<ユーチューバーに娘はやらん!>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第7話ストーリー&レビュー
第7話のストーリー
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榎本信(金子ノブアキ)は、ある男に「社会人の先輩から色々教えて欲しい」と声を掛けられる。上機嫌に先輩風を吹かせるが、正体は世界的動画配信会社「ゲットフリック」の日本統括・上条修(竹財輝之助)だった。しかも榎本の番組を自社制作で配信したいと提案してきて...。
一方タックタック(戸塚純貴)の行動にモヤモヤしていた平千紗(佐々木希)は、なぜか上条とデートをすることに!? 榎本とタックタックは愛する人を守れるか!?
第7話のレビュー
「社会人の先輩からいろいろと教えていただきたくて」。信じられないくらいのキラキラ笑顔で現れる上条、もとい竹財輝之助…
そんな上条にノセられ、榎本(金子ノブアキ)は先輩面して仕事論を語り、羽振りまでよくなっている。こういう酔っ払いって面倒ではあるけど、これもストレス発散なのかなと思うと、ちょっとかわいく見えてきた。いや、金子ノブアキだからかも。
後日分かったことだが、実は上条は「GETFLICK」の日本統括だった(某Netflixのことで、つまるところめちゃくちゃお仕事がデキる)。
そんな上条、ひょんなことから千紗と出会い、平家へ。愛想がいいと言おうか、お世辞が上手いと言おうか、とにかく家族みんなを褒めちぎる上条に気をよくする平家の人々(この調子のよさ、大好きだ)。
もてなしを受ける中で、上条は千紗が1人でウエディングをあげたことを知り、デートに誘う。迷っていた千紗だったが、母に背中を押されてデートへ行くことに(黄色いニットかわいい)。
大吾(白石絃馬)から連絡を受けたタックタック(戸塚純貴)は、榎本と共にデートを偵察。停戦協定を結び、1つの新聞に仲良く隠れるの、なんかすごくよかった。
予想に違わず、水族館で完璧なエスコートを見せる上条。ショーの時間とかも調べてくれるし、近くの人の写真をさりげなく撮り自分達も撮ってもらう。知識もある。出来過ぎで、もはや千紗は上条を世界の珍獣扱いする始末。
でも千紗は、端々でタックタックや榎本とのデートを思い出していた。何で今こんなことを……? と思っているようだったけど、でも、もうきっとそれが答えだよ、と耳打ちしたくなった。
デートの終盤、上条は千紗にプロポーズをする。一瞬、逡巡する千紗だったが……
「千紗さんにはもう素敵な人がいるようですね」と上条。千紗の気持ちにも、デートをずっと監視している人たちがいることも気付かれていた。物事を俯瞰で見られる余裕、視野の広さまであっぱれだ。
テンプレートとして完璧なデートというものは、たしかにある。でも、それはあくまでテンプレであって、自分サイズの“楽しい”があるのだということが、千紗と上条のデートを見ていてよく分かる。
千紗にとってはつまり、原っぱで突然牛丼を食べだしたり、高級店で領収書をもらったりするような、ちょっと欠陥があるデートのほうが楽しく、愛おしかった。
それにしても、完璧な男を演じるのに、竹財輝之助ほどぴったりの俳優はいない。ともすれば白々しくすらなってしまいそうなお世辞も、竹財が言うと好感しかない。
シンガポールで、上条にいい人が見つかりますように。
※この記事は「ユーチューバーに娘はやらん!」の各話を1つにまとめたものです。
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