたま居合わせた公安部の理事官・百鬼(高橋克典)が撃退。ことなきを得る。
情報交換もしているし、才門は百鬼を信頼しているふうにも見えるのだが、実のところはどうなんだろう。実は何か企んでいそうにしか見えないし、得することがないと見舞いにも来なさそうな。


怪しいと言えば、科捜研の警視・雲田(松平健)もだ。才門にはまだ知らせていない重要な情報を持っていたりするのでは? 父親のことを探らせないようにしたかったり?

さらに、桐山漣演じる元県警の管理官で現デジタル担当大臣・清家が登場。そこに「44」のトップ・占部(小澤征悦)が近づく。

次々と新たな人物が出てくる登場してくる中で、今回も退場する人物が。市川だ。

占部に「ご苦労だった」と言われた市川。用済み、ということなのだろうけれど、なんとも残酷。市川は最後に才門を殺すという役目を果たそうとしたが叶わず。焼身自殺をした。

回を追うごとに狂気じみていった市川だけれど、死ぬことをためらった姿に人間味を感じて切ない。

物語は「最終章」へ。「44」との決着が近いのか……。


ところで、エンディングの「オオカミと彗星」(関ジャニ∞)が最高だ。
イントロと共に画面に登場人物が映し出されると、はちゃめちゃにカッコイイ(今回は小澤征悦さん)。
曲の入りのアウトロっぽさが、物語の終わりを感じさせつつ、そこから曲が盛り上がっていくので次回への期待が高まるのがとてもイイ。
ラストは台場たちの未来が感じられるようなシーンに華を添えてくれるといいのだけれど……と願わずにはいられない。


※この記事は「警部補ダイマジン」の各話を1つにまとめたものです。

→元記事はこちら

→目次へ戻る


無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

(C)テレビ朝日

RANKING

SPONSORD

PICK UP!