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2023年11月11日

<どうする家康 関ケ原・徳川幕府編>40話~の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<どうする家康 関ケ原・徳川幕府編>40話~の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

第42話ストーリー&レビュー

第42話のストーリー

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上杉征伐に向かう家康(松本潤)のもとに、三成(中村七之助)挙兵の知らせが届いた。小山で軍議が開かれ、西国大名の多くが三成につく中、家康は天下分け目の戦に臨むため、西へ戻ると宣言する。秀忠(森崎ウィン)に真田昌幸(佐藤浩市)の攻略を任せ、江戸に戻った家康は、各国大名に応援を働きかける。一方、京では千代(古川琴音)とともに伏見城を守る鳥居元忠(音尾琢真)は、三成の大軍に囲まれ、最期の時を迎えていた。


第42話のレビュー

「あっ、なんか急に石田三成が嫌いになってきた……」と申し訳ないけれど思ってしまった。

 

逆臣とされた徳川家康(松本潤)。諸国大名たちは続々と三成(中村七之助)につき始めている。周りは敵ばかり。

そんな状況に一瞬弱気も見せるが、もうかつての家康ではない。家臣たちにも支えられて、徳川方の武将たちをまとめていく。家康は石田三成から天下を取り戻す。そう宣言する。

七之助(岡部大)はそんな家康を見て感慨深げだ。

信康(細田佳央太)と瀬名(有村架純)を守れなかったことをずっと悔いていた七之助。今となってようやく2人の願いをかなえることができる。

戦なき世へ。

ここまでで分かったのは、そんな「戦なき世」を望む者が全てではないということ。少なくとも、石田三成は違うように思える。

 

心はひとつになったとて、戦況は家康が劣勢だ。彦右衛門(音尾琢真)が守っていた伏見城は落ちた。側室の千代(古川琴音)も一緒だ。彦右衛門は逃げるように言ったが、千代は首を横に振った。ずっと死に場所を探していた。それが愛する人と共に、なら千代にとっては幸福なのかもしれない。

長く共に戦ってきた友の死は、家康たちの心に暗い影を落とす。しかし悲しんでいる暇はない。今は三成と家康、どちらがより多く味方を得るかに戦いの行方はかかっている。


一方、家康の命で信濃の真田征伐に向かった秀忠(森崎ウィン)。

若者は真田に翻弄されていた。昌幸(佐藤浩市)から降伏状が届き、喜ぶ秀忠。同行している正信(松山ケンイチ)と小平太(杉野遥亮)は怪訝な表情を浮かべる。
降伏状は届いたが、昌幸はなかなか上田城から出てこない。

正信らの案で真田を引っ張り出そうとするがうまくいかない。真田の目的は秀忠を足止めすること。家康は秀忠に美濃・赤坂に駆けつけるように書状を送っていたが、これも真田によって邪魔をされていた。決戦に秀忠は間に合わない……。

家康はすっかり威厳を身に着けたし、猪突猛進だった家臣たちも落ち着いてしまった。そんな中で秀忠の天真爛漫な感じにちょっとホッとする。

が、乱世ではそんな人柄に和んでいるわけにはいかない。ご存じのとおり、秀忠は天下分け目の決戦に間に合わない。徳川方の本軍は秀忠なのである。

 

もう三成は目の前。
しかし家康は、決戦の場所は関ヶ原だろうと当たりをつける。
「天下分け目の大戦」が始まる。


※この記事は「どうする家康」の各話を1つにまとめたものです。

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(C)NHK

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