<最愛>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第3話ストーリー&レビュー
第3話のストーリー
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大輝(松下洸平)から「友達として話をしたい」と言われた梨央(吉高由里子)は、近所の馴染みの鉄板焼き店へ。ぎこちないながらも昔のような空気が2人の間に流れ、梨央は事件当夜のことを話し始める。
署に戻った大輝は、梨央の足取りを付近の防犯カメラで確認。彼女の話に矛盾はなく、相棒の桑田(佐久間由衣)も梨央は犯人ではないと感じるが、同時にどこか煮え切らない大輝の態度がひっかかる。
そんな折、「真田ウェルネス」に一通の脅迫メールが届く。後藤(及川光博)は事業説明会の中止を進言するが、新薬開発をなんとしても成功させたい梨央は「中止はしない」と断言。説明会がアナリストやメディアに評価されて新薬が承認されれば、自分の前から突然姿を消した弟の優が戻ってきてくれるかもしれないという思いもあった。物々しい警備体制のなか、事業説明会が始まる・・・。
第3話のレビュー
第3話は、真田ホールディングスの弁護士であり、梨央(吉高由里子)の理解者でもある加瀬賢一郎(井浦新)のナレーションからはじまった。
「弟は15歳のとき彼女の前から姿を消した」とあるように、梨央の弟である朝宮優(柊木陽太)は現在も行方不明だ。
「できれば友達として話がしたい、秘密は守る」という大輝(松下洸平)の言葉で見つめ合う2人。15年前まではお互いが好き合っていたのに、今は重要参考人と刑事……。いったい梨央と大輝はどんな気持ちでいるのだろうか。
渡辺康介(新井大智)の死になんらかの関係がある、2人をつなげていたお守り。梨央はもらったその日になくしたと告白した。梨央の話が本当であるとすれば、いったい誰がそのお守りを渡辺の遺体と一緒に埋めたのだろうか。
第3話は事件が大きく動いた。
梨央が社長を務める真田ホールディングスに脅迫メールが届いた。事業説明会を中止にするよう専務の後藤(及川光博)は事業説明会の中止を促すも、梨央はそれを突っぱねる。しかし、梨央が強行した事業説明会の日に、1人の男が会場に侵入していた。
案の定、梨央はその男にナイフで脅される。そこに助けに入った加瀬は腕を切りつけられ負傷。遅れてやってきた大輝に逮捕された男は、真田ホールディングスに恨みをもつ同業者の元社長だった。
逮捕されたときに男が「真田梨央は人殺しです」と集またマスコミに大声で叫んだため、真田ホールディングスの評判はガタ落ち。
今後、梨央はどうやって会社の信用を取り戻し、長年の夢であった新薬発売にこぎつけるのか。
今回からは脇を固める登場人物に1人ずつ注目をしていきたい。第一回目は、田中みな実が演じるフリーライターの橘しおりだ。
専務の後藤と裏で繋がっており、梨央のことを調べるうちに真田ホールディングスのことも追うことに。この橘という女性は化粧っ気もなく、まったく愛想がない。狙った獲物は逃がさないといった感じで、なんともしつこそうなタイプに見える。
この役を演じる田中は、世間のイメージからいうと真逆のところにいる。キャスティングの面白さも同ドラマの魅力かもしれない。
また気になるのが、初回からちょこちょこ登場する謎の青年。
彼はいったい誰なのか?
シンプルに考えると、この青年が優なのかもしれないが、それほどストレートに考えていいものか?
筆者はこれは優ではないと考えているが、であれば彼は誰なのか?
そして優はどこにいるのか? ということになる。
まだまだ考察が必要そうだ。
※この記事は「最愛」の各話を1つにまとめたものです。
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