<バチェラー4>EP7〜8徹底語り!:「愛されるよりも愛したい真剣(マジ)で」は所詮、絵空事。<考察&感想>
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バチェラー・ジャパンーー性格もバックグラウンドも異なる17人の女性たちが、たった1人の理想の独身男性「バチェラー」の愛を手に入れるまでを追う婚活サバイバル番組。
4代目バチェラーは、バチェロレッテで画家・杉田陽平とともに最後の2人まで残ったイケメン実業家・黄皓。
エピソード6終了時点で勝ち残っているのは、休井美郷、秋倉諒子、藤原望未の3名。
ここから一体、どんなドラマが生まれるのか。
リアリティーショーだからこそ何が起きるかわからないスリルに翻弄されること間違いなしな「バチェラー・ジャパン」シーズン4。ここからは、エピソード7とエピソード8のトークスペシャルについて振り返っていきたい。
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エピソード7:悲痛すぎるローズセレモニー、開幕。
タイ・プーケットで繰り広げられた、バチェラー・黄皓と17人の女性たちの大波乱。
たかが他人の恋愛模様なのに、エピソード1から6までのあれやこれやが走馬灯のように駆け巡るほどの後遺症。バチェラーという番組、やはりとんでもない。
そんなバチェラー4もあっという間に残るは3人。
エピソード7からは日本に帰国し、休井美郷、秋倉諒子、藤原望未それぞれのご両親といよいよ対面。
1人目は、休井美郷。
エピソード6での”謎のお絵かきグループワーク”のときに書いていた通りの自然豊かな実家周辺の道端で再会し、朗らかな雰囲気の中、美郷の妹、父、母も登場。
実家で女性陣が晩御飯を振る舞う中、和気藹々とした様子でお父様と釣りを楽しむ黄皓。
「これから娘とお付き合いをされる男性と思って喋ってました。いい人やな、止まりかな。それ以上のことを僕から娘に言うことは多分ないかな。」
お父様、黄皓への印象はなかなか上々のようだ。
夕食を囲んで休井家と団らんし、お父様、お母様と三人でも家族についてなど深い話をする黄皓。
なんだろう、一瞬で溶け込んでいる。黄皓のコミュ力、やっぱすごいな。お父様のみならず、お母様からの評価もうなぎのぼりだ。
夜も更け、美郷と二人っきりで話しながら、彼女の笑顔と手紙に癒やされる黄皓。
そんな中、「わたしに好きとか言ってくれたこと一回もないやんな」と不安を打ち明ける美郷。すぐさま「好きだよ。すごい好きだよ。好きじゃない人とここまで来ないって」と返す黄皓だが、若干目を逸らしたあたり、ちょっと気になった。まぁ好きは好きなんだろうけど…とは思いつつ、ただのイチャつきとも取れるこのやり取り、うらやましい。
美郷が書いた手紙には黄皓を励ます様々なメッセージが書かれていたが、中でもぐっときた一文は、“何があっても、絶対的に皓さんの味方でいるから、忘れんといてね、約束ね!!”。そうそう、家族に求めることってこういうことなんだよね。
ただあざといだけじゃない、清らかな優しさを持っている休井美郷。まじでいい女。
続いて2人目は秋倉諒子。
真っ赤な車からトイプードルを抱えて颯爽と登場する元バリキャリなお母様と、ご自宅でお手製の餃子を準備する、漁師であり投資家だというお父様。ご実家がこれまたとんでもない豪邸で、諒子はお嬢様だったのかとここで知る。
これ、諒子が選ばれなかったとしたら、次回バチェロレッテ説、ある。
黄家でも家族イベントとして定番である”餃子ワインパーティ”。まさか秋倉家でも餃子パーティを体験できるとは、黄皓としても非常に嬉しそうな様子。些細なことだけど、こういうの、ちょっと運命感じちゃいますね。
諒子、黄皓、そして諒子のお母様、お父様と4人で餃子を囲みながら、諒子に対する友情から愛情への変遷を語る黄皓。その後、素敵なテラスでお父様と2ショットに。”家族”について、”愛”について、深く語り黄皓に心開くお父様。
とにかく尽くすことが幸せで見返りも一切求めない、求めようとも思わないというお父様の懐の深さには心打たれた。どんな徳を積んだらこんな仏様のようなお方が爆誕するのか……そして、このようなお父様、お母様がいらっしゃるからこその諒子なんだなと思うと辻褄が合うというかなんというか。「わかる。」の一言なんだよな。
旅が終わった後の未来の方が楽しみだと語る諒子。しっかりと未来を見据えている彼女こそが家族になるのに最も適しているのではと思ってしまう。
そしてここで、黄皓から意味深な質問が。
ーー旅をする中で、自分のことを真っ直ぐに見てくれて愛情を表現してくれる人・そうでない人がいる。前者であるそばにいてくれる人を守りたい、愛したい気持ちもあるけど、自分のことをそこまで見ていないとわかっていたとしてもその人に対する理由のない感情を持ったりもしてしまう。なにが正解なんだろう?
