<お耳に合いましたら。>最終回まで全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第7話ストーリー&レビュー
第7話のストーリー
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雑誌の「イマ聴くべきPodcast10選」に「お耳に合いましたら。」が選ばれた美園(伊藤万理華)は徐々に認知されてきていることに、喜びが隠せないでいた。そんな中、営業部エースの桐石(中島歩)と取引先のスーパーへ営業をする事に。
何事もそつなくこなす桐石の営業テクニックを見て感銘をうけていたが、スーパーの店長・大門(松尾諭)にはテクニックが通じず、壁にぶち当たってしまう。やる気を失くしてしまった桐石を励まそうと、美園は声をかけるが…
第7話のレビュー
好きなものを、好きなように食べて、好きなように語る。
伊藤万理華主演のポッドキャスト&チェンメシストーリー「お耳に合いましたら。」。元乃木坂46桜井玲香と共演した第6話がとても良かったのだが、第7話「ヘタレ王子と八本の矢」も実に気持ちの良いお話だった。
高村美園(伊藤)は取引先のスーパーに直接、営業に行くよう命じられる。バディは営業部エースの桐石(中島歩)。桐石は「八本の矢」と呼ばれる武器を持っていた。スマイル、自信、データとマーケティング(以下略)。ところが店長の大門(松尾諭)には、まったく通用しない。あっという間に自信喪失してダメ男と化す桐石。美園にも「ガラスのエース」「ちっちぇえ……」と呆れられる始末。
すっかりやる気を失った桐石に、美園はスーパーの近所にあったチェンメシ・ドムドムバーガーを食べさせて励ます。ドムドムバーガーといえば、日本初のハンバーガーチェーン店として知られるが、最盛期の90年代には約400あった店舗が現在は27にまで減ってしまった“絶滅危惧種”。現在は、美園が食べていた「お好み焼きバーガー」や「はみでる!アジフライバーガー」など個性的なメニューで勝負をかけている。ピンチのときに食べるにはぴったりのチェンメシだ。桐石がかぶりついている姿を見て、ものすごくドムドムバーガーが食べたくなった人は少なくあるまい。
桐石と美園は再びあの手この手を使って店長攻略を目指す。跳ね返されるたびに、ドムドムを食べて反省会を繰り返すふたり。桐石と美園の間に、いつしか会社の先輩と後輩、男女を超えた、ほのかな友情が生まれているのが微笑ましい。なんでも器用にこなすように見えた桐石が実は不器用な男だとわかるのだが、それを隠したり、誤魔化したりしないで、まるごと晒しているのがいいのかも(それを美園にポッドキャストの話のネタにされていたりするのだが)。最後は、ちゃんと美園のアドバイスにも従うようにもなっていた。
結局、営業に成功した桐石は鼻高々。実は成功したきっかけは「方言」だったというオチ(桐石と店長が青森出身だった)。エンディングダンスには桐石も登場して、本当の「バディ」になった感じがすごく良かったエピソードだった。やっぱり誰かと一緒に同じものを「うまい!」と思いながら食べていると、何か連帯感が生まれるんだろうなぁ。
※この記事は「お耳に合いましたら」の各話を1つにまとめたものです。
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第8話ストーリー&レビュー
第8話のストーリー
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ある日突然社長(伊藤俊介)から「25代続いた広告塔らっきょう子ちゃんをこの夏で終わらせる」と全社員宛にメールが一斉送信された。反対の美園(伊藤万理華)は社長に抗議の連絡をすると、らっきょう子ちゃん存続派の人たちで新企画を考えてプレゼンするよう指示される。就業後、集まったのは佐々木(鈴木仁)、経理部の若林(臼田あさ美)、商品管理部の新木場(森本サイダー)。
4人で企画会議をするものの、なかなかアイデアが浮かばず苦戦する…
第8話のレビュー
伊藤万理華演じる主人公が、大好きなチェンメシをポッドキャストで語りまくるドラマ「お耳に合いましたら。」。今回も隅々まで行き届いた素敵なエピソードだった。
まつまる漬物の社長(伊藤俊介)が突然、大きな決断を下した。キャンペーンガールの「らっきょう子ちゃん」を25代目で打ち切ってしまうことにしたのだ。“青春”をテーマにしたCMもネタ切れで迷走気味。
