<金田一少年の事件簿>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第6話ストーリー&レビュー
第6話のストーリー
>>>「金田一少年の事件簿」第6話の予告をYouTubeで見る有名ノンフィクション作家の橘(勝矢)のパーティーで、隠してある新作原稿のありかを導く暗号問題が出された。
原稿には、とある出席者の犯罪が実名で暴かれているといい、手に入れられれば大ヒット間違いないと、パーティの参加者達(渡辺大・戸塚祥太・山西惇・宮澤エマ・今井隆文・ゆきぽよ)は必死になる。
そんな中、一(はじめ・道枝駿佑)はゲストのグラビアアイドル、桂木優里奈(ゆきぽよ)が、酒に酔った橘に絡まれているのを助けるが橘は一はじめに激怒、謝罪に向かった一の帰りが遅いのを心配して、後を追った佐木(岩﨑大昇)達が目にしたのは、なんと橘の死体の横で、血の付いた凶器を手に佇む一の姿だった…!
無罪を主張する一だったが、参加者に追い詰められ警察が駆け付けた時、一はすでに姿を消していて…。
「容疑者の少年は金田一一17歳!」
追い詰める警察の包囲網が固まり、一の逃走劇が始まった。
暗号の答えを探るべく参加者の元を訪れる一。しかしその先々で彼らは殺されて…。
被せられた罪がどんどん重くなる一は、姿の見えない敵と戦っていくが…。
第6話のレビュー
有名ノンフィクション作家の橘(勝矢)のパーティーに、謎解き要因として呼ばれた一(以下はじめ・道枝駿佑)。橘の新作原稿をめぐる暗号ゲームのため、参加者の一人・いつき(渡辺大)に協力したい剣持警部(沢村一樹)が呼んだのだ。佐木(岩﨑大昇)も一緒だ。暗号は解けたと言って食事を楽しむはじめだが、とあるハプニングが起こる。橘が自分の好みで呼んだアイドル・桂木(ゆきぽよ)が言い寄られているところに割って入り(というより巻き込まれ)、はずみで橘とはじめがプールに落ちてしまったのだ。激高した橘は、いつきとはもう仕事をしないと言い、はじめは剣持に謝りに行くよう言われてしぶしぶ部屋を出る。自分で連れてきておいて、実際悪いわけじゃない高校生のはじめを一人で行かせる剣持警部もちょっとどうかと思う。
だが、なかなか帰ってこないはじめを心配していつきたちが橘の部屋に行くと、橘は頭から血を流して倒れており、血の付いたトロフィーをはじめが握っていた……。でもはじめは目が覚めたところのように見えたのだが……。剣持が自分が警察であることを明かし通報は免れた……と思ったが、はじめの証言と他の人の証言が食い違い、はじめがつけた以外の足跡も消されていた。フリー編集者の野中(宮澤エマ)が通報してしまい、はじめの逃走劇が始まった。
やっていないのだから、逃げずに事情を説明したほうが疑われずに済んだのでは……? と思ってしまう。はじめは自分の手で謎を解き、真犯人を見つけ出して自分の疑いを晴らしたいのだとは思うが、行動がいちいち裏目に出るので見ていられない。
暗号を解くと「大村(山西惇)に聞け」となることから大村に、大村が橘に「時任(今井隆文)に聞け」と言われたということから大村には電話、時任には会いに行ったはじめだが、電話中に大村はゴルフクラブで殴られ、時任は工事現場の上からパイプを落とされ下敷きになって死んでしまった。
大村と電話中に異変があったことからオフィスに行ったはじめは時任の名刺を探すために指紋を残し、工事現場から立ち去る様子が監視カメラに映っていたため連続殺人犯にされてしまう。素手でベタベタその辺を触るのはやめろ……! 手袋するとか拭き取るとかできないんか……。はじめにすべてをなすりつけて卑劣な犯行を続ける犯人にも腹が立つが、あまりに軽率な行動を繰り返すはじめにもツッコみたい気持ちでいっぱいだ。
もどかしい一方で、はじめの逃げ足の速さと身のこなしのあざやかさに感心してしまう場面も多かった。隠れたりジャンプしたり走ったり、シュッとした道枝駿佑が追っ手を撒く動作がどれも美しかった。
途中剣持に頼まれてはじめをかくまい、食事を出してくれたいつきと都築(戸塚祥太 A.B.C-Z)の表情は優しく、緊迫した中で数少ないあたたかいシーンだった。筆者はどうかこの2人のどちらかが真犯人ということがありませんようにと祈った。このドラマの戸塚くん、ゆるいウェーブのかかったロン毛に眼鏡というビジュアルとおだやかな物腰がとてもいい。
時任の「桂木に聞け」という言葉を思い出し、寝ている2人にそっとお礼を言い彼女のイベントが行われるショッピングモールに向かうはじめ。この期に及んで単独行動するんかーい。桂木に「野中に聞け」と言われたということを聞いたものの、桂木が叫んだことで逃げたはじめ。警察がはじめを追っている間に、桂木は刺し殺されてしまった。こんなにいっぱい警察がいるのにそんなことあるのかよ……一人くらい彼女のところに待機しろよ……。
しかし、橘の原稿を欲しがっている関係者たちだけならまだわかるが、無関係なアイドルである桂木まで殺されたとなると、犯人の動機が何なのか気になってしまう。こんなに何人もを殺した理由は何なのだろうか。
トラックに乗り込んで逃げたはじめは、検問を何とかごまかすが、音楽にノリノリな運転手は警官を乗せたまま発車。気づいたはじめは何とか助けようと手を貸すが、勢いよく角を曲がった際に警官は転落、つかまっていたはじめの手元には彼の拳銃が……。それを手に持ち、カバンに入れてしまったはじめ。
さわるな! そして持っていくな……! そんなことをしたら、事件に関して無実でも何らかの罪に問われてしまいそうだ。
フラフラになって倒れたはじめの背後に立った人物は……!?
はじめをかくまった2人をシロだと仮定すると、犯人は野中……? むしろそうであってほしい……と思ったが、次回予告を見る限りだと彼女も殺された……? ということは、やはりかくまってくれた2人のどちらかが犯人なのだろうか。信じたくないが、次回が気になる……! はじめが銃を撃ってしまうような場面もあった。どうなる、はじめ……!
※この記事は「金田一少年の事件簿」の各話を1つにまとめたものです。
→元記事はこちら
→目次へ戻る
「金田一少年の事件簿」をHuluで無料視聴する
無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。
無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。
(C)日本テレビ