<山田裕貴の魅力>そこにあるのは「説得力」と「信頼感」


舞台 Dステ 12th「TRUMP」クラウス役/アレン役



2013年の「TRUMP」は、2役を2人の俳優が回替わりで演じるスタイルで、山田はクラウス役とアレン役を演じた。2021年のTRUMPシリーズ企画「初めての繭期」で、山田がティーチャークラウスを演じたREVERSE版がYouTubeで限定配信された。上に引用している画像で、手間に座った瓶底眼鏡をかけてストールをぐるぐる巻いているのがクラウスだ。ちなみに回替わりで演じたアレンは、クラウスの右にいる白い服の青年(この写真では陣内将)だ。

筆者は初めて観劇した「TRUMP」が2015年のもので、陣内将のクラウスが至高と思っていたのだが、山田裕貴のクラウス・陣内将アレンのこの回も大変に素晴らしい。ネタバレしすぎないように役どころを説明すると、クラウスは教え子・アレンに執着する頼りない変わり者の教師で。だが実は大きな秘密を抱えていたり、とんでもない行動に出たりするという複雑な役だ。

前半のギャグっぽいパートと後半あることがわかってからの差が激しいし、寂しさと狂気をあふれさせた表情がすごい。怖いとすら感じた表情、ぜひ観ていただきたいので機会があればぜひ円盤を観てほしい。

山田裕貴は俳優界の宝、来年の活躍も楽しみでならない


さまざまな役で私たちを感動させてくれた山田裕貴。もはや俳優界の宝と言ってもいい存在だと思う。本人がインタビューやTV出演時に言っている「俳優は心の職業」という考え方も本当に素晴らしいし、だからこそここまで来たのだと思う。彼の演技を観るとこの言葉の説得力が増す。

来年以降、山田裕貴がどんな演技を観せてくれるのか。心から楽しみである。

(文:ぐみ)

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