<イタイケに恋して>最終回まで全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第8話ストーリー&レビュー
第8話のストーリー
→「イタイケに恋して」画像ギャラリー影山(渡辺大知)は、研究所に押しかけてきた結花(石川恋)を、もう話すことはないと突き放す。しかし結花は帰らず、六郎(升毅)の許可を得て研究所に泊まる。翌朝、結花と顔を合わせた飯塚(菊池風磨)とマリック(アイクぬわら)は驚く。
まもなく相談者が研究所に来る予定だったが、劇団の公演が始まる飯塚は欠席。飯塚に代わって、結花が影山とマリックとともに相談を聞く。
相談者は、ドイツの証券会社に勤務する常楽寺(奥野瑛太)。彼は2ヵ月間、一時帰国していて、ドイツに戻る前に結婚相手を見つけたいと考えていた。それからマッチングアプリを使って2000人の女性とマッチし、さらに20人まで絞り込んだものの、誰が本当の“運命の人”なのかが分からない。常楽寺は、自分にふさわしい女性を探し出す手伝いをしてほしいという。
研究所には、常楽寺とともに20人の女性が集まっていた。影山たちは、常楽寺の“運命の人”を見極めるため、女性たちを観察する役目を任される。
まずは、ハードな海外生活を乗り越えられる知性と体力を試すクイズで、20人から10人に絞る。常楽寺を射止めるためにバトルを繰り広げる女性たち。その様子は、まるで恋愛リアリティーショーのようで…。
続いての課題は、常楽寺と2ショットデート。10人になった女性たちは、自分の特技を使って常楽寺にアピールする。
過酷な戦いを勝ち抜いたのは、3人。それでも常楽寺は、誰を選べばいいのか決められない。
最終審査はグループデート。常楽寺と3人は、意外な場所でデートすることになるのだが…!?
第8話のレビュー
今回相談にやってきたのは常楽寺清太郎(奥野瑛太)。ドイツの証券会社に勤務している、いわゆるエリートの清太郎は、一時帰国している間に結婚相手を見つけたいという。マッチングアプリでマッチした2000人の女性たちの中から運命の1人を探す。華やかなドレスに身を包んだ女性たちが競い合う絵面は、某恋愛リアリティーショーそのものだ。
自身が所属する劇団の公演があるという理由で将希(菊池風磨)はいないし、影山(渡辺大知)と話をするために研究所まで押しかけてきた結花(石川恋)が将希のピンチヒッターを務めるし、なんかちょっと調子が狂う。
体力と知力を競う「ジャンピング・クイズ」や2ショットデートを経て、候補者は3人へと絞られていく。
途中、清太郎がお金持ちだからという理由で女性たちが集まってきているのかと勘繰る結花。実は筆者も同じ考えだったものの、経営者やらハーピスト、大工見習、華道家など、どれくらいの稼ぎがあるのか定かではないが、独自のお仕事を持っている人が多い。単純に1人1人と話がしてみたいと思ってしまった。
女性たちの個性が際立ったのはやはり2ショットデート。
あれはお金がかかりそう、あの言動はあざとい…など、佐知(石井杏奈)と結花、女性陣2人が意気投合するのが面白かった。この談義、賛否両論あるだろうけど、ずっと聞いていたいくらいだ。
そんな中、なぜかふとコルクに扮して熱唱する影山を思い出す佐知。
え…まさか、好きなの? どこで好きになった?
選ばれた3人を1人に絞れないと悩む清太郎に、六郎さんが「素敵な人を選ぶのではなく、選んだ人と素敵な関係になればいい」と静かに語った言葉が印象的だった。たしかに、人は往々にして“理想の人”を求めてしまいがちだ。でも、実際には自分の理想を100%体現している人などそう出会えるものではない。そうであれば、あとはお互いの努力次第。これに気付き、行動に移すことができれば、きっともっと生きやすくなるだろう。
最後は女性3人と清太郎でのグループデートへ。みんなで将希の舞台を見に行くことになった。
劇場への道中、結花に「影山さんはトラウマを抱えていて、今はリハビリ中」であると話す佐知。そんなことを言っちゃうあたり、影山への思いは確定と見てまず間違いなさそうだ。
結花は、浮気は影山の勘違いだったと言うが、その理由が言い訳にしか聞こえない。影山が結花の家のベランダで鉢合わせたのはストーカーだったなんて、そんなことあるだろうか?
そして、「好きなんでしょ、ノブくん(影山)のこと」と結花。まだ佐知自身も確信できていなかっただろう思いをあっさり言葉にされてしまった。動揺する佐知がなんだかかわいい。同時に、この先制攻撃は結構ダメージがありそうだ。
「ある刹那…」とはじまる将希らの演劇は、ほとんど蜘蛛の糸だった。楽しそうに観劇する男性陣だったが、清太郎は横に並ぶ女性たちを見て残念そうだ。彼は何を見たのか?
研究所に戻り、清太郎が選んだのは結花だった。
最終ラウンドのグループデートの前、結婚相手に求めるものを問われ「笑」と答えていた清太郎。将希の舞台を見て、3人の候補者はつまらなそうにしていたが、結花は清太郎と同じように大爆笑していた。たしかに清太郎と笑いの価値観が合うようだ。でも、結花が好きなのは影山だけ。清太郎の告白を断り、去って行く。
ここにきて、マリック(アイクぬわら)は結花を、結花は影山を、佐知は影山を好きという複雑な構図が出来上がった。惚れっぽい将希がここに参戦していないなんて!と思いきや、「ただいま~さき」(いつか使う)と帰宅した彼は、佐知を好きになってしまったかもしれないと、まさかのカミングアウトをする。ここから、研究所を舞台に恋愛模様が描かれていくのだろうか。いや…カオス!!!(笑)
※この記事は「イタイケに恋して」の各話を1つにまとめたものです。
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