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2022年05月26日

<ナンバMG5>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<ナンバMG5>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】


>>>「ナンバMG5」の画像をすべて見る

間宮祥太朗が地上波ゴールデン・プライム帯ドラマ初主演を務める「ナンバMG5」が、4月13日より放送開始した。
本作は、小沢としおによる人気漫画『ナンバMG5』『ナンバデッドエンド』を実写化した“脱ヤンキー”物語で、本広克行監督がメガホンを取る。
cinemas PLUSでは毎話公式ライターが感想を記しているが、本記事ではそれらの記事を集約。1記事で全話の感想を読むことができる。

もくじ

・第1話ストーリー&レビュー

・第2話ストーリー&レビュー

・第3話ストーリー&レビュー

・第4話ストーリー&レビュー

・第5話ストーリー&レビュー

・第6話ストーリー&レビュー

・第7話ストーリー&レビュー

・第8話ストーリー&レビュー

・第9話ストーリー&レビュー

・第10話ストーリー&レビュー

・「ナンバMG5」作品情報

第1話ストーリー&レビュー

第1話のストーリー


>>>「ナンバMG5」の第1話の予告をYouTubeで見る

難破剛(間宮祥太朗)は、10代のころ千葉最強のヤンキーと恐れられたトラック運転手の父・勝(宇梶剛士)、レディースの総長だった専業主婦兼パチプロの母・ナオミ(鈴木紗理奈)、高校時代に関東を完全制覇したカリスマヤンキーだが現在は無職の兄・猛(満島真之介)、改造自転車を乗り回す能天気な中学2年の妹・吟子(原菜乃華)という筋金入りのヤンキー一家・難破家の次男。一家の愛犬・松は、剛の弟分的な存在だ。そんな家族のもとで育ち、千葉14校を傘下に持つ超有名ヤンキー中学校・萬田中のアタマを張るまでになった剛は、県内屈指のヤンキー校として知られる市松高校への入学を期待されていた。兄の猛がアタマを張っていた城南高校ではなく、家から離れた市松高校を選んだのは、自分自身の腕でのし上がるためだという。

初登校の日の朝、特注の特攻服に身を包んだ剛は、家族から派手に見送られながら家を出た。だが、その途中で公園のトイレに立ち寄った剛は、何故か特攻服から学生服に着替えると、市松高校ではなく、白百合高校の門をくぐる。実は剛は、「普通の青春がしたい!」と願い、家族にも内緒にして健全な普通の高校に入学していたのだ。そこで藤田深雪(森川葵)や守田巻(富田望生)らと同じクラスになった剛は、この二重生活を3年間やり通して見せると固く決意していた。

一方、市松高校には、伍代直樹(神尾楓珠)という男が入学する。不良だらけの上級生からも恐れられるほど、ケンカが強い一匹狼だった。

剛は、猛に憧れ、ヤンキーを目指して”高校デビュー”したクラスメート・島崎登(春本ヒロ)と親しくなる。剛は、島崎のおごりで一緒に牛丼を食べに行くことになったが、その途中、中学時代に島崎をパシリにしていた市松高校のヤンキーたちに遭遇してしまう。ヤンキーたちに連れ去られ、痛めつけられる島崎。剛は、カバンの中に隠していた特攻服に着替えると島崎を助けに行くが……。


第1話のレビュー

間宮祥太朗のフジテレビ系ドラマ初主演作となる「ナンバMG5」で、間宮が演じるのは難破家の次男・剛。中学時代には千葉県内14校を傘下に持つ萬田中学のアタマになるが、「普通の青春を送りたい!」と、家族に内緒で普通の高校に入学するという役どころだ。

剛の家は、トラック運転手で学生時代は“千葉最強”の名を轟かせていた父・勝(宇梶剛士)を筆頭に、主婦兼パチプロでかつてはレディース総長だった母・ナオミ(鈴木紗理奈)、高校時代に関東制覇した兄・猛(満島真之介)や、派手な自転車を乗り回す中学生の妹・吟子(原菜乃華)、という筋金入りのヤンキー一家。

剛は彼らの期待を裏切れず、特攻服=特服を着て家を出るも、途中のトイレで髪も整え通常の学生服に着替えてから登校するという二重生活を送っている。なんと健気なんだろう。

県内屈指のヤンキー校・市松高校ではなく、その隣にある白百合高校に入学し、最初は椅子の座り方や教師が教室に入ってきたときに起立、礼をすることにも戸惑いを見せる剛。本当に初めての“普通の学校生活”なのだなと感じる瞬間だった。

隣の席の藤田深雪(森川葵)とも、消しゴムの貸し借りをきっかけに仲良くなる。一緒に美術部にも入部するなど上々の滑り出しに、よかったね……! と祝福の気持ちでいっぱいになった。でも、もちろんそんな簡単にはいかない。

廊下で肩がぶつかったことをきっかけに同級生・島崎登(春本ヒロ)と仲良くなるのだが、島崎は高校デビューのヤンキーで、中学時代はパシリにされていた。そのヤンキーたちが市松高校に入学していたため、下校途中にあっさり見つかってしまった島崎は、ほとんど拉致のような形で連れて行かれてしまう。見かねた剛は特攻服に着替え、簡単に彼らを追っ払うのだった。暴力は決して褒められたものじゃないけど、なんだか剛が正義のヒーローみたいに見える。

この一件をきっかけに、剛は正体不明の最強“特服”として市松高校のヤンキーたちから追われることに。友達を助けたばっかりに、剛の平穏な高校生活が脅かされるなんてあんまりだ。そもそも、1回負けたんだから、もうそっとしておいてくれればいいのに。

しかも、市松高校1年生の伍代直樹(神尾楓珠)には、“特服”=難破剛であることがバレてしまう。だが、一匹狼の伍代は“特服”の正体を市松の連中に明かすことはせず、剛とやたらとタイマンを張りたがる。落ち着いていてケンカの強い人って、こういう物語の上では信頼できそうな匂いがするが、伍代はまさにそんな感じだ。

そしていざ、剛と伍代がタイマンを張ろうとしたところへ、市松の奴らがぞろぞろと伍代を潰しにやってくる。何人いるんだよという大人数で、金属バットを振り回す。喧嘩にフェアを求めるのはナンセンスだが、フェアじゃなさ過ぎてあまりにダサい。

伍代とのタイマンのために特攻服に着替えに行っていた剛は、離れたところからしばし行方を見守っていたが、卑怯なやり方を見かねて乗り込んで行く。結局1人で壊滅させてしまい、なんやかんやで伍代と意気投合。だが、やられた市松の連中もこれで黙っているわけもなく……。

 

学生時代に「ごくせん」シリーズを見て育ってきた筆者にとって、「ナンバMG5」はどこか懐かしさを感じる作品だった。暴力はダメだが、人と人とが共存していく中で大切なものを、それとなく教えてくれるのがいい。

そして、改めて印象的だったのは間宮の目力だ。特攻服のときにはマスクをしているからこそ、その強さがより際立って見えた。守るものや信念がある役が、間宮祥太朗にはよく似合う。

それにしても、間宮祥太朗をはじめ神尾楓珠に満島真之介、これから存在感を増していきそうな大丸大助役の森本慎太郎……どこを見ても“ビジュがいい”。難破家の愛犬・松もかわいい上にナレーション含めよきアクセントになっていた。来週も楽しみだ!

※この記事は「ナンバMG5」の各話を1つにまとめたものです。

→元記事はこちら

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