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2021年03月17日

「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」全10話のあらすじ&感想|最後まで潤之介は二次元ぽかったし中沢さんはいい男だった

「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」全10話のあらすじ&感想|最後まで潤之介は二次元ぽかったし中沢さんはいい男だった



第10話あらすじ&感想

第10話あらすじ



潤之介 (玉森裕太) と別れた奈未 (上白石萌音) は、極度の“潤之介ロス”に陥っていた。中沢 (間宮祥太朗) をはじめ、編集部の仲間に心配される奈未。一方、潤之介は、父・勝之介 (宇梶剛士) と共に取引先との挨拶回りや商談など、多忙なスケジュールをこなす日々を送っていた。

あれから麗子 (菜々緒) が辞めたMIYAVIは、ブランドからの広告出稿の見送りが続出。責任を感じた麻美 (高橋メアリージュン) は、宇賀神 (ユースケ・サンタマリア) に編集長から退く意向を伝える。そこで宇賀神は麗子に備品管理部から編集部に戻るよう打診するのだが、麗子の気持ちは変わらず……。

そんな中、次号の表紙となる予定だった写真がネット上に流出していることが発覚。前情報は一切出していなかった極秘企画だったため編集部は大慌て。このピンチを乗り越えるべく、奈未らは麗子に助けを求め頭を下げるのだが……。

その夜、編集部員一同は最悪のトラブルを抱えつつも居酒屋に集まっていた。臨時で編集長となった半田 (なだぎ武) の就任祝いかと思いきや、そこに現れたのは…!?

第10話感想

ついに、ついに終わってしまった~!
全体的にハッピーエンドでよかったです。
ちょっとうまくできすぎてる気もしなくもないけど、登場人物がみんないい人たちだから、幸せになってくれてよかった。

中沢先輩、まじかっこいいっす。日めくりカレンダー商品化希望。

個人的に、この作品の魅力は中沢さん(間宮祥太朗)にあると言っても過言ではない…!
「私が中沢さんと付き合いたい」という感想を何度見たことか。
いわゆる当て馬役が出ている作品は数あれど、こんなに相手のために行動でき、言葉をかけてあげられる当て馬が過去にいたでしょうか? いやいない……!

最終回も名言&素晴らしい行動のオンパレードで泣いた。
今期ドラマ幸せになってほしい人ナンバーワン(次点は知ってるワイフの津山さんとその女、ジルバのスミレちゃん)。

奈未(上白石萌音)のみならず、恋敵の潤之介(玉森裕太)のためにも行動できる最高にいい男。最終回では家を継ぐことになりしょぼしょぼしてる潤之介をほっておけず飲みに誘い、「撮影のときのあんた、かっこよかったよ」と声をかける。
こんないい人いる??

さらに奈未と和泉(久保田紗友)に助け船を出し、お礼を言いに来た二人に
「ああいう時助け合うために仲間がいるんだろ」
とサラッと言えちゃう中沢さん。上司としても同僚としてもかっこよすぎる。
一緒に仕事したい人ランキングでもNo.1すぎる。

名言日めくりカレンダー、複数買いするのでまじで商品化してほしい。
作中ではイラストだったけど写真付き希望。

和泉さんといい感じになってたの、ライバルが適当に他の登場人物とくっつくのはあまり好きじゃないけど、Paraviのスピンオフ「オー!マイ・ツンデレ」もあったし中沢さんが幸せになってくれるならこの際いいや。

奈未が潤之介と別れた直後にハンカチ貸してくれるところもいいし、その話をきいたうえで奈未に優しくできる和泉さんも人間ができていて本当にいい子。人を気遣えるという意味では奈未より和泉さんのほうが中沢さんと合っている気もしなくもない。

潤之介が来たときも「なんか来てるぞ」って言って背中を押してくれるしさ。心が美しすぎる。

ところで、3年後も中沢さんが楽しく編集部で働いてるのはよかったけど、MIYAVIで実績を作ってカルチャーのジャンルに行きたいという話はどうなったのだろう。続編希望だな~。

麗子さま、不器用でかわいい人…

麗子さま、何といっても自分が参加しなかったMIYAVIを読むときの表情がよかった。
無表情からどんどん笑顔になっていく。
子供の頃ワクワクしながらファッション雑誌をめくった時のことを思い出し、
笑顔からの涙…これが鬼、いや悪魔の目にも涙。

このシーンで麗子がいかにこの仕事やファッション、雑誌が好きで、彼女がファッション雑誌の仕事をするのが必然かが伝わってくる。
父の意に背いて家を出たとき、家を出てバス停で一人泣く麗子。
それを見ている現在の麗子。
ちょっとエヴァンゲリオンTV版最終回を思い出してしまった。

編集部に戻り
「雑誌の編集は夢の一瞬を提供する仕事。あなたたちの作る雑誌にはその力がある」
「一つお願いがあるの。もう一度やらせて、あなたたちと一緒に」
と言って戻ってくる麗子さま。よかった~!

