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2023年05月07日

<unknown>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<unknown>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

第2話ストーリー&レビュー

第2話のストーリー

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 降りしきる雨、走ってくる男性。その姿は必死に誰かを探しているようで…。
 地面に倒れて動かないウエディングドレス姿の女性。血まみれの手には結婚指輪が光っている。その女性は、闇原こころである―。

 「あのね、私吸血鬼なんだ―。それでも、好きでいてくれる?」
 誰にも言えない自らの秘密を、恋人の朝田虎松(田中圭)に告白した闇原こころ(高畑充希)。すべてを理解し、受け入れて、深いキスを交わした2人は、ついに結婚への階段を駆け上がる―!

 …と思いきや、なんと虎松が「実は吸血鬼」というこころ決死の告白を、冗談だと思っていたことが発覚。「何の喩え?」「そういうキャラで行きたいってこと?」など軽く笑い飛ばされ、全然伝わってねえ!とこころは絶望。「婚約解消だよ!」と泣き叫び、こころはその場を後にする。

 翌朝、同僚の週刊誌カメラマン・加賀美圭介(町田啓太)に「結婚って難しい」と愚痴をこぼすこころ。一方、気まずい雰囲気のまま帰路についた虎松は、交番勤務中にネットの百科事典サイトで「吸血鬼」を検索し、頭を抱えていた。思い返せば日傘をいつも差していたし、ニンニクも嫌がっていたし、怪力だったような…いや、んなバカな!
 そんな混乱冷めやらぬ虎松のもとに、なんと突然、こころの母・闇原伊織(麻生久美子)から電話が。虎松は伊織に命じられるがままに、初めてこころの実家・闇原家を訪れることに…。

 たどり着いた闇原家。お城のような外観に、焚かれた松明。恐る恐る足を踏み入れると、そこには床に広がる血、ぶら下がる蜘蛛、鎮座する棺桶。あまりの恐怖に絶叫する虎松だが、更には棺桶から突然、クラシカルな吸血鬼スタイルのこころの父・闇原海造(吉田鋼太郎)が出現し…!?

 そんな中、平和なはずの春陽町で不可解な殺人事件が発生。 公園で首筋から血を抜かれた女性の遺体が発見されたのだ。現場に駆けつけた虎松に、先輩警察官・世々塚幸雄(小手伸也)は「5年前の未解決連続殺人事件と手口が似ている」と告げる。遺体を見つめるうち、虎松は徐々に息が荒くなってゆき―。

「夫婦になるとは、違いを受け入れること―?」
そういえば彼女に会うのはいつだって夜で、
そういえば十字架のネックレスあげた時は、即投げ捨てられて、
そういえばニンニク料理を作ったときも、即投げ捨てられて、
君は吸血鬼で、僕は警察官で、今追っているのは“血を抜かれた連続殺人事件”で。
ねえこころ、あまりにも違う君と僕は、“夫婦”になることなんて、できるのだろうか?

 知らない事(unknown)に溢れたこの世界で、果たして虎松とこころは分かり合えるのか―?

第2話のレビュー

前回ラストで、雨の夜地面に横たわっている、血に濡れた女性はこころ(高畑充希)だと判明。
これは先に起こる出来事なのだろうか。

シリアスに始まったが、何度も声を出して笑ったし、あたたかい気持ちになれる回だった。

婚約解消!? 虎松、こころの実家へ

映像も前回起こった殺人事件も気になるところだが、謎を残しつつ物語は本編へ。
虎松(田中圭)のプロポーズをこころが受け、結婚に向けて動き出す2人。
だが虎松は、こころが勇気を出して伝えた告白「私、吸血鬼なの」を冗談だと思っていたことが判明。
ショックを受け「婚約解消だよ!」と泣き叫ぶ。

「吸血鬼」を検索してちょっと怖いなと思ってしまう虎松に、こころの母・伊織(麻生久美子)から電話が。
突如こころの実家に行くことになる。洋館の中が暗く、床には血だまりが。びっくりして転んだのは棺桶の上。そして棺桶からでてきたのは……こころの父・闇原海造(吉田鋼太郎)。視聴者にとっては予想通りだが、虎松は驚いて叫ぶ。海造も「出ていけ~!」と叫ぶ。

「ポツンと一軒家の出演依頼なら断ったはずだ。なんだポツンて、うちはドーンと一軒家だ」棺桶をフリマアプリに出した話をした伊織に「そいつにこう言ってやれ、ノークレームノーリターンだとな」など、もう勢いが止まらない。

逃げ出した虎松は伊織に連れられ、彼女の職場へ。どうやら吸血鬼だという話は本当らしいことと、こころが今まで秘密を言えないがために自ら彼氏と別れ、傷ついていたことを知る。

”コロ介”こと加賀美(町田啓太)が最高なんだが??

