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NHK大河ドラマ「青天を衝け」徹底解説!【※ネタバレあり・第8話まで進行中!】


第6話のあらすじ&解説

第6話のあらすじ

長七郎(満島真之介)や喜作(高良健吾)と共に剣術の稽古に励む栄一(吉沢 亮)は「百姓にだって何かできるはずだ」と意気込む。

そんなとき、千代(橋本 愛)から突然思いを告げられ、胸がぐるぐるしてしまう栄一。さらに、道場破りの真田範之助(板橋駿谷)が栄一らの道場に現れて……。

一方、東湖(渡辺いっけい)を失った斉昭(竹中直人)はさらに過激な言動が増え、慶喜(草彅 剛)らに引退を勧められるが、「慶喜が将軍になるなら引退する」と突っぱねる。

ほかにも慶喜は、正室に迎えた美賀君(川栄李奈)の気性に頭を悩ませていた。

第6話の解説

ほぼ同じ内容を動画でも展開しております。図解を用いているので合わせてお楽しみください。



■歴史的背景
第7話では1855年の安政江戸地震後の幕府が描かれました。江戸を中心に大きな被害となった大地震で、アメリカをはじめとした外国との付き合い方の議論にも影響を与えることに。

前年に日米和親条約を締結した幕府でしたが、これはあくまでも下田港と箱館港を開いただけ。まだアメリカとの通商は始まっていませんでした。

被災した日本の復興を後押しするかもしれないアメリカとの通商。そんな期待もあり、通商の検討が幕府内で本格的に始まっていました。

しかし、徳川斉昭は頑なにそれへ反対。尊王=天皇を敬うことを第一と考え、一歩も譲りません。

幕府において調整を取り仕切っていた阿部正弘は、この第6話の最後に急死。今後の動乱を予想させる幕府の内幕が描かれた回でした。

■その頃(その後)慶喜は?
今回の徳川慶喜は正室(本妻)の美賀君が嫁いできた回。しかし、そこにザ・新婚感は(当時の感覚からしても)全く無く慶喜はそっけない態度を取ります。その不満が積もりに積もった美賀君は精神が不安定になり、刃物を持って暴れる始末。

後に「妻一人持て余している」という慶喜の台詞から悪気が合ってそっけなくしたわけではないと捉えられましたが、なかなか強烈なインパクトを残す回でした。

終盤では、馬を走らせた先でたまたま渋沢栄一と遭遇。何が起きたわけではありませんでしたが、突然の二人の出会いにドラマが動き出す期待感を持たせていました。

■今回は栄一の恋が最大の見所
主人公の渋沢栄一の物語は千代の思わぬ「栄一を慕っている」という台詞から恋模様が描かれることに。両思いでありつつも、お互い恋の仕方などわからず、逆に距離が生まれてしまう二人。

栄一に至っては、「胸がぐるぐるする」と周りから酒にでも酔ったかと心配される始末。別のシーンではたまたま千代の手が触れたと思えば、「触るな」と言ってしまう栄一が、まるで小学生の男の子が好きな子にそっけない態度を取るそれそのもので微笑ましくもありました。

6話の最後では、喜作が千代を嫁に迎えたいと言い出し、三角関係が顕在化。第7話以降の恋の動乱を予期させる終わり方をしました。

■「尊皇攘夷」を知る栄一
第6話においては、道場破りに来た真田範之助が「尊皇攘夷」という言葉を栄一や惇忠らに伝えることに。

天皇を敬い、外国人を排斥し、日本は日本独自の未来を築いていくというこの尊皇攘夷思想。

今後栄一たちは、この尊皇攘夷の活動へ傾いていくため、栄一たちが血洗島から出て次の物語へ進む第一歩を示した格好となりました。

既に商才が垣間見える栄一ではありますが、尊皇攘夷の活動においては危ない橋を渡ることに。ここで一歩間違っていれば投獄や死すら待ち受けていたはず。

そうならず後に近代日本の礎を築いた父と謳われる渋沢栄一が何とか生き延びたのは今の日本、そして世界においては良い運命だったのかもしれません。


■二人の対比について
今回の渋沢栄一と徳川慶喜の対比は、わかりやすく「恋」について。恋に揺れ動く栄一と、正室を迎えても何も変わらない慶喜。どっちが良いのか悪いのか判断しにくいとことですがわかりやすい対比となっていました。

初めて二人が出会った際の、動揺する栄一と動じない慶喜も印象的な対比となっていました。


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