ドラマ「知ってるワイフ」全11話のあらすじ&感想|ありえない設定の物語が教えてくれた大切なこと・よかったところと疑問点
関ジャニ∞の大倉忠義が主演、広瀬アリスがヒロインを務めるフジテレビ系ドラマ「知ってるワイフ」がフジテレビ系で2021年1月7日からスタート。初回は15分拡大で放送された。
同作は韓国ドラマが原作。夫婦関係に悩む主人公がタイムスリップし、妻を入れ替えたことにより“本当に大切なことは何なのか”を模索するファンタジーラブストーリー。2人の子供に恵まれるも、妻との関係に悩む銀行勤務の主人公、剣崎元春を大倉が演じる。
「あおい銀行」に勤務する剣崎は妻の澪(広瀬)との関係に悩む。一方の澪もファミリーレストランで働いているが、家事、育児に非協力的な元春にいら立っている…。
もくじ
・第1話あらすじ&感想へ・第2話あらすじ&感想へ
・第3話あらすじ&感想へ
・第4話あらすじ&感想へ
・第5話あらすじ&感想へ
・第6話あらすじ&感想へ
・第7話あらすじ&感想へ
・第8話あらすじ&感想へ
・第9話あらすじ&感想へ
・第10話あらすじ&感想へ
・第11話あらすじ&感想へ
・作品概要へ
第1話あらすじ&感想
第1話あらすじ
『あおい銀行』に勤務する剣崎元春(大倉忠義)は大きな悩みを抱えていた。それは、妻の澪(広瀬アリス)との関係。二人の子供もいて順風満帆にみえるが、悩みは澪の自分への態度。一方、澪もファミリーレストランで働いているが、家事、育児に非協力的な元春にいら立っている。ある日、急な仕事で保育園に子供を迎えに行けなかった元春は、怒った澪に物を投げつけられ、家から追い出されてしまう。大学時代の親友、木田尚希(森田甘路)が経営する居酒屋に駆け込んだ元春は、銀行の同僚、津山千晴(松下洸平)を呼び出し、澪と離婚したいと愚痴る。
そんな矢先、商談に出かけた元春は、大学時代の後輩、江川沙也佳(瀧本美織)と再会。食事に行くと、元春は沙也佳から“学生時代に好きだった”と明かされる。沙也佳は巨大企業・西急グループの令嬢で、マドンナ的存在。当時、元春も憧れを抱いていたが、まさか自分を好きだとは思っていなかった。しかし、思い当たることがある。大学時代に元春は沙也佳からコンサートに誘われたことがあったのだ。その当日、バスに乗って出かけた元春は、車内で女性が財布を落としたのを見て拾い、途中下車して交番に届ける。財布を落とした女性こそ、高校生の澪だった。結局、沙也佳との待ち合わせに遅刻してデートは出来ず、この出来事が澪と結婚するきっかけとなっていた。あの時、バスを降りなければ…。
その後も、相変わらず澪の冷たい態度に辟易しながら、外回りの仕事を終えて公園で一息つく元春。すると、目の前に奇妙な男・小池良治(生瀬勝久)が現れる。ぶつぶつと何かを呟く小池。“過去に戻ることが出来る”という言葉に反応した元春に、小池は500円硬貨を渡した。その硬貨が元春の人生を大きく変えることになり―。
第1話の感想
この夫婦、どっちも無理だな~!恐妻から逃れて未来を変えようとするお話ということだったけど、大倉忠義演じる主人公・元春もなかなかひどい。
基本自分のことしか考えてないし、夜泣きの対応は妻に任せっきりだし、妻・澪が深刻な悩みを相談しようとしていても全く汲めないし、育児や家事はひとごと。職場で遅刻をごまかすためにコーヒーを飲んでいたふりするのも狡い…極めつけは「こんな家だから俺は出世できねえんだよ!」とか言ってるし。
いやそれは自分のせいだし言っちゃダメだろ、とチベスナ顔になってしまった。
モノローグで「良妻を持てば幸福であり 悪妻を持てば哲学者になる」
というソクラテスの名言をひいて「俺は哲学者だ」と言っちゃってるし、澪とうまくいかないことに対して問題解決しようとせず「離婚したい」と言い、過去にいいなと思っていた沙也佳(瀧本美織)が自分を好きだったと聞き、公園で変なおじさんに出会い「未来を変える」などとのたまう始末。
いやなんだこいつ!!!
でも思い出した、大倉くんって普段かっこよくて優しそうな感じなのに、モンテ・クリスト伯の主人公を裏切る友達役もハマってたし、クズ役の演技がうまいのかもしれない。普段若々しいのにサラリーマンの疲れた感じが出せるのもすごい。
広瀬アリス演じる澪も本当に怖い。前クール「七人の秘書」のおっとりした照井七菜役とはわりと真逆ではないでしょうか、怒鳴りまくっています。彼女のはっきりした美しいお顔が怒りに歪むとこんなに怖いんだな……。
腹が立つのはもっともだし、母に関する悩みを伝えられず(というか聞いてくれず)、家計のためにアルバイトしてるのに夫が迎えを忘れてて早退する羽目になって謝るのも本当にしんどいと思う。元春の「家事や育児で大変そう」という言葉に「他人事かよ!」と返すツッコミに共感する既婚女性は多いのではなかろうか。
でも、布はまだしもカニのハサミを投げるのは危ない(元春の背後のダーツに命中していた。余談だけど頬に傷ができた大倉くん、眼福だなと思ってしまった)。あと家族とはいえ腹立ったとはいえ人のもの(PS4)を水没させるのもよくない……メンタルが限界にきてそうでドン引き通り越して心配。
ちなみに回想シーンで制服姿になっていました。さっきまで疲れた主婦感をあんなに出していたのに高校生のあどけなさが出ていてすごい。彼女がモデルをやっていた頃のSeventeenを読んでいたのでグッときた。
最後のシーン、結婚式の幸せそうな写真を見て「どうしてこうなっちゃったんだろう」と泣く澪と、「幸せになるために過去を変えてやる!」となっている元春。二人の心の距離を感じてしまって切なかった。そこまでは元春と澪への感情が個人的にマイナス気味な第1話だったけど、このシーンは引き込まれました。ていうか元春、子どもはかわいいと言ってたけど、過去を変えたらその子たちいなくなっちゃうけどいいんかい。
ここから登場人物への感情にどう盛り返しがあるのか、何より妻が変わり、澪も別の形で登場しどんな展開になるのか予想がつかなすぎて次回も見逃せません!
ちなみに、公式サイトのChart(相関図)を見たところ、一人一人の説明がかなり長かったので気になる方は見てみてください。元春が勤める銀行の新人、篠原恭介(末沢誠也)の履いている靴下はくるぶしソックスだそうです(その情報、いる?)。
→目次へ戻る
無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。
無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。
(c)フジテレビ