<オールドルーキー>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
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綾野剛主演のTBS日曜劇場「オールドルーキー」が2022年6月26日放送スタート。
本作は、現役引退したサッカー選手が「スポーツマネジメント」の舞台でセカンドキャリアへ踏み出していく姿を描くヒューマンドラマ。主人公・新町亮太郎(しんまち・りょうたろう)を演じるのは、日曜劇場初主演となる綾野剛。共演は芳根京子、中川大志、岡崎紗絵、増田貴久、榮倉奈々、反町隆史ら。
cinemas PLUSでは毎話公式ライターが感想を記しているが、本記事ではそれらの記事を集約。1記事で全話の感想を読むことができる。
もくじ
・第1話ストーリー&レビュー・第2話ストーリー&レビュー
・第3話ストーリー&レビュー
・第4話ストーリー&レビュー
・第5話ストーリー&レビュー
・第6話ストーリー&レビュー
・第7話ストーリー&レビュー
・第8話ストーリー&レビュー
・第9話ストーリー&レビュー
・第10話ストーリー&レビュー
・「オールドルーキー」作品情報
第1話ストーリー&レビュー
第1話のストーリー
>>>「オールドルーキー」の画像をすべて見る元サッカー日本代表の新町亮太郎(綾野剛)は37歳で選手としてのピークは過ぎたものの、J3に所属するチーム「ジェンマ八王子」で活躍していた。しかし、ある日「ジェンマ八王子」の解散が突然告げられる。そして、移籍先が見つからなかった新町は、現役引退を余儀なくされてしまう。
住宅ローンも残っているし、10歳と5歳の娘の教育費がかかるのはこれから。新しい仕事に就こうとするも、サッカー関係の仕事は軒並み断られてしまい、ハローワーク通いを始める。そして一般的な職に就くものの、サッカー以外になにもやってこなかった新町は仕事の厳しさに直面する。
仕事がうまくいかず悩む新町だったが、それは家庭にも影響を及ぼす。パパが自慢だった娘たちには引退したことを隠していたのだが、娘たちが異変に気付き親子仲に亀裂が生じてしまう。ただ、妻の果奈子(榮倉奈々)は新町が新しい仕事に挑むことを応援してくれていた。
そんな新町に、「ビクトリー」の社長・高柳雅史(反町隆史)があるきっかけで、「うちで働いてみないか?」と声をかける。「ビクトリー」は新町が「ジェンマ八王子」解散のあと、移籍の相談をしたスポーツマネージメント会社だ。喜んで働き始めた新町に、高柳は若くて優秀な深沢塔子(芳根京子)と組むよう指示を出す。
「ビクトリー」での新町の初めての任務は、ドイツで活躍するサッカー選手、矢崎十志也の日本滞在中のサポート。しかし、矢崎と新町にはとある因縁があり、しかも矢崎は次々と無理難題を吹っかけてくる。家族のために、引くに引けない新町は塔子と協力して、この難題を乗り越えることができるのか!?
表舞台の選手から選手を支える裏方へ――。
セカンドキャリアで懸命に生きる新町の第二の人生がスタートする!
>>>「オールドルーキー」1話の予告をYouTubeで見る
第1話のレビュー
2022年の春ドラマの最終回をまだ迎えていないドラマがある中、綾野剛が主演を務める日曜劇場「オールドルーキー」が初回、25分拡大版で放送スタート。
豪華なキャスト陣に25分拡大版と、局の期待値も高そうだ。
ドラマの内容を公式HPより簡単に説明すると……
かつてはサッカー元日本代表として活躍をした新町亮太郎(綾野剛)が、挫折の末にセカンドキャリを模索し、家族と共に奮闘するヒューマンドラマだ。
妻の果奈子役は日曜劇場の常連ともいえる、榮倉奈々。
夫の賀来賢人は2週間前に最終回を迎えた「マイファミリー」に出演していたため、2022年の「日曜劇場」は賀来・榮倉夫妻の年と言っても過言ではない。
そして、新町の上司役には反町隆史、先輩社員に芳根京子、同僚社員に高橋克実、増田貴久、中川大志と豪華だ。
新町の長女役を演じるのは、稲垣来泉。
彼女の顔を見た瞬間、「あ!ちむどんどん」と思わず声が出てしまった。
そう、彼女は現在放送中のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」の主役の子ども時代を演じているので、筆者と同じく「あ!」と声が出た視聴者は少なくないだろう。
さて、第1回目の放送の内容について筆者の感想を話していこう。
実は最初の10分くらいで「これは離脱してしまいそう」と、リモコンを探し、握った。
なぜなら、とにかく綾野剛が演じる新町の楽観的で世間知らずでイタイ感じが観ていられなかったから。
いや、それを通り越して「気の毒」な感じなのだ。
妻の果奈子が開始早々、不憫でたまらない。
サッカーしか知らない37歳男性からサッカー取ったら何が残るねん!とまでは言わないが、新町の暑苦しい感じを見続ける自信がなかった。
そう、「なかった」はずが——。
ストーリーがテンポ良くスルスルと進んでいくので、握っていたリモコンはとりあえず置き、横浜流星が登場したあたりからは背もたれに付けていた体は、いつの間にか前のめりに。
拡大25分を忘れるほど、最後まで集中していた。
現実を受け入れてからの綾野剛の演技が、そうさせたのかもしれない。
自身満々でお気楽男だった新町が、藁にもすがる思いでビクトリーの社長、高柳(反町隆史)に土下座をするシーンは圧巻。
泣きつき、すがり、わめくの悲壮感オンパレードの姿が開始10分でチャンネルを変えさせようとした人物と同じとは思えない。
ポンコツかと思いきや、何事にも一生懸命で繊細さも持ち合わせている新町という人物のギャップに引き込まれた。
ギャップと言えば、登場早々、優しい社長だと思っていた反町が実は利益のことしか考えていないクセ強めキャラ?
反対に芳根は冷たい性格かと思いきや、実は優しい先輩社員?
NEWSの増田はというと、これまで彼が演じてきた役とは180度違う闘志むき出しな会社員役と、他の出演者の「ギャップ」にも今後、注目だ。
そして、ドイツで活躍するサッカー選手・矢崎十志也を演じた横浜流星のサプライズ登場は、放送後もしばらくSNSを中心に話題だった。
横浜が演じた矢崎は、高飛車でわがままで何ごとにもマウントを取り、とことん嫌な奴。
しかし、「ブラック流星」も…うん、悪くなかった。
第2話以降もサッカーのネタが続くのかと思ったら、どうやら毎話違うスポーツ選手を支えていく展開のようで今後、横浜流星に並ぶサプライズゲストに注目が集まりそうだ。
これまで放送されていた「マイファミリー」は緊張感の連続だったが、今回の作品は王道の「日曜劇場」を楽しめそう。
出演者の個性が上手く噛み合い、テンポの良いストーリーが期待できそうなドラマ「オールドルーキー」。
最終回まで楽しみながらレビューをアップしていきたい。
※この記事は「オールドルーキー」の各話を1つにまとめたものです。
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