「silent」1話〜最終話まで名言&名場面を総復習!


9話:誰がどうやって力になってくれるの?

久しぶりに里帰りした想。2話でも出てきた、学生時代に紬と会うのが最後だと知っていて、公園で背を向けた後に泣くシーン。その続きをはじめ、想や佐倉家の苦悩をあらためて振り返る回だった。

■佐倉家の苦悩

交友関係を断ち、聞こえなくなっていく自分を受け入れられず、CDを割ってしまう想。そんな想を間近で見ていた母・律子。大事な人には伝えたほうが、と言おうとした律子だが「誰がどうやって力になってくれるの?」と言われてハッとする。

心配な想を最優先にし、結果的に娘たちをないがしろにしてしまう。妊娠した想の姉・華(石川恋)は、生まれてくる子供のための買い物の約束より想の家に行くことを優先する律子に、自分の子供も耳が聞こえなくなる可能性があるんだよねと言ってしまう。何とか場をおさめようとする萌。誰も悪くないのに、想の病気をきっかけに、それぞれが傷ついていてしまった。

久しぶりに帰ってきた想が、たまたま同じタイミングで帰っていた湊斗と楽しそうに話すのを目撃し、うれしくなる律子。想は、萌が湊斗に耳のことを言ってくれたおかげでまた話せるようになってよかった、なんで隠そうとしてたんだろう、と伝えるのを聞いて驚いた。

「親だからってなんでも話さなきゃだめ、じゃないし。親だから話したくないことだってあるだろうし」

そう言った律子は、もう大丈夫そうだ。萌が守ったCDを、あらためて眺める想。3人きょうだいで騒がしく楽しむ。2階から聞こえてくる声を聞き、うれしそうにする両親。

■東京に戻り、CDを買う想

東京に戻った想は、紬の職場のタワレコへ。買っていなかったスピッツのCDを買うという。紬は持っているので貸そうかと言ったが、「自分で持ってたい」と言う想に納得する紬。好きなCDは自分で持っていたい気持ち、わかる。

地元で湊斗に返してもらった、高校時代に紬が想に借りたCDに挟んだ手紙。紬はそのまま湊斗に貸したため、湊斗が捨てたと言っていたが実は捨てずに持っていた。

手紙を返す代わりに好きなCDを貸して、と伝える想のお願いに、彼の中でも整理がついて、前に進めたのかなとうれしい気持ちになった。

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