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2021年11月01日

<アバランチ>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<アバランチ>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】


第3話ストーリー&レビュー

第3話のストーリー



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六車(板尾創路)と黒田(嶋田久作)の汚職を暴いたものの、黒幕である大山(渡部篤郎)がなかなか尻尾を出さないことを受けて、山守(木村佳乃)は、各界の超VIPが通う高級会員制サロン・悠源館を経営する黄月蘭子(国生さゆり)に次の狙いを定める。蘭子は、悠源館で交わされた密約や談合といった情報を利用し、総理大臣の郷原(利重剛)の信用をも得ていた。山守は、蘭子が隠し持つと言われる極秘情報が詰まった通称「Kファイル」を手に入れ、裏で糸を引く大山をあぶり出そうと考えたのだ。

牧原(千葉雄大)でも手出しできないほどのセキュリティーが導入されている悠源館に、身分を偽ってホステスとして潜入することになったリナ(高橋メアリージュン)。ここ数年、従業員のホステスが何人も不審死を遂げている悠源館に対し、リナはある特別な思いを抱えていた。そんなリナの怒りと悲しみを察した羽生(綾野剛)は、彼女を心配するが…。

その頃、西城(福士蒼汰)からアバランチの真の目的を問い詰められた山守は、3年前に起きた事件について語り始める。その一方で、アバランチの正体を突き止めようと暗躍する大山の手が、山守のすぐそばまで伸びてきて……。

第3話のレビュー



今回、メインとして描かれたのは元自衛官の明石リナだ。

各界の大物が通う高級会員制サロン・悠源館。高いセキュリティーが導入されていることもあり、リナがホステスとして潜入することになる。ここでは大物たちが密談を交わしており、悠源館の経営者である黄月蘭子はその情報を握っていたのだ。
実は、リナの友人・花音もかつて悠源館で働いていたが、違法ドラッグを服用し苦しんだのちに自殺していた。その死に悠源館が関わっていたことは明白で……。

普段はクールなリナ。今回もその表情を崩さない。ただ、どこか不気味さを感じさせる。潜入のために受けた面接では、ニッコリと笑顔を張り付け、全く感情が読めない。なんというか、目に表情がないのだ。動揺などが出てこず、サイボーグみがある。だからこそ、感情を爆発させたときとのギャップが激しい。ゾッとしてしまうが、こうさせたのは悠源館を経営している蘭子――。リナを通してその罪を表現しているかのようだ。
そしてそんなリナを抱き寄せる羽生の包容力よ。いまは優しい表情を見せることが多い羽生だが、リナ以上にギャップがありそうだ。今はまだ怒りを溜めこんでいるような雰囲気さえある。

また、第3話にして活躍の場ができたのは西城だ。アバランチの面々が入り込めないところに、警察手帳を使って侵入。監視カメラの映像をゲットしてくるわけだが、わかりやすいドヤ顔がかわいい。ピリピリしている作中で西城は毎回、数少ない和みポイントになっていのかもしれない。
ただ、西城って嘘がつけなさそうというか、ポーカーフェイスが装えなさそうというか……。不用意にアバランチのほころびにもなりそうでソワソワする。

そして、内閣官房副長官の大山もアバランチの調査を進めている。内閣情報調査室の山中がアバランチの情報を集め、その確信に迫ろうとしているのだ。3話ラストでは、アバランチが使用している車両のナンバーも掴んでいた。彼らが能力は高いけれど、プロではないことも把握済みだ。山中は「大山に恨みを持っていそうな人間のリスト」も用意していた。その中には山守や牧原たちの名前も……。

第4話では、さらに大山がアバランチに肉薄しそうだ。早くもひとつの山場を迎えそうである。

※この記事は「アバランチ」の各話を1つにまとめたものです。

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