「silent」1話〜最終話まで名言&名場面を総復習!


10話:また何も伝えずにいなくなるのは許さない



9話までにさまざまなことが解決し、紬と想の仲にはじめは難色を示していた弟・妹たちも歓迎ムードに変化。前向きに進んでいると思いきや、想の中であらためてつらい気持ちが生まれてしまったことがわかった第10話。

サブタイトル「また何も伝えずにいなくなるのは許さない」は、そんな想の心情を察した湊斗が想に伝えたセリフだ。本当に仲がいい友達だからこそ言える本音は、想の胸にも響いたようだったが……。

湊斗の言葉を受け、想は紬の家に訪れる。2話で想が、最後だと決意して紬に呼んでもらった自分の名前。耳に焼き付けたはずのその声が、思い出せないという。あらためて1話のラストで自分が言った言葉の意味を伝え、やっぱりつらかったと吐露する。

「やっぱりつらかった。一緒にいたいだけって言ってくれて、顔を見て一生懸命手話で話しかけてくれてうれしかった」
「でも一緒にいるほど、話すほど、好きになるほどつらくなっていく」
「青羽があのころのままだってわかるほど、自分が変わったことを思い知る」
「声が聞きたい。もう聞けないなら、また好きになんてならなきゃよかった」

1話ラストの後、5話で想が「再会できてよかった」という心境になったのがうれしかったが、そんな簡単な問題ではなかったのだと思い知らされた。

想の言葉を聞き「手話で話せるよ」と伝えてもおさまらない彼の苦しさに、静かに涙を流す紬がつらい。

■湊斗の笑顔がかわいい

想と紬の関係がつらい一方で、湊斗のいい顔を久々にたくさん見られた回でもあった。奈々に、好きなのに紬と別れたことについてバカと言われたが、想と仲がいいんですねと言われたと途端、嬉しそうに「はい!」と笑顔になる様子がかわいい。

見かけた想にLINEで「想!」と送ると想も振り向き、2人でじゃれ合いながら湊斗の家に向かう姿は、3話のラストで湊斗がもう叶わないと思って泣いた高校時代の光景と一緒だった。「湊斗よかったね」という気持ちで泣きそうになった。

■それぞれ前に進む光・萌・奈々

別れた後の姉・兄の苦しみを知っているからこそ、2人が再会した直後は難色を示していた紬の弟・光(板垣李光人)と想の妹・萌(桜田ひより)。だがそれぞれの変化を見て、ツンデレ全開でも想に甘える光と、紬にお礼を言いにきた萌。

湊斗に「湊斗くんがいいって言ったくせに」 と言われて「姉ちゃんが幸せなら誰でもいいの!」と言う光の言葉に、姉への想いを感じた。「俺が湊斗くんと結婚したいよ」という言葉に「わかる」と思った人も多いだろう。

奈々は再会した正輝に手紙を渡し、昔のことを謝り当時の気持ちを告げる。居酒屋で居合わせた湊斗に(わからないように手話で)「お前が紬ちゃんのこと引き留めてたら、こうはならなかったのに」「なんで好きなのに自分から振るの?バカなの?」と強めな言葉を浴びせる。

それでも、湊斗が紬に手話教室を教えたおかげで正輝と再会できたことにお礼を言う。奈々はもう前を向いているんだな、と感じたシーンでもあった。

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