<ユーチューバーに娘はやらん!>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第8話ストーリー&レビュー
第8話のストーリー
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「僕と正式にお付き合いして下さい」とタックタック(戸塚純貴)に再び告白された千紗(佐々木希)。だが「付き合うためには情報が欲しい」と答えを濁す。
そこでタックタックは千紗を撮影部屋に招くが、考え方の違いが浮き彫りに。さらに千紗は風花(若月佑美)から「恋愛から逃げてるだけだ」と指摘される。
そして、榎本(金子ノブアキ)にも衝撃の事実が発覚し...。結婚とは?自分はどうしたいのか?千紗がたどり着いた答えとは――
第8話のレビュー
タックタック(戸塚純貴)から改めて告白された千紗(佐々木希)は、タックタックのことを知るべく撮影部屋へ。タピオカを流しそうめんで流してみるという企画を撮影する中、企画をぶっ潰す提案をしちゃうところが千紗らしい。
タックタックへの恋愛感情を自覚していたわけではなかったのに、ミカジャン(上原実矩)との距離の近さに妬き、おや? となる千紗。
ところが、タックタックが千紗との将来プランを描いていないという壁にぶち当たる。
お互いが思い描く未来がどの程度交わるのか考えちゃう千紗と、いま一緒にいたいから付き合いたいタックタック。だったら千紗から自分の描いている未来を話してもいいのに。今の言い方じゃ、タックタックに未来を丸投げしてないかな……?
プロフィールも提出しないし、未来のこともプレゼンしない人とは付き合えないと千紗は言うが、それはタックタックにしてみれば“逃げ”だった。
千紗が帰宅すると幼馴染の佐藤(栗山英宜)が婚活パーティーに参加したことで話題が持ちきりに。今更だけど、この人本当にずっとこの家にいるな。
この人はここがよくなかった、この人にはこう言ったら嫌われてしまった……と話す佐藤と、それに共感する千紗を見た風花(若月佑美)は、「結局2人とも選びたくなさそう。逃げてるだけ」と言われる。
たしかに、こういうときって、どうしても欠点や自分と合わなそうなポイントばかりを見てしまいがちだ。佐藤のコメントに筆者も千紗と一緒になって共感してしまっていたので、風花の言葉にはっと我に返った。「100点の人間なんていない、人間なんて結局みんな50点」、なるほど、自分にぴったり合った人を探そうなんて、土台無理な話なのだ。
ある日、平家の人々は千紗の会社で開催された家族交流のためのアフタヌーンティーパーティーに参加。
そこで、千紗は色んな形の夫婦を目にすることになる。
どこにいても仲睦まじい美恵子(斉藤由貴)と総一郎(遠藤憲一)は一旦置いておいて、そろって参加しているものの一切目を合わさない部長(陽月華)夫婦、ほかの参加者と会話しつつLINEで言い合いをしているあかり(三戸なつめ)夫婦……。こういう場面に出くわすと、この人たち何で結婚したんだろう? きっとこうなるとは思ってなかったはずだよね、とたしかに筆者もいつも思う。
さっきまで仲がいいとは言い難かったそれぞれの夫婦だが、妻は夫のことをよく理解しているし、結局最後は連れ立って楽しそうに帰っていく。
ひと口に夫婦と言っても、色んな形があって、それぞれの距離感がある。傍目からは分からない、それぞれなりの”フィット感”があるのだろう。
結婚しようと思ったとき、この人となら一生一緒にいられるという確信を持つのはきっと難しい。だからこそ、「勢いじゃないと決められない」とあかりは言った。
なんやかんや理由をつけて選ぼうとしていなかっただけだと気付いた千紗は、勢いをつけてタックタックをデートに誘う。無邪気に喜んでいるタックタックがかわいかった。
そんな折、榎本(金子ノブアキ)が過労で倒れてしまう。たまたま連絡を取っていた千紗は、看病しに行くことに。
忙しすぎて荒れ放題の部屋をせっせと片付ける千紗。中身の入ったままのスーツケースは、できればまだ棚には入れて欲しくないな……なんて思っていたら、雪崩を起こした荷物の中から、好きな番組のDVDが発見される。
「これ作ったの榎本さんなんですか!?」と大きな目をキラッキラに輝かせる千紗(佐々木希さん、本当に目がくりくりしてて素敵)。
……が、「その話はしたくない」と榎本。なんと、ドキュメンタリーの撮影中に、取材をしていたランナーは病気に負けて走るのを辞めてしまったものの、編集して放送したらしい。
嘘っぱちのドキュメンタリーだと言い、榎本はDVDを割ってしまう。千紗には忘れてくださいと言い、自身には「忘れちゃいけない」と言い聞かせるように泣く榎本は見たことがないくらい弱々しい。そんな榎本を、千紗は「わたしがこれで救われたのは本当」と、思わず抱き締める。
その頃、タックタックはデートをすべく、千紗を待っていた……。
さて、これは難しい局面だ……!
そもそも、わりとすんなりタックタックとの距離を縮めにいった千紗に対し、ちょっともう1回だけタックタックか榎本か吟味しようか? と思っていた。
どちらも千紗にとって完璧ではないかもしれないが、魅力的であることはたしかだ。千紗がどういう選択をするのか、その理由も含めて、独身アラサーである筆者にとって、ますます目が離せない。
※この記事は「ユーチューバーに娘はやらん!」の各話を1つにまとめたものです。
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