社長に反対メールを送ったのは高村美園(伊藤万理華)と音マニアの佐々木涼平(鈴木仁)、いつも眠っている商品管理部の新木場(森本サイダー)、“アイアンウーマン”こと経理部の若林(臼田あさ美)の4人だけ。さっそく「らっきょう子ちゃん存続会議」を開いた4人は、CMのモチーフになりそうな“新しい青春”を探そうとするが、すぐに行き詰まってしまう。ホワイトボードに書かれた「AI戦争でディストピア化したTOKYOが舞台」の「らっきょう子2121」が気になる。
らっきょう子ちゃんに愛着のある美園、らっきょう子ちゃんが初恋の相手だという佐々木、ガチオタクの新木場に対して、今ひとつ反対理由がわからなかった若林だが、実は25代目らっきょう子ちゃんこと大泉凛子(駒井蓮)が彼女の姪っ子だということが判明する。そりゃ応援するに決まってるよね! 大いに盛り上がる一同。それまで同じ社内にいてもほとんど話さなかった4人(美園と佐々木は除く)が「好き」で通じ合った瞬間だった。
美園はその勢いでポッドキャストの収録をスタート! 今回のチェンメシは残業の夜食としてテイクアウトした「銀だこ」。たこ焼きは好きだけど「銀だこ」にこんなにいろいろな味があるって知らなかったよ。
「銀だこ」をつつきながら、“青春”の思い出話をする4人。美園はまわりと話が合わずに深夜ラジオばかり聴いていた青春、佐々木はひとりでバンド(?)をしていた青春、新木場は自転車に乗り続けた青春、そして若林は恋をしていた青春――。
大好きな彼が自分と釣り合わないと思うあまり、毎日お風呂で「(彼のことを)好きになりませんように」と祈っていた高校時代の若林(中尾百合音が臼田あさ美そっくりですごい)。文化祭の前日の思い出も甘酸っぱい。憧れの彼氏に文化祭の打ち上げに誘われたけど、結局打ち上げはなかった。本当は自分以外の人間たちはやっていたのかもしれないし、期待してしまった自分をバカみたいと思ったけど、それが若林にとって「一番青春っぽい瞬間」だったという。
若林の話を聞いて「青春なんて、そんなもんかも!」と叫ぶ美園。たしかに、青春なんて良いことばかりなんかじゃないし、孤独だし、苦しいし、何よりふわふわしていて手応えがないものだったりするんだよね。
大人になった今は、それぞれに「好き」ができて(若林はBTSのファンになったとか)、楽しいと語り合う4人は「らっきょう子ちゃん」存続が実現したら、あの日できなかった「打ち上げ」をやろうと約束する。4人がプレゼンしたのは青春が終わった「らっきょう子さん」。社長は感動してプレゼンは大成功! 打ち上げは4人で「銀だこ」ダンス。
これまではポッドキャストでリスナーに自分の「好き」を伝えていた美園だったが、今回は初めて一緒に語り合う4人で「好き」を伝え合っていた。何人に聞いてもらうかはどうでもよくて、ポッドキャストという手段を用いて身近な人たちと通じ合うことができる。それって、とっても素敵なことだと思う。
※この記事は「お耳に合いましたら」の各話を1つにまとめたものです。
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第9話ストーリー&レビュー
第9話のストーリー
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あることからひきこもりになってしまったお嬢様・西園寺ヒナミ(豊嶋花)は、最近美園(伊藤万理華)のポッドキャストにはまっていた。今まで家で出されるオーガニックな食事しか食べていなかったため、美園のチェンメシ愛を聞き、どうしてもジャンクフードが食べたくなってしまう。その思いを執事・松岡(嶋田久作)、家政婦・梅垣(小林きな子)、シェフ・竹森(山崎樹範)に訴えると、最初は反対されるも滅多にないヒナミのお願いに母(吉本菜穂子)に内緒で4人でピザ購入計画を実行することに…
第9話のレビュー
ポッドキャストとチェンメシをめぐる深夜ドラマ「お耳に合いましたら。」。第9話はちょっとした番外編。主人公・高村美園(伊藤万理華)のポッドキャストを愛聴している引きこもりのお嬢様、西園寺ヒナミ(豊嶋花)の物語だった。
西園寺家は使用人が3人もいる立派な家柄。ヒナミは健康のためにオーガニックな野菜料理しか口にしたことがなかったが、美園のポッドキャストを聴くようになってからチェンメシに憧れをいだくようになる。
「牛めしやハンバーガーに立ち食いそば。もう食べてるのを聴いてるだけで、口から唾液が出て、胃がジャンクを求めて苦しくなるの!」
わかる、わかるよ、ヒナミお嬢様。彼女はポッドキャストでの美園の呼びかけに応え、執事の松岡(嶋田久作)、家政婦の梅垣(小林きな子)、シェフの竹森(山崎樹範)に向かって、7年3ヶ月ぶりにわがままを言う。
「私、明日、ドミノピザが食べたい!」
