「silent」1話〜最終話まで名言&名場面を総復習!


8話:一緒にいたくているだけなのに



ついに奈々と正輝の過去が明かされる。想は紬が自分といることで、我慢することも多いのではと申し訳なく思い「ごめんね」と言うことが増えた。紬の母・和泉(森口瑤子)が登場。

■奈々と正輝の過去

就職がうまくいかず、下心ありで耳が聞こえない学生のパソコンテイク(音声情報をPCで文字に変換すること)のボランティアをしていた正輝。

はじめは「相手は耳が聞こえないから、コミュニケーションを取る必要もなくて楽」くらいに思っていたが、毎回「ありがとうございました」とノートに書いて見せてくる奈々と出会い、次第に惹かれていった。

ありがとうと書いておいて毎回見せればいいのに、と伝えると「ありがとうって使いまわしていいの?」と聞き返してきた奈々を好きになった正輝。「顔を見て話したいと思った。彼女の言うありがとうをそのまま受け取れる人になりたかった」と、真摯な思いを持つようになった。

声が聞こえない奈々が、正輝に名前を呼ばれて振り返ったシーン。実際のところは偶然だったのかもしれないが、振り返って「私の名前呼んだの?」「声が聞こえた」と言う奈々が本当にかわいかった。

でも、正輝が手話サークルを立ち上げて手話を仕事にしようとしていたことに、奈々は傷つき言い合いになってしまう。

「言葉は通じるようになったのに、顔を見て話せるようになったのに、押し付けた善意で終わった」

正輝が時折見せる闇落ち感(?)の正体は、切ない思い出だった。

■「一緒にいたくているだけなのにね」

帰省し、和泉と再会した紬。紬の父親は、紬がまだ小さく光がお腹の中にいるときに亡くなったらしい。ある日「もうお見舞いに来なくていいよ」と言った夫を思い出し「病気を治せるわけじゃないし、お父さんのために行ってるわけじゃないのにね」「いたくているだけなのにね」と、想のことで悩む紬と意気投合。

和泉は早くに夫を亡くして苦労しただろうし、子供たちが巣立って1人で暮らしていても、明るく趣味も見つけて楽しそうだ。和泉に育てられたから、紬がまっすぐに育ったんだなぁと納得した。

■プリンの手話

第8話に何度も出てきたプリンの手話。お皿の上で揺れるプリンを表したような様子に、思わず覚えてしまった。

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