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2023年02月12日

<インフォーマ>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<インフォーマ>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

第7話ストーリー&レビュー

第7話のストーリー


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河村(淵上泰史)が死んだ。警察は、防犯カメラに映っていた木原(桐谷健太)を河村殺害の容疑で指名手配するが、木原は行方をくらませたまま。刑事の丸山(高橋和也)の話では、何者かの圧力により、警察は木原を犯人に仕立て上げて事件を終わらせるつもりだという。一方、三島(佐野玲於)に代わって現場で取材していた箱崎(山中崇)も、意識不明の重体で危険な状態が続いていた。大事な部下を傷つけられた長澤(MEGUMI)は、このまま事件を終わらせるわけにはいかないと、丸山にある取引きを持ちかける。

その頃、河村殺害に関与したとして、瀧澤組にも捜査のメスが。一度は逃げ延びたものの、いつまた襲われるかと怯えていた組長の瀧澤(千葉哲也)は、「今はサツの中のほうがまだ安心だ」と、丸山の部下・水越(西村元貴)におとなしく連行されるが…。

河村の通夜では、ナナ(北香那)が気丈に振る舞うなか、クズオ(二ノ宮隆太郎)たち六車連合の組員が悲しみに暮れていた。するとそこへ、相田(般若)ら瀧澤組が乗り込んでくる。警察に連行されたはずの瀧澤が行方不明になったというのだ。
三島は、謎の男(森田剛)の仕業だと思いつく。いきり立つ六車連合と瀧澤組の面々。
だが、やっと姿を現した木原は三島に、運転手はクビで本業の記者に戻れと切り出して——?

第7話のレビュー

前回の激しさを伴う回想から一転、今回はとても静かだ。


河村(淵上泰史)が殺された。木原(桐谷健太)は運良く……と言っていいのか、もはや分からないが助かった。
木原はナナ(北香那)の元を訪れ、「すまん」と一言言う。

木原がナナの家を訪れたのは午前2時。
インターホンが鳴る直前にナナはハッと目を覚ます。
ベッドにいる娘をタオルで隠し、スタンガンを手にドアに近づくナナに漂う緊迫感。
これまでどういう生活を送ってきたのだろう、と考えてしまうシーンだ。

そして、三島(佐野玲於)の代わりに木原についていた箱崎(山中崇)は意識不明の重体。生きていたのはよかった、けれど、ひどい状態である。

責任を感じる三島、そして編集長の長澤(MEGUMI)。
そんなとき、河村を殺した容疑者として木原の名前が報道される。

警察の上層部に圧力がかかっている、と長澤たちの前に現れた刑事の丸山(高橋和也)が言う。
長澤は手を組むことを条件に、箱崎が洗い出していた一連の事件の被害者と関わりがある“黒幕リスト”を開示する。
警察に圧力をかけられる人間を条件に絞り出していくが、その中には“謎の紳士”(石橋蓮司)=石上兼人、元国土交通大臣も。
この人はリストから外そうと思っていたと言う長澤に向かって、思わず「いや、そいつ!そいつそいつ!」と突っ込んでしまう。

瀧澤組には警察の手が伸び、組長の瀧澤(千葉哲也)を連行される。
瀧澤は警察の中のほうが安心というが、そんなことはない。警察も黒幕の影響下にある。
瀧澤はキム(一ノ瀬ワタル)に引き渡されてしまう。おまけに引き渡したのは丸山の相棒の水越(西村元貴)。

六車組では、河村の遺体が戻ってきて、悲しみに暮れていた。
そこに瀧澤組の若頭・相田(般若)らが乗り込んでくる。相田は木原を探していた。そこに丸山もやってきて……もう!画がどこを見ても怖い!

そして木原は……。

河村の通夜が終わったあとに姿を現した。河村の遺体に手を合わせる木原。
その場に居合わせた三島には「本業に戻り」と言い、「相手はかなり上手や」「俺みたいなただのチンピラではどうにもならん」と言い、三島も「らしくない」と憤る。

そんな三島に向かって、木原は「昔いじめられっ子だった」と話す。

「施設で一番のチビでよ。いつも助けてくれる兄ちゃんおってな」
「憧れとったんやろな。ああいう強い兄貴に」

木原を襲うのは愛之介(横浜流星)も河村も守れなかった無力感。もう全てをやめてしまおうと思ったり、自暴自棄になってしまうきっかけには十分かもしれない。

立ち去ろうとする木原を体を張って止める三島。
「逃げんなら俺ぐらい倒していけよ」とタンカを切る。
まあ倒されるんですが……鼻血を出しているわけですが……。
「俺が逃げるわけないやろ」と木原。

ひとりで立ち向かうつもりだった木原。そこに六車連合の面々がやってくる。
「死に際ぐらいかっこよくいたい」
さらに瀧澤組も現れ、謎の男(森田剛)たちの居場所を吐けという。
「こんなザコじゃ話になんねえ」という相田に木原はどことなく嬉しそうだ。

「なんやねん お前ら ゾロゾロ集まりやがって」
「週刊少年ジャンプの展開みたいなこと すなよ!」

確かに!!!

さらに三島が「行きましょう、木原さん」というものだから、よりジャンプっぽい。心なしかカメラワークもそんな気がしてくるからおもしろい。

「『ONE PIECE』の読みすぎじゃ ボケ!」と笑いながら木原。
「俺は『ダイの大冒険』だけどな!」と返す相田。ちょっと考えてから言っているのが分かって微笑んでしまう。
みんな心のベースは少年なんだろうか。少年がいなくなると、もしかしたら謎の男のようになってしまうのかもしれない。

……が、ここからがまた大きな抗争になる予感である。
おまけに、木原の姿をとらえた映像が石上の目の前にあるスクリーンには映し出されていて……裏切者がいるっていうことか。


※この記事は「インフォーマ」の各話を1つにまとめたものです。

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