最初は「不祥事」「背信行為」と渋い顔をしていた松岡も、ヒナミが「私は、この4人でピザを食べたいの」「みんな、家族なんだもん」という言葉に思わず破顔。都合の悪い3人に代わってヒナミが一人でドミノピザを買いに行くことになる。お嬢様の大冒険だ。
ヒナミ役の豊嶋花は、数々のドラマで主要人物の子ども時代を演じてきた名子役。最近では「大豆田とわ子と三人の元夫」の娘・唄役が印象的。徐々に名子役から名女優へと脱皮しつつある感じがする。今回も使用人を演じた芸達者たちとのやりとりが楽しい。
いろいろありつつ(たいしたことではないんだけど)、無事にドミノピザを買ってきたヒナミは、美園のポッドキャストを聴きながら4人でピザにかぶりつく。「ああ、世界の色が変わるほど美味しすぎる!」とヒナミが叫ぶのだが、筆者もピザを一度も食べたことのない状態に戻って初めて食べてみたら、こんなことを叫ぶのかもしれない。
「ピザって無敵ですよね。どんなに悲しくても、どんなに空気が悪くても、ピザが来たら、そこが一気にパーティー会場になってしまって、誰もが笑顔になる。お寿司とピザは、もう世界最強の食べられるパーティーグッズだって私は思うんです」
「一人で食べている人は、ピザが空間を明るくしてくれるし、仲間や家族で食べている人は、何でも明るく話せそうな空気に包まれる。ビバ、ピザ!」
美園のポッドキャストの喋りもキレキレ。ピザを囲んだヒナミと使用人たちは、楽しいパーティーをしている家族のようでもあり、仲間のようでもある。そういえば、昔、会社勤めをしてるときの残業の夜食は上司が取ってくれたピザだったなぁ、と思い出したりした。あれは、陽気に仕事をしようぜ! という上司なりのメッセージだったのかもしれない。
ヒナミの初恋の予感も匂わせつつ、最後は厳格な母親(吉本菜穂子)が「開かずの冷蔵庫」からピザによく合うコーラを出してハッピーエンド。エンディングダンスは、途中から「ご本人登場!」みたいな感じで現れた美園に、驚きと喜びを隠せないヒナミの姿がキュート。
今回はレジェンドパーソナリティが登場しなかったが、シェフ役の山崎樹範は人気ラジオ番組「SCHOOL OF LOCK!」の“初代校長”で、そのとき“初代教頭”だったのが、今回の脚本を担当したマンボウやしろだった。
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第10話ストーリー&レビュー
第10話のストーリー
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美園(伊藤万理華)のもとに、母・美由紀(美保純)が突然やってくる。まつまる漬物との商談があると聞かされ、幼い頃から母に振り回されてきた美園は困惑する。翌日、会社で亜里沙(井桁弘恵)と佐々木(鈴木仁)と過ごしていると、商談を終えた母がやってきて、ひょんなことから皆で一緒に夜ご飯を食べることに。用があって美園の部屋を訪れた紗江子(濱田マリ)も加わり、張り切って料理の準備をする美由紀だったが…
第10話のレビュー
「お母さんにかかわるとろくなことがない!」
チェンメシ&ポッドキャストドラマ「お耳に合いましたら。」第10話は、ちょっとほろ苦いけどスイートな母子の物語。「好き!」だけじゃなくて「好きだけど嫌いだけど好き」みたいな奥行きのある味わいのストーリーだった。
高村美園(伊藤万理華)の母、美由紀(美保純)が突然やってくる。美園が務める会社、まつまる漬物と商談をするためだ。24歳で起業し、女手ひとつで美園を育ててきた美由紀だが、これまで様々な商売に手を出しては失敗を繰り返してきた。だけど、転んでもタダでは起きないし、それなりに何とかなっているところがすごい。バイタリティの塊だと思う。
人との距離がとことん近く、周囲を振り回してばかりの美由紀は、美園が大人になっても相変わらず。まつまる漬物に持ちかけた商談はアイデアレベルで実態をともなわず、美園の友人たちを美園の部屋に招待したものの、騒ぎを起こすばかりでまともにもてなすこともできない。張り切りすぎると失敗してしまうのが美由紀のクセらしい。娘があきれてしまうのも無理はない。ちなみに部屋で美園がパジャマ代わりに着ていたのは人気番組「空気階段の踊り場」(TBSラジオ)のTシャツだった。さすが。
美園は母も聴いているポッドキャストで、母への想いを打ち明ける。テーマは母の仕事場でもあった「ドトール」。幼かった美園は、ドトールで商談する美由紀の姿をずっと見てきたのだ。
