『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』はネタバレ厳禁映画なので、代わりにシリーズを復習してみた!
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』はネタバレ厳禁映画なので、代わりにシリーズを復習してみた!
ジョン・ワッツ監督版は
明朗快活なハイスクール映画
現在のトム・ホランドがスパイダーマンを演じる作品群は「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」に含まれますが、改めて記し直すと、その登場順は以下の通りです。
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』
(16/アイアンマンにスカウトされての初登場。ゲスト的な扱い)
→『スパイダーマン:ホームカミング』
(17/単独シリーズ第1作。アイアンマン陣営との関係性も、さらに濃厚に描出)
→『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(18)
→『アベンジャーズ/エンドゲーム』
(19/この2作でアイアンマンやドクター・ストレンジたちアベンジャーズと本格的に共闘)
→『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』
(19/単独シリーズ第2作)
→『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』
(21/単独シリーズ第3作)
この間にスパイダーマン・シリーズの人気ヴィランを主人公にしたスピンオフ映画『ヴェノム』(18)『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』(21)や、さまざまな世界のさまざまなスパイダーマンたちが同一世界に集結する長編アニメーション映画『スパイダーマン:スパイダーバース』(18)も作られました。(これらを見ると従来のMCUとは少しずらした、スパイダーマンに特化した独自のMCUも形成されていくかのようです)
ジョン・ワッツ監督版はトム・ホランドの陽の個性に合わせるかのように、マーク・ウェブ監督版とは裏腹の明朗快活な青春ハイスクール映画としての要素を際立たせつつ、時にティーンエイジャーゆえの未熟な点を先輩アベンジャーズに指摘されながら成長していきます。
しかし、これまでのスパイダーマン映画同様、ヒーローとしての孤独であったり、闘いの代償に対する苦悩などの描出も決しておろそかにはしていません。
その伝でも今回のピーター・パーカーの活躍と苦悩は、これまでと何が同じで何が違うのかをとくと復習しておくことを強くお勧めしておきたい次第なのでした。
(でも、繰り返しますが、今回は決して予習はしないように!マジにネタバレ厳禁です!)
(文:増當竜也)
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