「にじいろカルテ」全9話のあらすじ&感想|高畑充希、井浦新、北村匠海の最強トリオが演じきった最強のドラマだった(涙)
第3話あらすじ&感想
第3話あらすじ
「私は誰なんでしょうか――?」
ある日突然、虹ノ村診療所に、いつもと様子が違う雪乃(安達祐実)が駆け込んでくる。真空(高畑充希)のことも、自分自身のことも、“なにもわからない”という雪乃に、衝撃を受ける真空。
朔(井浦新)から、雪乃は3年前から“認知症”を抱え、何度もこんな日々を繰り返しながら生きていると告げられ、動揺を隠しきれない真空。雪乃を探して診療所に駆け込んできた、夫の晴信(眞島秀和)のことも、雪乃は誰だかわからない。
“治らない病”に対してどう向き合えばよいのか、立ち尽くす真空だが、なぜか朔と太陽(北村匠海)は落ち着いた様子で…?
そんな中、ハイテンションで登場したのは雪乃の幼馴染である嵐(水野美紀)と氷月(西田尚美)。2人は、そのまま真空と雪乃を連れて“ある場所”へと誘ってゆき…?
憧れていた人生がある。だけど、どうしようもない現実も、誰にでもある。
大人だから、医者だから、諦めようとがんばっても、つらいものはつらい。
それでも生きていく。
次々に明かされる、嵐や氷月の過去。
真空自身も、自らが隠していた“現実”と向き合うことに――。
一方、無言のまま、雪乃たちを見送った晴信は、朔や太陽、そして霧ケ谷(光石研)と共に“想い出のカツサンド”を作り始め…。
果たして、すべてを忘れてしまった雪乃の運命は…?
たとえ君が忘れても、僕が全部覚えてるから――。
第3話感想
ほっこり癒され村(勝手に命名)こと、虹ノ村で病気と向き合いながらも村で唯一の内科医として勤務する真空(高畑充希)。そんなある日、「私は誰なんでしょうか?」と、にじいろ商店の雪乃(安達祐実)が診療所に訪れた。聞けば雪乃は3年前から認知症を患っているという。
第3話は、雪乃にスポットをあてつつも、村の女性たちが抱える悩みに真空が直面。真空と同様、視聴者にとっても涙の止まらないシーンの連続であった。
また、虹ノ村診療所の外科医、浅黄(井浦新)と、看護師の太陽(北村匠海)と真空のやり取りにもほっこりさせられる。不器用ながらに真空を気遣う男性陣。
今回は3人のやり取りのなかで井浦が「アンナチュラル」(TBS系)を彷彿とさせる「クソッ」というセリフを発したかと思うと、北村は「ドクターX ~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)を真似てか「私、失敗しないので」というあの名言を吐き、視聴者を喜ばせた。
さて、話を戻そう……。
もはや「言わずとしれたこと」ではあるが、今作の安達祐実の演技が素晴らしい。
どうしてこんなにも役になり切り、視聴者を引き付けることができるのか—。
そして、可愛いのにキレイってどういうこと?
子役から活躍している女優さんはイメージから脱するのに苦労をするとはよく聞くものの、今やその問題はとっくにクリア。視聴者は“大人の”安達祐実にすっかり魅了されているようだ。
実際に視聴者の声を少しひろってみると
「今さらだけど、安達祐実って凄い女優だなぁって思う」
「どんな役を演じても引き込まれてしまう。安達祐実っていったい何者?」
「完全に『家なき子』のイメージを脱している。さすがとしか言いようがない演技」
などと絶賛であった。
そして、今作の主役である高畑充希の演技にも心を奪われる。
雪乃が幼なじみの嵐(水野美紀)と氷月(西田尚美)と真空の4人それぞれの悩みを涙ながらに打ち明けるシーンでは、真空も自分が抱える悩みを3人に告白。高畑のあまりにもリアルな演技に涙を流した人も多いだろう。
3話の目玉ともいえる4人の女優の熱演から改めて脚本家、岡田惠和は人間の描き方が上手いなとしみじみ感じた。
切ないけれど一生懸命生きる虹ノ村の人たち。
「みんな、幸せになって!」と叫びたい気分のまま、来週の第4話を待つとしよう。
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