保育園や学童保育に預けるのではなく、自分の仕事場に連れてくるのは、母親の愛情でもあり、打算でもある。商談相手に謝罪するとき、美園に嘘泣きを強要していたのだ。自他ともに認める「反面教師」だった。だけど、美園にとっては嫌な思い出ばかりではない。
「苦い思い出ばっかりだけど、私、ドトールが好きです。大人の世界に入り込んで仕事をするお母さん。そんなキラキラするお母さんを側で見られたから」
良い思い出の象徴が、商談がうまくいったときに食べた、甘い甘いミルクレープ。何層にも重なったクレープ生地を1枚ずつ巻き取って食べる母親を真似して、一緒に笑ったこともあった。
「ミルクレープみたいに、いろんな経験を重ねて、大人になった今だから、気づけたことがあります。コーヒーも思い出も、味わうごとに苦みが深みになっていくんです」
好きでもあるし、嫌いなんだけど、やっぱり好き。そんな娘の複雑な感情を、コーヒーの苦みとミルクレープの甘さに例えた脚本が見事だった。脚本を担当した灯敦生は「イタズラなKiss」シリーズに出演する女優でもある。すごい人がどんどん出てくるね。
エンディングダンスは美保純も登場。伊藤万理華が怒ったふりをした直後に肩に顔を寄せてふたりで目を瞑るシーンは、なんだか本当の母子のように見えた。
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-{第11話ストーリー&レビュー}--
第11話ストーリー&レビュー
第11話のストーリー
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佐々木(鈴木仁)はたまたま亜里沙(井桁弘恵)と田所(濱津隆之)が話しているのを盗み聞きしてしまう。すると、亜里沙の口から「運命の人」と言う言葉が…いてもたってもいられなくなった佐々木は美園(伊藤万理華)にそのことを告げる。美園が亜里沙に直接真相を聞こうとするが、ことごとく避けられてしまう。そのことにますます不安になった美園は、結婚するのか、それならなぜ教えてくれないのかなど勝手な想像が膨らみ…
第11話のレビュー
大好きなチェンメシ(チェーン店のごはん)をポッドキャストで語りまくる主人公を描いた「お耳に合いましたら。」。
最終回の1回前の11話は、高村美園(伊藤万里華)にポッドキャストを始めるきっかけを与えてくれた親友で同僚の須藤亜里沙(井桁弘恵)とのエピソード。一番深くつながってるように見えた二人だったけど、実は大きな違いがあった。あふれるぐらい「好き」なものがある人と「好き」なもののない人の違いである。
美園を大きなショックが襲った。亜里沙が転職するというのだ。ふたりはチェンメシ「串カツ田中」でビールをあおりながら、正面きって話し合う。
「ようやくわかったんだ。私には、具体的に好きなものがないってこと」
亜里沙は生き生きとポッドキャストで喋る美園を眩しく見つめながら、自分の「好き」を探していたが見つからなかった。「好き」なものがある人は幸せだ。じゃ、「好き」なものがない人はどうすればいい? そこで、亜里沙は何かが「好き」な人を応援するために、働きやすい環境を作る仕事をしたいと考えるようになったのだという。亜里沙を苦しませたり、美園に嫉妬させたりしないドラマ作りが優しいなぁ。
一方、美園は亜里沙を応援したいけど、つい取り乱してしまう。友達が新しい道に進むことを決意したら、笑って送り出すのが大人の建前かもしれないけど、美園はこれまでと同じく本音をポッドキャストで語っていく。
「好きなものを好きってちゃんと言わないと、本音をちゃんと外に出さないと、心が死んでしまうから」
ここで美園が言う「好きなもの」は亜里沙のこと。「本音をちゃんと外に出さないと、心が死んでしまうから」とは、1話で美園がポッドキャストを始めた動機を指している。だから、どうしても「亜里沙と離れたくない」という本音があふれてしまうのだ。
一度は「串カツ田中」で楽しく飲み明かした美園と亜里沙だけど、結局ふたりの関係は気まずいまま。そんな折、佐々木の急な転勤話が持ち上がる。みんなバラバラになってしまう⁉
ちなみに亜里沙がフリースタイルバトル(?)の中で持ち出した、心理学者、アルフレッド・アドラーの「課題の分離」とは、他者の課題に土足で踏み込まないことで、対人関係の悩みをなくしていくというもの。「他者はあなたの期待を満たすために生きているのではない」というのがアドラーの考えだが、美園は「わからない」と切り捨てた。このあたりが、ふたりの仲をこじらせてしまっているのだが……。どんな最終回が待っているのだろうか?
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(C)「お耳に合いましたら。」製作委員会