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2023年02月12日

<インフォーマ>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<インフォーマ>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

第5話ストーリー&レビュー

第5話のストーリー


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火だるま事件の次のターゲット・瀧澤(千葉哲也)の捕獲に失敗し、仲間のキム(一ノ瀬ワタル)を木原(桐谷健太)に捕えられた男(森田剛)は、報復として河村(淵上泰史)を拉致。焦る木原だったが、岡林(田島亮)からの連絡により、あるレストランで河村とキムの身柄を交換することになる。

の頃、インフォーマの取材から外れた三島(佐野玲於)は、街で買い物帰りのナナ(北香那)と出くわす。隣には、今日が誕生日だという娘・あい(寺田藍月)の姿が。誕生日会、主役のあいは“おじちゃん”がお祝いに駆けつけてくれることを心待ちにしていたが、その人物は一向に姿を見せない。その後、2人を家まで送っていった三島は、部屋に飾られた、ある男の写真を目にする。

謎の男との取引場所のレストランに向かう木原には、三島に代わって箱崎(山中崇)が同行していた。木原に言われた通り、離れたところから箱崎がカメラを回していると、そこへ河村を連れた岡林と男が現れる。緊張みなぎるも一見、穏やかなに身柄交換は始まったが、次の瞬間から、木原のシナリオは大きく崩れ去り…。


第5話のレビュー

追い詰めたと思ったら、追い詰められていた。

 
謎の男(森田剛)に拉致された河村(淵上泰史)。謎の男側が木原(桐谷健太)に要求したのは仲間のキム(一ノ瀬ワタル)との交換だ。

河村の命が危ない。木原は早急にあるレストランでの人質交換の手筈を整える。

 
もちろん、木原の目的は人質交換だけではない。謎の男をぶっ潰す。木原にとって、この状況はピンチではあるが5年間待ち望んでいたチャンスでもあるのだ。

人質交換の場には、インフォーマの取材から外れた三島(佐野玲於)に代わり、箱崎(山中崇)が同行。
代わり、ではあるが、箱崎の中にはきっとワクワクもあるのだろう。危険な場所への潜入捜査。大スクープが掴めるかもしれないチャンス。箱崎は、木原たちが人質交換する場面を離れた場所から撮影をするが……。


周りに他の客もいる。安心して人質交換がなされると思いきや、暴力行為に出る謎の男側。
人が殴られようが、木原にスタンガンが当てられようが、河村が椅子から転げ落ちようが誰も気にもかけない。
客だと思っていたのは謎の男側が用意したモブだったのか――。

謎の男が銃を取り出すと、一斉に席を立ち、店から出ていく客たち。
箱崎もその波に乗って脱出を試みるが、キムにつかまってしまう。

 
スタンガンによって動けなくなっている木原。拘束され、身動きがとれない河村に向けられる銃口。そして、謎の男側の人間はいとも簡単に引き金を引く。
キムに殴られている箱崎のうめき声が響く。声にならない声を発し、木原がのたうつ。
何も木原の思い通りにいかない。
 

全てを達観したように、木原を見る謎の男には余裕というよりも、何か諦めにも似たようなものを感じる。
部屋で無表情にうまい棒を食べていた姿は、観ている者をなんとも形容しがたい気持ちにさせる。
くしゃっと捨てられたうまい棒の袋も人間も、謎の男にとっては似たようなものではないのか……。

 
一方、三島は(佐野玲於)は買い物帰りのナナ(北香那)とばったり会っていた。
娘のあい(寺田藍月)の誕生日会が開かれるという。
流れで誕生日会に参加する三島。その後、2人を家まで送った三島は、仏壇の男性の写真を目にする。

ナナは「私の旦那さんだよ。かっこいいでしょ」と微笑む。
「運転手やってた。2号くんみたいに」

名前は愛之助。ポンコツ1号である。
演じるのは、横浜流星。そりゃあ「かっこいいでしょ」とも言うだろう。

ついに、5年前の真相が明らかになる。

※この記事は「インフォーマ」の各話を1つにまとめたものです。

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