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2022年02月14日

<ドクターホワイト>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<ドクターホワイト>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

第2話ストーリー&レビュー

第2話のストーリー


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公園で将貴(柄本佑)に救出され、晴汝(岡崎紗絵)の脳動脈瘤破裂の誤診を正して命を救った白夜(浜辺美波)。

彼女の正体は依然として謎に包まれる中、巌(石坂浩二)は病院内の各科から精鋭を集め、診断に特化した総合診断協議チーム、通称CDTを立ち上げる。麻里亜(瀧本美織)はリーダーに、高い診断能力を買われた白夜もチームの一員に選ばれ、将貴は白夜のサポート役に任命される。

ところが、院長肝いりの部署にも関わらず、メンバーとして名乗りを上げたのは精神科医の西島耕助(片桐仁)のみ。人員不足に悩む麻里亜に、西島は、かつて腕の立つ外科医だった、皮膚科医の夏樹拓実(勝地涼)をスカウトしてはどうかと助言するが、夏樹は優秀な反面プライドが高く、診察も効率重視で、少しクセのある人物だった。

その夏樹は、足の腫れが気になり、婚約者とともに来院した村木健哉を診察していた。症状を見た夏樹は、すぐに細菌による感染症と診断するが、村木のあるしぐさが気になって問診した白夜は、「誤診です」と指摘。医師でもない白夜に指摘された夏樹は…。

第2話のレビュー



診断に特化した総合診断協議チーム、通称CDTが立ち上げられた。リーダーは麻里亜だが、チームにいるのは白夜とそのサポート役として将貴だけ。更に精神科医の西島が名乗りを上げるが、人員不足であることは間違いない。

そんな中、西島がメンバー候補として名前をあげたのが皮膚科医の夏樹。元外科医で優秀な人物だが、プライドが高く、診察も効率重視で若干味気がない。あと、クセがある。そのクセがけっこう強い。
夏樹と相性が良くない麻里亜は、渋々スカウトに行くが、そこで白夜が夏樹の患者に疑問を持つ。そして夏樹に向かって「それ、誤診です!」と言い放ってしまい……。

夏樹の患者、村木は足の腫れが気になり、婚約者を伴って来院。夏樹の判断は細菌による感染症だと言うが、白夜は「旅行に行きませんでしたか」などと村木に向かって問いかける。村木は否定、白夜の態度に怒るが、何か隠しているようで……おまけに村木が浮気をしている可能性が!?

医学以外の知識と感情を忘れているので、基本白夜は野生児だ。将貴も麻里亜もまだどんなふうに対応したらいいのか分かっておらず、白夜の自由奔放な言動を止めることしかできない。もう少し、うまくサポートできるようになったら変わっていくのだろうけれど。今のところ、患者さんが危険な状態になるまで医師たちが白夜の話を聞いてくれない状態だ(この辺りはまだ2話だから仕方がないのかも)。
医師たちも、誤診は認めたくないが、患者の命を救いたくないわけではない。最終的に白夜の意見に従うことになる。その葛藤を想像すると、少し不憫な気持ちにはなる。

症状を伝えるときに、患者の主観や事情が邪魔をする。最近では作中でも登場したように「ネットで調べたら○○の病気の可能性があると出てきた」という患者さんだってきっと少なくないだろう。それを冷静に判断するのが医師の役目。診断のために手を尽くさなければならない。今回、夏樹は自身の経験を過信し、村木の診断に手を尽くさなかったために、誤診を招いた。
前回もそうだが、「気持ち」や「自信」は大事だ。しかし、それらを一旦ゼロにして冷静に診断を下さなければならないというのは、医師だけではなく、どんな職業も必要なことなのかもしれない。

さて、今回から登場した夏樹を演じるのは勝地涼さん。
なかなかに嫌味な役どころだが、勝地さんならではのコミカルさもあって楽しい。麻里亜とのやりとりもテンポがよく、こちらはこちらでいいチームメイトになりそうだ。
というわけで、CDTに夏樹のほか、脳神経外科医の仙道と研修医の佐久間が加わった。次回から、本格的にCDT活動開始となるのだろうか。


※この記事は「ドクターホワイト」の各話を1つにまとめたものです。

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