超意外な結果!?ジブリ映画の興行収入ランキング|最下位一歩手前にあの名作!?


第5位『風立ちぬ』(宮崎駿監督)
=120.2億円(2013年公開)



ストーリー
かつて、日本で戦争があった。大正から昭和へ、1920年代の日本は、不景気と貧乏、病気、そして大震災と、まことに生きるのに辛い時代だった。そして、日本は戦争へ突入していった。当時の若者たちは、そんな時代をどう生きたのか?イタリアのカプローニへの時空を超えた尊敬と友情、後に神話と化した零戦の誕生、薄幸の少女菜穂子との出会いと別れ。この映画は、実在の人物、堀越二郎の半生を描く―。

© 2013 Studio Ghibli・NDHDMTK

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第6位『借りぐらしのアリエッティ』(米林宏昌監督)
=92.5億円(2010年公開)



ストーリー
とある郊外に荒れた庭のある広大な古い屋敷があった。その床下で、もうすぐ14歳になる小人の少女・アリエッティは、父ポッドと母ホミリーと3人でひっそりと静かに暮らしていた。
アリエッティの一家は、屋敷の床上に住むふたりの老婦人、女主人の貞子とお手伝いのハルに気づかれないように、少しずつ、石けんやクッキーやお砂糖、電気やガスなど、自分たちの暮らしに必要なモノを、必要な分だけ借りて来て暮らしていた。
借りぐらしの小人たち。そんなある夏の日、その屋敷に、病気療養のために12歳の少年・翔がやって来た。人間に見られてはいけない。見られたからには、引っ越さないといけない。それが床下の小人たちの掟だったが、アリエッティは翔に姿を見られてしまう。

© 2010 Studio Ghibli・NDHDMTW

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第7位『ゲド戦記』(宮崎吾朗監督)
=78.4億円(2006年公開)

※2020年の再上映で興行収入とランキングがアップしています。



ストーリー
西海域の果てに棲む竜が、突如、人間の世界に現れた。そして、それと呼応するかのように、各地で作物が枯れ、家畜が倒れていく。世界の均衡が崩れつつあった。災いの源を探るゲドは、旅の途中、国を捨てた王子アレンに出会う。心に闇を持つ少年は、得体の知れない“影”に追われていた。二人は、都城ホート・タウンにたどり着く。そこでは、人身売買が行われ、麻薬が蔓延し、売っている物はまがい物ばかり。表面的には陽気で騒々しかったが、行き交う顔からは実在感が失われていた。街をさまようアレンは、謎の少女テルーを人狩りの手から救い出すが、彼女は少年を拒絶する。
――世界に兆す災いの背後には、クモと呼ばれる男がいた。“死ぬこと”を誰よりも怖れるその男は、かつてゲドと戦い、そして敗れた大魔法使いだった。

© 2006 Studio Ghibli・NDHDMT

関連記事:『ゲド戦記』なぜ“父殺し”をしたのか?作品を読み解く3つのポイント

第8位『猫の恩返し/ギブリーズ episode2』(森田宏幸監督)
=64.6億円(2002年公開)



『猫の恩返し』ストーリー
高校生のハルは普通の女の子。車に轢かれそうになった猫を助けたが、その猫が猫の国の王子様だったため“恩返し”に猫の国に招待されることに。「このまま、猫になってもいいかも……」と思った瞬間、ハルは徐々に猫の姿になっていき、一見天国に思えた猫の国の恐ろしさにはじめて気づくのだった……。

© 2002 猫乃手堂・Studio Ghibli・NDHMT

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『ギブリーズepisode2』ストーリー
収録エピソード:「お昼」「カレーなる勝負」「ダンス」「美女と野中(やぢゅう)」「初恋」「エピローグ」
スタジオギブリ著作権管理室課長を務める野中くんは38歳の独身男。ギブリの出版部を仕切るキャリアウーマンのゆかりさん。ギブリ制作部部長の奥ちゃん。こうした個性豊かな面々がスタジオギブリを舞台に繰り広げる笑いあり、涙ありのオムニバス・ストーリー。

