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2023年05月07日

<unknown>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<unknown>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

第5話ストーリー&レビュー

第5話のストーリー

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「……ダメだった?」
 雨が降り注ぐバス停で、朝田虎松(田中圭)が目撃したのは、突然現れた加賀美圭介(町田啓太)が妻・闇原こころ(高畑充希)にキスをする姿だった―。
 衝撃の場面を目撃した虎松は、激しく動揺しながらも加賀美に詰め寄る。しかし加賀美はまったく悪びれる様子がないどころか、なぜか虎松に好意的。要領を得ない加賀美の反応に、思わず拍子抜けするも納得のいかない虎松。そんな中、いまだ未解決の“遺体から血が抜かれる連続殺人事件“の捜査本部から呼び出しの電話が掛かってくる。

 4人目の被害者の殺害現場の近くで見つかった吸血鬼と「413」という数字の落書きは、犯行日以前に描かれたもので、なんと“殺害予告”だと判明。更に、この落書きをした人物を「わっしょいクリーニング」の五十嵐まつり(ファーストサマーウイカ)の18歳のひとり息子・五十嵐大五郎(曽田陵介)だと特定される――。驚きを隠せない虎松と漣(井上祐貴)を横目に、捜査本部では大五郎を事情聴取することになる。

 時を同じくして、新たな殺害予告―“吸血鬼の落書きと「514」という数字”の落書きが見つかる。つまり“第5の殺人”まであと3日――。
 被疑者である大五郎にアリバイはなく、そしてなぜか本人は頑なに黙秘を貫いて―。

 一方、加賀美にキスされた理由がわからずモヤモヤするこころ。職場で顔を合わせても相変わらず飄々としている加賀美に、2人きりになった車の中で、真意を探ろうとする。しかし、加賀美は不安げな表情を浮かべ「嫌いになった…?」と呟いて…。そんな2人の姿を、車の外から目撃した虎松は、思わず嫉妬心が燃え上がり―。

 世間が18歳の少年のセンセーショナルな犯罪に盛り上がり、あらぬ憶測や誹謗中傷が飛び交う中、無情にも“殺害予告”の当日がやってくる。

ついに訪れる“第5の殺人”。
物語は予想もつかぬ悲劇へ。
連続殺人鬼の犠牲になるのは、果たして誰―?

第5話のレビュー

虎松(田中圭)の見ているところで、こころ(高畑充希)にキスをした加賀美(町田啓太)は、「ダメだった?」とキョトンとする。ダメかダメじゃないかで言ったらダメだろう、観ているこちら的には眼福だったのでダメじゃないけど。

まつりの息子、大五郎に疑いがかかる

”吸血鬼殺人事件”の現場に残されていた落書きが殺人予告だと判明し、五十嵐まつり(ファーストサマーウイカ)の息子・大五郎(曽田陵介)だと特定され、事情聴取を受けることに。虎松と世々塚(小手伸也)、漣(井上祐貴)はまつりの働くクリーニング店へ。まつりは取り乱し、ネットには根も葉もない噂が書かれる。

虎松と漣がさらに聞き込みを続けると、聞けば聞くほど大五郎はいい奴だった。だがアリバイはなく、黙秘を続けている。頑なに何も話さないのはなぜだろうか。犯人のことを、何か知っているのだろうか。ちなみに漣はまつりに一目ぼれしていた模様。

悪びれない加賀美の真意は?

こころにキスをしたところを虎松に見られたが、全く悪びれない加賀美。虎松に笑いかけ、けん制されても笑顔でじゃれ返す。よくわからないけどいちいち反応がかわいい。あと顔がいい。気になったのは、いつかと違い、こころと虎松の姿が見えなくなっても笑顔を崩さなかったこと。作り笑いではなかったということなのか? こころに何らかの親愛の念があるのは本当だろうし、以前虎松と直接話したことで何らかの疑念が晴れたということなのか。でも何でキス……? 引き続き動向が気になる。

海造(吉田鋼太郎)の口から出た、いにしえのSNS

これまで吸血鬼っぽいところがわからなかった漣だったが、聞き込み捜査中に倒れる。こころに比べると軽そうではあるものの、やはり日中長時間の外出は厳しかったのだろうか。時を同じくして、伊織(麻生久美子)もぐったりしていた。お偉いさんの前で断れず、にんにくの丸焼きを食べたというのだ。伊織ならかわいく食べられないと言って切り抜けたりできそうな気もするけど、意外と気を遣うのだなぁ。でも命に関わりそうで心配だ。