独立することになり辞める前、奈未に
「人並みの仕事はできるようになったかしら?」
ここで第一話のやりとりのアンサーが出るのね、美しい……。
「あなたのおかげで素敵な雑誌を作ることができた、ありがとう」
麗子さまはいろいろクセが強いけど、ずっときちんとお礼が言える人だった。

毎回奈未にきついことを言った後、奈未には見えないところで微笑んでいたのが印象的だった。そう言ったら奈未が成長してくれるって信じてたんだな~。
麗子さま自身も、人に頼れるようになり、長年のお父さんとの確執にけじめをつけられた。

最終的には副社長(ユースケ・サンタマリア)と別の会社を作ったということなのかな、恋愛面では二人とも奥手すぎたけど、いろんな意味でよかった。

奈未と潤之介

潤之介の夢のくだり、前回どうにかならなかったの? とは思うけど、すごく美しく伏線が回収されたラストだったな~。
一日だけ彼氏になってと頼み(はじめはここは逆だった)、初回と同じように奈未の手を取って走り出す潤之介のシーンもよかったし、3年後に思い出のベンチの前で再会して、キスを小さい子に見られそうになってごまかそうとベンチに座ったらまたペンキ塗りたてだったという、一人が二人になったという、そして二人で大笑い、よかった。

なんで俺が奈未ちゃんのヒーローなんだかわかる?
俺にとって奈未ちゃんは特別だからだよ

少女漫画ーーーーー! よかったな……。

ただ個人的には結構ツッコミどころもあった。
さすがに編集部みんなの前で復縁からのキスシーン、そこじゃなきゃダメだった? と思う。
大人が人前でという時点でわりと無理なんだけど、それよりなによりあれだけ中沢さんにお世話になったのに気を使えないのかこの二人は。

ちょっと手放しでよかったねとは言い難かった……あと、仕事忙しいとはいえ3年間一度も連絡ないし指輪は渡すってなに? リアリティなくない? と思った。

まあでもゴーイングマイウェイな感じ、二人は合ってると思う。
そして、相変わらずキスシーンの潤之介の横顔が美しい。国宝に指定してもいいと思う。

理緒さん
途中なんだこの人~と思った時もあったけど、もうプロとしては難しいことを伝えたうえで
「夢に向かって頑張れたこと、後悔してないよ」と微笑み、持ってもらったかばんを自分で持って歩いていく姿、かっこよかった。最後まで潤之介にいろいろ気づかせてくれる人だった。理緒さんの未来に幸あれ。

高橋麻美
初回で高橋メアリージュン、今回はヒール役なのか! と思ったけど、結論から言うとただのいい人だった。
早々に自分はふさわしくないと編集長から降りちゃうし、
「私はただ、麗子のものが欲しかっただけなのかも。MIYAVIも、あなたも」っていうところ切ない。なかなか認めたり口にできない感情だと思う。

別のところで幸せになってほしい。ところでジールってどうなったんだろう。

その他

全体的にいい人が多いドラマだった!

副編集長(なだぎ武)、いつも話に面白要素を追加してくれた。
麗子も麻美も去り、編集長になって奈未と二人で修正テープで名刺の副を消すお仕事してるのうけた。
副編集長の編集長就任の会なのに編集部員に潤之介呼ばれちゃうし(いくらなんでも空気読まなすぎでは?)、いまいち敬われてないけど、副編集長みたいな人と働けるって幸せかもと思った。
奈未にもさりげなく優しい声をかけてくれたし、そもそも麗子をMIYAVIに読んだのは彼で、年下で女性の麗子の実力を認めて仕立てに出て対応できるって、この年代の男性誰にでもできることではないと思う。すごい人だ! 麗子に言われた途端意見を変える腰巾着っぷりも相変わらずで愛おしい。そう、お名前は半田副編集長でした。

小笠原さん、最終回でもご健在でうれしい。

和美さん(秋山ゆず季)が編集長になったのはちょっと驚きだけど、毎回軽~いノリで、スピンオフでふられても(相手は気づいてないけど)明るさを失わないところがよかった。ピンクメッシュの髪型もおしゃれで好きだった。『カメラを止めるな』でしか観たことなかったけど、だいぶ違うイメージが変わった役だった。これからどんな役をやるのか楽しみ!

尾芦さん(ミキの亜星)さんもいい味出してた。最終的に和美さんといい中になったりしたのだろうか。

まとめ
お仕事・恋愛(三角関係×2)・家族の問題、全部盛りみたいな情報量の多いドラマ、毎回潤之介や中沢さんや麗子さまにキュンとさせてもらった。
終わっちゃって本当にさみしいけど、自分の気持ちに素直になることや、自分をわくわくさせてくれることを大事にしたい気持ちや、相手を思いやる気持ち、このドラマが教えてくれたたくさんの大事なことを胸に生きていこう! と思いました。ありがとう! オー!マイ・ボス。

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