© 2002 TS・Studio Ghibli・NDHMT
 

第9位『紅の豚』(宮崎駿監督)
=約47.6億円 ※配給収入公表の時代のため概算(1992年公開)



ストーリー
カッコイイとは、こういうことさ。1920年代、アドリア海。それはけっして「古き良き時代」などではなく、食い詰めた飛行機乗りは空賊となって暴れ回り、彼らを相手に賞金稼ぎは功を競った。その中に、賞金稼ぎとして最も名を上げていた一匹の豚、ポルコ・ロッソ=紅の豚がいた。ポルコをとりまく女性たち、空賊との戦い、宿命のライバル、そして全編を彩る空を飛ぶロマン。―そして、善人も悪党も、みな人生を楽しんでいる―宮崎駿が愛する大空を舞台に描く、一大航空活劇!

© 1992 Studio Ghibli・NN
 
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第10位『平成狸合戦ぽんぽこ』(高畑勲監督)
=約44.7億円 ※配給収入公表の時代のため概算(1994年公開)



ストーリー
タヌキだってがんばってるんだよォ。棲む土地を失う危機に瀕したタヌキたちが、先祖伝来の化け学を再興して、人間どもに戦いを挑むが、さて、どうなることやら。トホホ。けなげでいじらしいけれど、そこはまぬけなタヌキたちなのです。
 
© 1994 畑事務所・Studio Ghibli・NH

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第11位『コクリコ坂から』(宮崎吾朗監督)
=44.6億円(2011年公開)




ストーリー
太平洋戦争が終わって18年、日本は焼け跡から奇跡の復活を遂げた。そして、高度経済成長が始まろうとしていた時代に、復活の象徴として、日本は東京オリンピックの開催を目前に控えていた。
人々は古いものはすべて壊し、新しいものだけが素晴らしいと信じていた。煙突から吐き出される煤煙。道路をひしめく車の土埃。人々でごった返す街。工事や建物の解体作業の騒音。
しかし、それでも海は青く、緑は輝き、空は広く、世界は希望に満ちてキラキラと輝いていた。
そんな時代に、横浜にあったある高校で、明治に建てられた由緒ある建物をめぐって、小さな紛争が起きていた。古いけれど、歴史と思い出のつまった建物。それを取り壊すべきか、保存すべきか。
ある高校生の男女が、そんな事件の中で出会い、心を通わせ、助け合って行く。ふたりが見出した日本の“明るい未来”とは、何だったのか。
16歳の海と17歳の俊の愛と友情を横糸に、建物をめぐる紛争を縦糸に、この物語は、まっすぐに生きる高校生たちの群像をさわやかに描いてゆく―。

© 2011 高橋千鶴・佐山哲郎・Studio Ghibli・NDHDMT

第12位『魔女の宅急便』(宮崎駿監督)
=36.5億円 ※配給収入公表の時代のため概算(1989年公開)



ストーリー
おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。魔女の子は13歳になると、一人前の魔女になるために、一年間の修業に出なければなりません。黒猫ジジと連れだって、海辺の街コリコにやってきた13歳の魔女キキ。初めて訪れた大都会で、様々な出来事や人々とのふれあいの中で、孤独や挫折を経験しながら成長してゆきます。
 
© 1989 角野栄子・Studio Ghibli・N

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第13位『思い出のマーニー』(米林宏昌監督)
=35.3億円(2014年公開)   



ストーリー
この世には目に見えない魔法の輪がある。海辺の村の誰も住んでいない湿っ地(しめっち)屋敷。心を閉ざした少女・杏奈の前に現れたのは、青い窓に閉じ込められた金髪の少女・マーニーだった。「わたしたちのことは秘密よ、永久に。」杏奈の身に次々と起こる不思議な出来事。時を越えた舞踏会。告白の森。崖の上のサイロの夜。ふたりの少女のひと夏の思い出が結ばれるとき、杏奈は思いがけない“まるごとの愛”に包まれていく。あの入江で、わたしはあなたを待っている。永久に―――。あなたのことが大すき。
 
