<ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第4話ストーリー&レビュー
第4話のストーリー
>>>「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」の画像をすべて見る凛々子(黒木華)は、執行役員の仁和(安藤政信)に、『カンフルNEWS』の現状を報告。それを受け、結果が出るまでに時間がかかるようなら人員削減をする話も出ている、と返す仁和。続けて彼は、ある人物の取材を凛々子に依頼する。それは、1年前、心霊スポットからの生配信中にこつ然と姿を消したユーチューバー・カマドウマ(大木空)の消息を突き止めるというものだった。実はクスノキ出版では、人気ユーチューバーのセンチャンの自伝を出版しようと動き出していた。それに対してセンチャンが出した条件が、カマドウマを見つけ出してほしいというものだった。センチャンは、カマドウマに大金を貸しているのだという。
あくる日、編集部では、凛々子を中心にネタ会議が開かれる。いいネタを準備していた根津(溝端淳平)や椛谷(野間口徹)とは対照的に、何も考えてこなかったのは下馬(野村周平)だけだった。凛々子は、しばし思案すると、取材に同行するよう下馬に命じた。
凛々子たちが向かった先は、カマドウマが姿を消したというとある空き家。問題となっている生配信の中でカマドウマは、20年前にこの一軒家で、浮気を疑った夫が新婚の妻をめった刺しにして殺害した事件があったと話していた。
勝手に室内に侵入した凛々子は、カマドウマの失踪が何らかの心霊現象によるものならば、自分たちにも同じことが起こるはずだからここに泊まって確かめる、と言い出し……。
第4話のレビュー
ゴシップ第4話は、カンフルNEWS編集部のなかで、もっともやる気のない下馬蹴人(野村周平)の物語であった。
“カマドウマ” という人気ユーチューバー(大木空)の失踪の真相を追うことになった編集部。編集長の瀬古凛々子(黒木華)は、下馬と一緒に取材にはいることになった。
カマドウマが姿を消した空き家に到着すると淡々と仕事をこなす凛々子。対してやる気のない下馬……。この2人のアンバランスさが、徐々に視聴者を物語にひきこんでいく。
第4話ではこれまでチャラさを全面に出していた下馬が、実は母親想いの優しい青年だったこと、「おばぁちゃん、大丈夫?」と優しく祖母の介護をする献身的な孫だったことがわかった。この下馬の姿に、野村周平のファンはぐっときたに違いない。
物語の中盤。カマドウマ探しよりも、母親と祖母の様子が気になる下馬は、凛々子に愚痴る。
「僕にしかできない仕事なんてない。それなら仕事ってそこまで頑張る必要がない。どのみち一生懸命働いても無駄」と。
すると「あなたは必要ない」とピシャリと言われ撃沈。凛々子は1人でカマドウマ探しを続け、下馬は帰宅したのだった。
凛々子の予想通り、カマドウマは空き家に潜伏していた。そして、凛々子を殺そうとガソリンを室内にまき、マッチに火をつけたところで現場に戻った下馬が、間一髪のところで凛々子を助けたのだった。
「だれかに認められたかったら、他にできることがあるだろう!!!」
カマドウマを怒鳴るシーンでは筆者も思わず「おお!」と声がでてしまった。登録者数のためならなんでもしてしまう一部の動画配信者に、「警鐘を鳴らしたセリフ」だったのではないだろうか。
ラストシーンで「カンフルにあなたは必要」と凛々子に認められた下馬のホクホクした笑顔が非常に印象的だった。
普段はぶっきらぼうで何を考えているかわからない凛々子だが、褒めるところは褒める。この緩急が、部下の心を引き付けるのだろう。
しかし、凛々子とは相容れない編集部員唯一の女性、一本真琴(石井杏奈)が凛々子の名前を検索。
すると、なにやら物騒な文字が……。
徐々に面白さが増してきた同ドラマ。
今後は凛々子の過去にも注目したい。
※この記事は「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」の各話を1つにまとめたものです。
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