<プロミス・シンデレラ>最終回まで全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第10話ストーリー&レビュー
第10話ストーリー
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家に帰ってこない壱成(眞栄田郷敦)を探す早梅(二階堂ふみ)のスマホに、監禁された壱成の画像が送られてきた。送り主は菊乃(松井玲奈)だ。
壱成を助けたければ成吾(岩田剛典)と関係を持てと言う。
早梅から話を聞いた成吾は、ある言葉をヒントに、監禁場所の手掛かりを知る方法を思いつく。
それには黒瀬(金子ノブアキ)ら従業員の協力も必要だ。
その頃、壱成は菊乃に、なぜそれほど早梅に執着するのかと問い詰めていた。
やがて監禁場所を確信する成吾。
早梅は旅館を飛び出し、壱成のもとに走るが…。
第10話レビュー
最高のハッピーエンドだった……!
菊乃(松井玲奈)にスタンガンで気絶させられ、倒れた壱成(眞栄田郷敦)。
なんと、そのまま連れ去られ、監禁されてしまった。脱力した180cmオーバーの男性をあんなに細い女性が運べるのか……? あと夜とはいえ人に見つからずに移動できたのか……? まあ細かいことを考えるのはやめよう。
早梅に壱成の写真を送り「無事に帰してほしかったら成吾(岩田剛典)と関係を持って」ととんでもない要求をしてくる菊乃。いろいろ歪みすぎててなにがしたいのかわからない。
学生時代、いじめられているところを早梅に助けてもらったことがある菊乃。持たされたカバンを地面に放り、文句を言ってきた相手を容赦なくビンタ。振り返って「嫌なら嫌って言いなよ」という早梅、かっこよすぎる……。
成吾の気持ちを踏みにじったのに他の人と幸せになろうとしたのが許せなかった、早梅さんに穢れてほしいという。
「あんたさ、結局早梅が羨ましかったんだろ。自分が正しくまっすぐ生きられなかったから、早梅を同じ目にあわせたくて必死なんだよな」俺もあんたと同じだよ、という壱成。金をちらつかせれば尻尾振って言いなりになるだろうって。……でもあいつは違った、と。
少し前まですぐに人を試すようなことをしてしまっていた壱成。満たされなくて歪んだ行動に出てしまう菊乃の気持ちがわかるのかもしれない。
「あいつにだって弱えところはあるよ。でも、それ以上に優しいからずるくはなれねぇ。人を傷つけてまで、自分が得しようなんてことは思わねぇ。俺はそういう早梅が好きだ。だから幸せにしてやりたい」
「10歳も年下のガキが何言ってんの。馬鹿馬鹿しい」という菊乃に「大人じゃねぇから諦め悪いんだわ」「あんたは早梅にはなれねぇよ」と続ける。
怒った様子の菊乃はまた壱成にスタンガンを当てようとするが、成吾から電話が入る。恥を忍んで頼むが、今日のお座敷に来てくれないか、やっぱり菊乃がいないとこの旅館は駄目だというのだ。いそいそと出かけていく菊乃。これはかたおか総出でしかけた罠だった。洸也に頼み壱成に探し物をしている体でメッセージを送ってもらい、自分だとわかるキーワードを入れる。菊乃は松野にお座敷が入っているか確認するが、松野もかたおか側だ。頼みこむふりをして、壱成を監禁してるとわかる発言をするところを洸也に録音してもらった。
いっぽう早梅は、壱成が監禁されている場所に飛び込んだ。
洸也からのメッセージ、兄しか知らないはずの言葉が入っているのに気づいた壱成は、成吾がわかるような内容で返答したのだ。子どもの頃壱成にせがまれていろんなところに連れて行った成吾は「この町で俺と壱成が知らない場所はない」と言う。兄弟ーーー!!
壱成を見つけた早梅。監禁されてた人そんなにぶっ叩く?? という勢いで叩き、菊乃さんには近づかないでって言ったのに! と怒っている。まぁそりゃそうだ。
「もうどこにも行かないで、ずっと一緒にいてよ」
「悪かった、次はぜってー約束守る」
と抱き合う二人がよかった。
すべてを暴かれ、成吾に一緒に警察に行こうと言われる菊乃。
「何がいけなかったの?」と言うが、逆にいけなくなかったとでも思ってるの……?
旅館の中を走り、刃物を持って死のうとする菊乃。ちょうどそこに帰ってきた早梅たち。
「私のこと嫌いなら、最初から私のほうに来いよ。この自己中女」
この状況でナイフに自分の顔を近づけて言うの、かっこよすぎんか……。
「私みたいになろうなんて思わなくてよかったのに」
「あなたはあなたよ、明さん」
ひと段落して、菊乃は正弘のもとへ行く(!)。
平和になったと思いきや、家を出ていくという早梅。何か理由がありそうだ。バイトの給料日に早梅にプレゼントをしようと思っていた壱成、洸也と成吾の機転で早めにお給料をもらい、プレゼントを買って追いかける。
一人で生きていこうと思ったのに結婚にも失敗して、誰も信じられないと思った。でもあんたと一緒にいるのが楽しくて、ずっと一緒にいたいと思ってたんだけど、10個離れてるし、あんたにはもっといい相手がいるんじゃないかって。
「あんたのこと好きになっちゃった」と泣く早梅を抱きしめる壱成。
「俺はどこにもいかない」
「俺はずっとそばにいる」
「だから俺を信じろ、俺に頼れ」
「年の差なんてどーだっていい、早梅だから好きなんだ」
「俺が18になったら、結婚すんぞ。元旦那よりも、成吾よりも、絶対幸せにしてやる!」
いつか靴を捨てちゃったから……と、ジミーチュウの靴をプレゼントするの、とてもよい。シンデレラ……! と感心するも、なんとサイズが合わない(笑)。二人で爆笑してるのがかわいい。
ラストは早梅からキスしてプロポーズに答えるのがよかった。
いろいろあったけど最高にかわいいハッピーエンドでよかった……!
二人なら、何があっても大丈夫なはずだ。
※この記事は「プロミス・シンデレラ」の各話1つにまとめたものです。
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(文:シネマズ編集部)
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