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2021年11月02日

<最愛>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<最愛>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】



第7話ストーリー&レビュー

第7話のストーリー



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梨央(吉高由里子)の前に現れたしおり(田中みな実)は、真田グループの不正について追及する。話が見えない梨央はその場を去るが、しおりが自分や優(高橋文哉)のことを昔から知っていたような口ぶりに違和感を抱いていた。

加瀬(井浦新)の尽力によって昭(酒向芳)の死には関与していないことが証明された優は、梨央と一緒に暮らすことに。さらに、加瀬の言葉で前向きに生きることを考えるようになり、新薬の治験を受ける決意をする。

一方、大輝(松下洸平)と桑田(佐久間由衣)は、15年前の事件の捜査から関係者として浮上したしおりと接触。15年前のある恨みが昭殺害事件につながった可能性があることを掴むが、しおりには事件当夜のアリバイがあった。

さらに、しおりは真田ウェルネスが経営する老人ホームに出入りし、真田グループの不正を執拗に追う。そんな彼女に対し、後藤(及川光博)は再び取材をやめさせようとするが……。


第7話のレビュー

私たち人間は「数字」で左右されて生きているところがある。

たとえば、新型コロナウイルスの感染者数やランチメニュー表のカロリー値などには、自然と目がいくものだ。世間には参考になる数字で溢れているが、逆にあまり参考にならない数字も実はある。これは完全に個人的意見だけれど、最近の「視聴率」はあまり参考にならない部類に入るのではないだろうか。

なぜなら先週の「最愛」の平均視聴率(世帯)は8.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったからだ。

あれほど面白くて、真犯人の考察がネットに大量に溢れている作品だというのに、視聴率が10%に届いていないとは……。見逃し配信で多くの人が見ていることが理由の一つに考えられるが、リアルで視聴している人の少なさよ。筆者は、「最愛」のようなスリルのあるドラマこそ、リアルタイムで楽しみたいタイプだ。

さて、前置きが長くなってしまった。第7話を紐解いていこう。

執拗に梨央(吉高由里子)のことを追いまわすライターの橘しおり(田中みな実)は、過去に梨央と接触していたことがわかった。合同合宿で渡辺康介(朝井大智)から性的暴行の被害にあっていたしおりは当時、被害にあう前に梨央に助けを求めていた。しかし、そのことに気付けなかった梨央。

「あの日から人生が一変しました。なのにあなたは世界を変える30代。こっちは息をするのもやっとの思いで生きてきたのに……」


明らかに梨央に対して逆恨みをしているような発言を吐いた。

さらにしおりは、渡辺親子の死は仕方のないことと発言。その時点で梨央は、しおりが渡辺親子の死に関係しているのでは、と疑っていた。

被害にあったしおりには同情するが、そのときに助け舟を出してくれなかった(気づいてくれなかった)というだけで、あそこまで梨央のことを恨むだろうか? 新聞社を辞めた理由も梨央となんらかの関係があるのかも?

しかし、そのしおりがなんとラストで転落死

明らかに後藤(及川光博)が殺したかのような描写が観られたが、安直にそう考えていいものか?

第7話では、大輝(松下洸平)と梨央が見つめ合う胸きゅんシーンもあり、視聴者にドキドキ感を与えてくれた。

弟の優(高橋文哉)も治験を受ける決心をし、明るい展開も予想できるが、優の症状が改善されることにより、15年前のあの夜の出来事をはっきりと思い出すのではないだろうか。もしかしたら優の脳裏にあの日父、達雄(光石研)と一緒にいた人物の顔が思い浮かび、ストーリーが大きく展開するということも考察できる。

来週の予告で、また一瞬だけ映った藤井(岡山天音)が不気味だ。

所轄に異動になった大輝は今後、どんな動きをするのだろうか?

過去の事件と新たな事件は、どこでどうつながっているのだろうか?

頭の中はさらに「ハテナ」でいっぱいだ。





※この記事は「最愛」の各話を1つにまとめたものです。

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