諒子の答えは、「自分が好きな人の方がいいと思う。本能の赴くままですね」と至極真っ当、シンプルなものだった。
黄皓はなぜこの質問を諒子にしたのだろうか。目の前に諒子がいるにも関わらず、心のどこかで藤原望未のことを考えていたのだろうか…。
いよいよ3人目、藤原望未。
エピソード7の冒頭より「黄皓に伝えなきゃいけないことがある」と意味深な発言をしていた望未。全視聴者の心に不穏な空気が漂う……。
幼少の頃の思い出が詰まった小さな公園からスタート。
「久しぶりにのんちゃんに会えるのが楽しみ」「好意を抱いている女性」……黄皓のコメントの節々から、他の2名とは異なる計り知れない好意を感じるのは私だけだろうか。すんごいあからさまなんですけど……。
そして、望未のご両親との初対面となった会場はなんと体育館。一緒にバドミントンをして汗を流そうとのこと。バドミントンを通じて望未のお母様、お父様とも意気投合する黄皓。
いい汗をかいた後は旅館に向かい、いきなりお父様と2人で温泉へ。さっそく裸のお付き合いとは嫌でも自己開示せざるを得ない。
「なにを考えているのかわからない」と望未の素の部分について探る黄皓。対して、「確かに表現が下手な部分がある。でも、それはあなたが汲み取ってあげないと」と力説するお父様、ごもっともだ。
休井一家、秋倉一家、そして藤原一家と、見事に好印象しか持たれていない黄皓。女性陣の家族からはあまり良い印象を受けていないような予告にすっかり騙された。制作陣よ、悪質な切り抜きのプロか。
家族から黄皓への評価は120点で、その事実に対して安堵しつつも、再度自身の気持ちと向き合う望未。
「ずっと言えてなかったことなんだけど……」と、ついに話を切り出す。
「私の中で、ずっと、忘れられてない、恋がある。」
予想はしていたけど、望未の口から出た衝撃的な一言。ここで、視聴者の心情を代表して言わせていただく。
なぜ、今?
忘れられてない恋とはきっと、例の同棲していた元カレのことだろう。
戸惑いを隠しきれない黄皓。「男としての引き際みたいなものを持つべきですかね?」とこれまた野暮な質問をして、ワインを飲み干す。
“青天の霹靂”って言葉をお米の銘柄以外で使うタイミングとして、これ以上ハマるものはないと思う。
そして、スタジオトークで話題になったとあるジンクスにぞっとした。それは、”キスした順番にお別れする”というものだ。
これまで、桑原茉萌→中野綾香の順にキスをして、その順通りにお別れをしている。中野綾香の次にキスをしたのは……紛れもなく藤原望未なのだ。
えっと……キスの呪いですか?もしこれが本当だったらとんでもないことになる。
バチェラー史上最強な3強、休井美郷、秋倉諒子、藤原望未。
ご家族も皆素敵な方で、誰一人欠けてほしくない気持ち。かといって、一夫多妻制が禁止されている日本でそんなことが許されるわけがない。
この中の誰か一人と、さようならしなければならない悲痛なローズセレモニーなのだ。
1人目に呼ばれたのは……秋倉諒子。
そして、2人目に呼ばれたのは……休井美郷。
……藤原望未……。
黄皓にとって唯一の“追われる”ではなく”追う”存在だった藤原望未。もう少し粘ってほしいところだったが、黄皓の思いはそれほどだったのか。
やっぱり、「愛されるよりも愛したい真剣(マジ)で」だなんて、所詮は絵空事なのだ。
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