© 2014 Studio Ghibli・NDHDMTK

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第14位『おもひでぽろぽろ』(高畑勲監督)
=約31.8億円 ※配給収入公表の時代のため概算(1991年公開)



ストーリー
私はワタシと旅にでる。主人公は27才のOL、タエ子。自分の生き方にどこか疑問を感じ始めていたある日、彼女は10日間の一人旅に出かけ、ふとしたきっかけで小学5年の頃を思い出します。その思い出を連れて訪れた山形で、田舎の自然とそこに生きる人々に触れ、タエ子は本当の自分を見つけはじめます。懐かしい思い出や人々とのふれあいの中で、大切なものをみつけてゆくタエ子の姿は、だれの心にもある思いと重なり、深い共感を呼びます。
 
© 1991 岡本 螢・刀根夕子・Studio Ghibli・NH

第15位『耳をすませば/On Your Mark』(近藤喜文監督)
=約31.5億円 ※配給収入公表の時代のため概算(1995年公開)



ストーリー
月島雫は、明るく読書好きな女の子。中学3年になって、回りは皆受験勉強で一生懸命なのに、いつも学校の図書館や市立図書館で本を読みふけっていた。雫はある日、図書館の貸し出しカードに「天沢聖司」という名前を発見する。雫が読む本には必ずといっていいほどその名前があった。
やがて、雫はひとりの少年と出会う。中学を卒業したらイタリアへ渡って、ヴァイオリン職人の修行をしようと決意している少年。その少年こそ「天沢聖司」であった。雫は聖司にひかれながら、進路も将来も自分の才能にもすべてがあいまいな自分へのコンプレックスと焦りに引き裂かれていた。やがて、雫は聖司の生き方に強く心を動かされ、聖司の祖父・西老人が経営する不思議なアンティークショップ「地球屋」にあった猫人形「バロン」を主人公にした物語を書き始めるのだった…。

© 1995 柊あおい/集英社・Studio Ghibli・NH

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第16位『かぐや姫の物語』(高畑勲監督)
=24.7億円(2013年公開)



ストーリー
この地で、ひとりの女性が生きた。笑い、泣き、喜び、怒り、その短い生の一瞬一瞬にいのちの輝きを求めて。数ある星の中から、彼女はなぜ地球を選んだのか。この地で何を思い、なぜ月へ去らねばならなかったのか。姫が犯した罪とは、その罰とはいったい何だったのか――。日本最古の物語文学「竹取物語」に隠された人間・かぐや姫の真実の物語。姫の犯した罪と罰。ジブリヒロイン史上、最高の“絶世の美女”が誕生。

© 2013 畑事務所・Studio Ghibli・NDHDMTK
 
関連記事:『かぐや姫の物語』、もっと深く洞察できる3つのポイント

第17位『風の谷のナウシカ』(宮崎駿監督)
=22.1億円(1984年公開)

※ナウシカは厳密にはジブリ創設前ですがいつも含まれるので入れました。

※2020年の再上映で興行収入がアップしています。



ストーリー
木々を愛で虫と語り風をまねく鳥の人…かつて人類は自然を征服し繁栄を極めた。だが「火の七日間」と呼ばれる大戦争で、栄華を誇った産業文明は崩壊した。それからおよそ1000年、わずかに生き残った人類は、蟲(むし)と瘴気(しょうき)の森「腐海」に征服されようとしていた。風に乗り、蟲と心を通わせ、自然とともに生きる少女ナウシカ。人間同士の争いに巻き込まれながらも、たった一人の力でこの未来の地球を救うために立ち上がる。あふれるやさしさに輝いたナウシカの愛と勇気…日本のアニメーションを常にリードし続けてきた宮崎駿(原作・脚本・監督)、高畑勲(プロデュース)の二人による感動の名作!