少し気になったのは海造はずっと伊織の名を呼んでいるが、漣に対しては名前を呼ばず、そこまで必死ではないこと。もちろん伊織ラブな海造なのでわかるのだが、子供なのでもう少し心配してもいいような。仮にこれがこころだったら、もっと騒ぎそうだからだ。男女の差なのだろうか。

そしてSNSの恐ろしさについて語る海造。彼の口から出たのはなんと「mixi」ミクシィ~!! 懐かし~!!! 「吸血鬼大好き」というコミュニティも、足あとをたくさんつけられたことも恐ろしいと言っているが、こころと虎松に「それは人気ってことだよ」と言われてなんだか嬉しそう。mixiのコミュニティ、プロフィールページにアイコンが並ぶのがうれしかったなぁ……とちょっとうれしくなってしまった元ヘビーユーザーだった。

大五郎の疑いは晴れたが、第5の犠牲者が……

大五郎が口を割らなかったのは、母の日に向けてこっそりまつりの絵を描いていたからだった。
つづりは間違っているが、ありがとうとごめんねと入った素敵な絵だった。
海造が提供したレントゲン写真により大五郎は無事釈放となり、虎松はまつりにそのことを電話。みんなで居酒屋「どんぞこ」で落ち合おうと約束する。

虎松と漣と一緒に、絵を取りに行って花束を買う大五郎。このあたりでBGMが少なくなる。
ああもう何かこれ、絶対何か起こるフラグじゃん。
そう、前回ラストで主要人物の中から連続殺人の犠牲者が出ることが予告されていた。
大五郎は一人じゃないから大丈夫そうだし、「どんぞこ」にもいつものメンツがほぼ揃っている。

一方クリーニング店で、大五郎の描いた絵を見ながら安堵の表情を浮かべるまつり。
ああもうこれ、そういうことじゃん……お願いだからやめてほしい。
まつりの背後で引き戸の音がし、振り返ったまつりの笑顔が消える。

そしてーー「どんぞこ」に現れないまつりを心配し、大五郎とこころが様子を見に行くことに。
花を持って店頭にいないまつりを探す大五郎。ああ……。
店の奥で倒れているまつり。血だまりができ、首には一連の事件と同じ傷が。
明らかにもう生きていない。
血だまりの上に落ちる、大五郎の花。
大五郎、かわいそうすぎる……。

今週の考察タイム

まつりが犠牲となってしまった。

まつりの表情

振り返ったまつりは、笑顔から真顔になっていた。

考えられるのは、面識のない人物・面識はあるが望ましくない人物・面識の有無はわからないが、すでに相手が凶器を持っているのがわかった、などだろうか。でもまつりは客商売、面識がないというだけではあんな顔にならないかもしれない。少なくとも、あのとき居酒屋にいた人たちは犯人ではないということか。

虎松の父、やっぱり生きていた

虎松はある人物と目が合って愕然とする。何とそれは、死んだと思っていた虎松の父で一家惨殺事件を起こした彪牙(井浦新)だった。虎松に会いに来たのだろうか。でも明らかにあやしい彪牙が犯人というのは意外性がなさすぎて、ない気もする……。

暁凛(MEGUMI)の嘘(?)と表情

ついに名前が明らかになったこころのジム友、暁凛。「人の人生に足を突っ込む仕事」をしていると言ったが、こころに聞き返されて占い師と言ったのが何かをごまかしているよう見えた。そしてこころが週刊誌の記者で犯人を捕まえたいと言い去った後、複雑な表情をしていた。何か知っているのか、もしくはこころにわざと近づいてきたのか(探偵とか……?)。

モノクロシーン、世々塚の真顔

恒例のモノクロシーン、漣と加賀美のほかに世々塚も登場。だが彼は他の2人とは違い、動揺していなさそうだった。どういうことだろうか……?

こことら仲直りのキス、誰かが見ていた?

こころと加賀美のキスを見ていた虎松は怒っていたが、こころと仲直り。家でキスする2人に、外からの目線が。誰かが見ていたのか……? 何階だっけ。



※この記事は「unknown」の各話を1つにまとめたものです。

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