こころを優しく見守る相棒、カメラマンの加賀美(町田啓太)がめちゃくちゃよかった。
「プロポーズされた?」「泣いた?」とこころのことなら何でもすぐ気づくし、気さくだし声がとんでもなく優しい。電話の声で「泣いた? 泣いたあと甘えた声になるから」ってわかるの何……?

女友達のような親密な距離感で、チューペットを半分くれる。こころが言っていたが、虎松は話を聞いていないけど加賀美は聞いてくれる。おまけに顔がびっくりするほどいい。どうしてこの2人付き合ってないんだろう? とちょっと思うくらい信頼関係がある。でもここまで親しくなれる男友達もうらやましい。

加賀美はこころのこと好きなのではと思うけれど、あくまで”何でも分かってくれる気のいい相棒、男友達”の座を死守しているように見える(そしてこころは全く気付いていない)。まだまだ秘めているものがありそうで、気になる。ちなみに次回予告でこころをバックハグしていた。

「おっさんずラブ」再来!? 田中圭と吉田鋼太郎のアドリブ合戦

伊織と話したことで自分の態度を反省し、こころに謝った虎松は、再度実家へ。

「帰らないなら、私が去る!」と最初は激しかった海造だが、虎松はお父さんと話がしたいと彼の部屋へ。
DIYをしたいがうまく組み立てられない海造を手伝う。話をするうちに打ち解けてゆく。

指を切ってしまった虎松を心配するが、指から血が流れるのを見てゴクリ……となってしまうのが吸血鬼あるあるすぎて笑った。

2人のやり取り、ノリツッコミというのかアドリブ合戦というのが面白すぎて、「おっさんずラブ」を思い出した人も多かったのではないだろうか。田中圭、たまに素で笑っちゃってるし。

「いわゆる不老不死っていうのは?」
「fantasy」
「鏡に自分の姿が映らないっていうのは」
「fantasy」
「血を飲まないと死ぬっていうのは」
「reality」
「空を自由に飛べ…」
「romantic!!」

「完成ですね」「イェーイ!」
「私はね? (飲み物が)血ユウハイだけどね」
などなど、今後も絡みが楽しみだ。そのうちはるたんって言いだしかねない空気だ。

田中圭の魅力が生きる”虎松”

前回は口は悪いが優しい一面を見せた虎松、今回は恋人やその家族にまっすぐ向き合う魅力を見せてくれた。

「はじめは怖いなと思いました」
「吸血鬼とか人間とか、そんなのは関係なくて、俺はみなさんと家族になりたいです。こころさんと、結婚させてください」

めっちゃいい挨拶~!

しかしこれに対する海造の答えが
「いやだ いーやーだー」
「ヤダヤダヤダヤダ〜」
で笑った。「おっさんずラブ」で観たような。

”こことら”も相変わらず最高
ラストの青空の下でのキスシーン、最高だった。

「あたしと結婚したらさ、天気のいい日に海も行けないよ?」
「じゃあ屋内プール行こう」
「ハワイに新婚旅行も行けないよ」
「じゃあヨーロッパにオーロラ見に行こう」
「夜しかデートできないよ」
「共働きだしそんなもんだろ」
「にんにくマシマシのラーメン食べられないよ」
「キスしない日に食べるわ」

全部ポジティブに変えてくれる虎松、好き~!
こんなに素敵だし、周りの人たちもあたたかいのに、悲劇的な展開になってしまうのだろうか。嫌だなぁ。

虎松の回想がまた出てくる。お父さんと2人で過ごした記憶。父子家庭だったようだ。
殺人現場でもフラッシュバックしていて、また過去が気になる。事件らしきシーン、もしかして加害者なのでは? という気もしてきた。でも今警察官だしなぁ……。

更新されるラスト

雨に濡れた地面に横たわるこころの先には、横たわる男性らしき手が。これは虎松なのか……?
虎松の言えない秘密とは何なのだろう。次回の展開も楽しみだ。
ちなみに世々塚(小手伸也)のアドリブ、「どこに行こうというのかね」がラピュタのムスカだった。

※この記事は「unknown」の各話を1つにまとめたものです。

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