© 1984 Studio Ghibli・H
 
関連記事:『風の谷のナウシカ』を深く読み解く「5つ」の事実

第18位『ホーホケキョ となりの山田くん』(高畑勲監督)
=15.6億円 ※配給収入公表の時代のため概算(1999年公開)



ストーリー
忘れものを届けに来ました。このヘンな家族は、まだ日本にいるのです。たぶん。まつ子さんにたかしさんのぼるにののちゃんそして、しげさん忘れちゃいけないのが犬のポチ五人プラス一匹の超ぐうたら家族が織りなす笑いと涙と感動と、え~と、あとなんだっけの毎日日本人なら、一億人に身に覚えのある、あるいは身につまされる話の数々。ここは日本。でも、家内安全は、世界の願い。こんな家族がとなりにいて欲しい日本の巨匠高畑勲が世界中の家族に贈るホーホケキョ となりの山田くん
 
© 1999 いしいひさいち・畑事務所・Studio Ghibli・NHD

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第19位『となりのトトロ/火垂るの墓』(宮崎駿監督、高畑勲監督)
=11.7億円 ※配給収入公表の時代のため概算(1988年公開)



『となりのトトロ』ストーリー
このへんないきものは、まだ日本にいるのです。たぶん。「そりゃスゴイ、お化け屋敷に住むのが父さんの夢だったんだ」と、こんなことを言うお父さんの娘が、小学六年生のサツキと四歳のメイ。このふたりが、大きな袋にどんぐりをいっぱいつめた、たぬきのようでフクロウのようで、クマのような、へんないきものに会います。ちょっと昔の森の中には、こんなへんないきものが、どうもいたらしいのです。でもよおく探せば、まだきっといる。見つからないのは、いないと思いこんでいるから。

© 1988 Studio Ghibli

関連記事:『となりのトトロ』が深い5つの理由!

『火垂るの墓』ストーリー
4歳と14歳で、生きようと思った。昭和20年、神戸はB29の爆弾が降りそそぎあたり一面は焼け野原となった母を亡くした幼い兄妹、清太と節子誰の力も借りず二人だけの生活を始めるつつましくも笑い声が溢れる生活夏の夜の蛍は、精一杯生きようとした二人の命の輝きでもあった
 
© 野坂昭如/新潮社, 1988 

関連記事:高畑勲『火垂るの墓』を読み解く3つのポイント

第20位『天空の城ラピュタ』(宮崎駿監督)
=11.6億円 ※配給収入公表の時代のため概算(1986年公開)



ストーリー
ある日、少女が空から降ってきた…「ガリバー旅行記」の中で伝えられた空中の浮島ラピュタ帝国そこに秘められた謎の飛行石をめぐってくり広げられる波瀾万丈の冒険活劇!主人公は見習い機械工の少年パズーと帝国の血をひく少女シータ機械がまだ機械のたのしさを持っていた時代科学が必ずしも人を不幸にするとは決まっていないころそこではまだ世界の主人公は人間だった…
 
© 1986 Studio Ghibli

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第21位『レッドタートル ある島の物語』(マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督)
=9400万円(2016公開)



ストーリー
どこから来たのか どこへ行くのか いのちは? 嵐の中、 荒れ狂う海に放りだされた男が 九死に一生を得て、 ある無人島にたどり着いた。 必死に島からの脱出を試みるが、 見えない力によって 何度も島に引き戻される。 絶望的な状況に置かれた男の前に、 ある日、 一人の女が現れた――。
 
© 2016 Studio Ghibli - Wild Bunch - Why Not Productions - Arte France Cinéma - CN4 Productions - Belvision - Nippon Television Network - Dentsu - Hakuhodo DYMP - Walt Disney Japan - Mitsubishi - Toho

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まとめ

『もののけ姫』以降の宮崎駿監督作品が全て100億円を超えています。『もののけ』」の鈴木敏夫プロデューサーを筆頭としたメディア戦略の成功から一気にジブリブランド(特に宮崎駿監督作品)が確立していった形です。

ジブリファンに「一番好きなジブリ作品は?」と質問すると『風の谷のナウシカ』を始めとした初期作品は非常に人気です。興行収入=人気ランキングというわけでもないということがジブリに関しては言えるわけです。

これからのお家時間を充実させてくれるであろうスタジオジブリ作品。これからも多くの人に愛されていくことでしょう。

ーーー

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